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開運日とは|2026年・2027年の天赦日・一粒万倍日・最強開運日カレンダーを国立天文台の節気から計算し、寺社の行事も確かめた

開運日とは|2026年・2027年の天赦日・一粒万倍日・最強開運日カレンダーを国立天文台の節気から計算し、寺社の行事も確かめた

先に結論だけ

開運日は辞書の見出し語ではなく、暦に書かれた吉日(暦注)をまとめた呼び名です。上位の記事が数えるのは、天赦日(てんしゃにち)・一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)・寅の日・巳の日・己巳(つちのとみ)の日・甲子(きのえね)の日・大安です。

「最強開運日」は、当サイトが開いた上位8本のうち4本が天赦日と一粒万倍日の重なる日と定義していて、2026年の残りは12月16日(水)、2027年は7月14日(水)・9月26日(日)・12月11日(土)です。2026年の残りの天赦日も12月16日だけです。

日付は、国立天文台が発表した節気の日と日の干支から当サイトが計算し、上位の暦サイトや寺社の公式の日付と照合しました。大安と不成就日は旧暦で決まるため計算していません。日の吉凶の考え方は初詣に行ってはいけない日の記事でも確かめています。

当サイト(カンナビ)は2026年10月12日、「開運日」「最強開運日」の検索上位から編集記事8本を開き、天赦日と一粒万倍日の決め方を書いた記事が2本と0本しかなく、10〜12月の日付がほかの記事と全部合わない記事もあることを確かめました。そこで同じ日に、国立国会図書館の電子展示「日本の暦」、国立天文台の暦要項と暦Wiki、コトバンクに載る辞書、寺社と神社庁の公式サイトを読み、日付は自分で計算しました。

この記事でわかること

  • 開運日とは何か: どの日を数えるのか、それぞれの意味と決め方を辞書と国立国会図書館の説明で確かめました。
  • カレンダー: 2026年10〜12月と2027年の天赦日・一粒万倍日・寅の日・巳の日・己巳の日・甲子の日を全部載せました。
  • 日付がサイトで違う理由: 節の境・選日法・計算違いの3つに分けました。
  • 神社とのかかわり: 開運日に限定の御朱印やお守りを出す寺社と、開運を掲げる神社を公式で並べました。
目次

開運日とは|暦注の吉日をまとめた呼び名で、辞書の見出し語ではない

開運日(開運の日)は、天赦日や一粒万倍日など、暦で縁起がよいとされる日をまとめて呼ぶ言葉です。

コトバンクに「開運日」の見出し語は無く、「開運」の項にもこの語は出てきませんでした(2026年10月12日確認)。決まった定義が無いので、どの日を開運日に数えるかは記事ごとに違います。

「開運」の意味

「開運」はデジタル大辞泉と精選版日本国語大辞典で「運が開けること。幸運に向かうこと」と説明されています。

辞書に載っているのは「開運」と、天赦日・一粒万倍日など個々の日の名前です(コトバンク「開運」)。「開運日」は、それらの日をまとめる呼び名として、当サイトが開いた上位8本すべてで使われていました。

暦注とは

暦注(れきちゅう)は、暦の日付の下に書かれた、その日の吉凶などの注記のことです。開運日はこの暦注から選ばれています。

国立天文台の暦Wikiは、暦注を「暦に付された、日の吉凶などを示す注釈」と説明し、上段に干支、中段に十二直、下段にその他の吉凶を書いたとしています(国立天文台 暦Wiki「暦注」)。天赦日や一粒万倍日は下段の暦注、大安は六曜(ろくよう)という別の系統です。

上位記事が開運日に数える日

「開運日」「最強開運日」の検索上位から開いた8本は、全部が天赦日・一粒万倍日・己巳の日を開運日に数えていました。

日開運日に数えた記事(8本中)メモ
天赦日8本年に5〜6回
一粒万倍日8本年に60日前後
己巳の日8本60日に1度
寅の日7本12日に1度
巳の日5本12日に1度
甲子の日5本60日に1度
大安3本六曜。7本は六曜に触れている
天恩日・母倉日・大明日など2〜4本ほかの吉日と重なるときに挙げる記事が多い

8本は2026年10月12日にBingとWebSearchで取得した上位から開いたもので、Googleの日本の順位ではありません。

開運日の種類と意味|天赦日・一粒万倍日・寅の日・巳の日・己巳の日・甲子の日・大安

7つの日は、天赦日が最上の吉日、一粒万倍日が始めごとによい日というように、意味も決め方も別々です。

決め方は、日の干支だけで決まるもの、節月と干支で決まるもの、旧暦の日付で決まるものの3つの系統に分かれます。

日辞書・国立国会図書館の説明決め方2026年の日数(当サイトの計算)
天赦日天がすべての罪を許すという最上の吉日(デジタル大辞泉)季節(節気)と日の干支6日
一粒万倍日一粒が万倍となって実るという吉日(精選版日本国語大辞典)節月と日の十二支64日
寅の日十二支の寅にあたる日。婚礼などを忌んだ(精選版日本国語大辞典)日の十二支31日
巳の日十二支の巳に当たる日(精選版日本国語大辞典)日の十二支30日
己巳の日弁財天の縁日(精選版日本国語大辞典「巳の日」)日の干支6日
甲子の日物事のはじまりとして重んじられた(精選版日本国語大辞典)日の干支6日
大安万事によいとされる日(デジタル大辞泉)旧暦の日付(六曜)計算していない
開運日の決め方は3系統(国立国会図書館・辞書の説明から) 日の干支だけ 60日で1巡する干支で決まる 寅の日(12日に1度) 巳の日(12日に1度) 己巳の日(60日に1度) 甲子の日(60日に1度) 節月と日の干支 立春などの節で月を区切る 天赦日 季節ごとに決まった干支 一粒万倍日 節月ごとに2つの十二支 旧暦の日付 新月の日を1日とする暦 大安などの六曜 不成就日(凶日) 当サイトは計算していない
図1:開運日の決め方の3系統。出典は国立国会図書館「日本の暦」と精選版日本国語大辞典(2026年10月12日確認)

天赦日

天赦日は、デジタル大辞泉が「天がすべての罪を許すという最上の吉日」とする日で、四季に1回ずつが基本です。

国立国会図書館の「日本の暦」は「百神が天に会合し、天が万物を許す日であり、万事にわたって吉とする」と書いています(国立国会図書館「日本の暦」暦注下段)。季節の中に同じ干支の日が2回来ることがあるので、年に5〜6回になります。

一粒万倍日

一粒万倍日は、一粒のもみが万倍に実るように、始めたことが大きく育つとされる日で、月に4〜6回あります。

百科事典マイペディアは「種まき,貸付け,仕入れ,投資などを行えば利益が多いとされる日」と説明しています(コトバンク「一粒万倍日」)。2026年は当サイトの計算で64日、2027年は60日です。稲の実りにたとえた吉日なので、稲の神を祀る稲荷神社とは何の神様かの記事とあわせて読むと由来がつかみやすくなります。

寅の日

寅の日は12日に1度めぐる日で、辞書では婚礼を避けた日とされ、金運の日という説明は辞書にはありません。

精選版日本国語大辞典は、寅が「千里行って千里戻る」ことから婚礼などを忌んだと書き、毘沙門天の縁日とも説明しています(コトバンク「寅の日」)。辞書に金運の記述は無く、「出ていったお金が戻る」という説明は上位記事の側の書き方です。

巳の日と己巳の日

巳の日は12日に1度、己巳の日は60日に1度で、どちらも弁財天とのかかわりで開運日に数えられています。

精選版日本国語大辞典は巳の日の項で「弁財天の縁日である己巳(つちのとみ)の日のこと」とも書いています(コトバンク「巳の日」)。弁財天と蛇の関係は弁財天とは何の神様かの記事にまとめています。

甲子の日

甲子の日は干支の1番目にあたる日で、60日に1度、大黒天をまつる日とされてきました。

日本大百科全書は甲子の日を「大黒天の縁日」とし、子の刻(午後11時〜午前1時)まで起きて大黒天を祀る甲子待(きのえねまち)を説明しています(コトバンク「甲子」)。国立国会図書館も「これにあたる日や年は吉とされた」と書いています。

大安(六曜)

大安は六曜の一つで「万事によいとされる日」ですが、旧暦の日付で決まるので、ほかの開運日とは仕組みが違います。

国立国会図書館によると、六曜は旧暦の1月と7月の1日を先勝とし、5月と11月の1日を大安とするように、旧暦の月ごとに始まりを決めて順に当てます。「意味の解釈は様々で、どれが正しいという基準はありません」とも書いています(国立国会図書館「日本の暦」暦注その他)。

天赦日の決め方|季節と日の干支で決まり、年に5〜6回

天赦日は、春は戊寅(つちのえとら)、夏は甲午(きのえうま)、秋は戊申(つちのえさる)、冬は甲子の日です。

季節期間(国立国会図書館)天赦日になる日の干支
春立春から立夏の前日まで戊寅(つちのえとら)
夏立夏から立秋の前日まで甲午(きのえうま)
秋立秋から立冬の前日まで戊申(つちのえさる)
冬立冬から立春の前日まで甲子(きのえね)

季節の区切りは立春・立夏・立秋・立冬

季節の区切りは月の1日ではなく、立春・立夏・立秋・立冬という節気の日で、毎年1日ほど動きます。

デジタル大辞泉と精選版日本国語大辞典は干支だけを書き、区切りには触れていません。区切りを節気と明記しているのは国立国会図書館です。節気の日は国立天文台が前年の2月に暦要項で発表していて、2026年の立夏は5月5日、2027年は5月6日です(国立天文台 暦要項 2026年・2027年)。

2026年と2027年の天赦日

当サイトの計算では、天赦日は2026年・2027年とも6回で、2026年の残りは12月16日だけです。

年日付曜日日の干支季節同じ日に重なる開運日
2026年3月5日木戊寅春一粒万倍日・寅の日
2026年5月4日月戊寅春寅の日
2026年5月20日水甲午夏—
2026年7月19日日甲午夏一粒万倍日
2026年10月1日木戊申秋一粒万倍日
2026年12月16日水甲子冬一粒万倍日・甲子の日
2027年2月28日日戊寅春寅の日
2027年4月29日木戊寅春寅の日
2027年5月15日土甲午夏—
2027年7月14日水甲午夏一粒万倍日
2027年9月26日日戊申秋一粒万倍日
2027年12月11日土甲子冬一粒万倍日・甲子の日

2026年の6日は、福井新聞が2026年5月に載せた一覧と全日一致しました(福井新聞ONLINE)。2026年5月4日は立夏(5月5日)の前日なので春に入り、戊寅の日として天赦日になります。

一粒万倍日の決め方|節月ごとに2つの十二支で、年に60日前後

一粒万倍日は、立春から始まる節月ごとに決まった2つの十二支の日で、国立国会図書館が12か月分の表を載せています。

節月始まる節(2026年/2027年)一粒万倍日になる日の十二支
正月立春(2月4日/2月4日)丑・午
2月啓蟄(3月5日/3月6日)寅・酉
3月清明(4月5日/4月5日)子・卯
4月立夏(5月5日/5月6日)卯・辰
5月芒種(6月6日/6月6日)巳・午
6月小暑(7月7日/7月7日)酉・午
7月立秋(8月7日/8月8日)子・未
8月白露(9月7日/9月8日)卯・申
9月寒露(10月8日/10月8日)酉・午
10月立冬(11月7日/11月8日)酉・戌
11月大雪(12月7日/12月7日)亥・子
12月小寒(1月5日/1月5日)卯・子

十二支は国立国会図書館「日本の暦」、節の日付は国立天文台の暦要項によります。

節月とは

節月は、立春や啓蟄などの節の日から次の節の前日までを1か月とする数え方で、暦の月とは5日前後ずれます。

国立天文台の暦Wikiは「立春=正月節から始まる月を正月、啓蟄=二月節から始まる月を二月のように数えます」と説明し、節月を使う選日法を「節切り」、暦の月を使うものを「月切り」と呼んでいます(国立天文台 暦Wiki「節月」)。当サイトの計算は、節が入る日をその節月の1日目としています。

借金・借り物は凶とされる

一粒万倍日は物事を始めるのによい日とされる一方、借金と借り物は凶とされています。

国立国会図書館は一粒万倍日を「万事を始めるによい日」とし、続けて「借金、借り物は凶」と書いています。借りたものも万倍に増えると考えるためと説明されます。

最強開運日とは|天赦日と一粒万倍日が重なる日。2026年は4日、2027年は3日

最強開運日は、上位8本のうち4本が天赦日と一粒万倍日の重なる日と定義し、2026年は4日、2027年は3日です。

年日付曜日重なる開運日(当サイトの計算)
2026年3月5日木天赦日・一粒万倍日・寅の日
2026年7月19日日天赦日・一粒万倍日
2026年10月1日木天赦日・一粒万倍日
2026年12月16日水天赦日・一粒万倍日・甲子の日
2027年7月14日水天赦日・一粒万倍日
2027年9月26日日天赦日・一粒万倍日
2027年12月11日土天赦日・一粒万倍日・甲子の日

2027年は、天赦日・一粒万倍日・寅の日の3つが重なる日がありません。

定義はサイトで割れる

「最強開運日」は暦注の名前ではなく通称で、上位8本のうち定義を「天赦日と一粒万倍日の重なり」と明記したのは4本でした。

残りは「複数の吉日の重なり」とあいまいに書く記事が2本、六曜や月の満ち欠けまで重ねて決める記事が1本です。数え方の違いで、2026年の最強開運日を「3月5日だけ」とするAll Aboutの記事もあります(All About ニュース)。3月5日は天赦日・一粒万倍日・寅の日に大安が重なった日で、福井新聞などは7月19日・10月1日・12月16日を加えた4日を挙げています。

3つ以上重なる日

2026年の残りでは、12月16日(水)が天赦日・一粒万倍日・甲子の日の3つが重なる日です。

2027年は12月11日(土)が同じ3つの重なりです。どちらも冬の天赦日(甲子の日)なので、甲子の日も自動的に重なります。大安が重なるかどうかは旧暦で決まるため、当サイトでは計算していません。

2026年10月〜12月の開運日カレンダー

2026年10〜12月の開運日は、天赦日2日・一粒万倍日16日・寅の日8日・巳の日7日・甲子の日2日です。

10月12日から年末までに残る天赦日は12月16日、己巳の日は10月22日と12月21日です。

月天赦日一粒万倍日寅の日巳の日(*は己巳の日)甲子の日
10月1(木)1(木)・11(日)・14(水)・23(金)・26(月)7(水)・19(月)・31(土)10(土)・22(木)*17(土)
11月—4(水)・7(土)・8(日)・19(木)・20(金)12(木)・24(火)3(火)・15(日)・27(金)—
12月16(水)1(火)・2(水)・15(火)・16(水)・27(日)・28(月)6(日)・18(金)・30(水)9(水)・21(月)*16(水)

日付と曜日は当サイトの計算です。上位記事5本の10〜12月の一粒万倍日・寅の日・巳の日・己巳の日と全日一致し、天河大辨財天社が公式に載せる己巳の日(10月22日・12月21日)とも一致しました。

10月

10月の残りは、一粒万倍日が14日・23日・26日、寅の日が19日・31日、己巳の日が22日です。

10月17日(土)は甲子の日です。10月1日の天赦日はすでに過ぎています。

11月

11月は天赦日も己巳の日も無く、一粒万倍日が5日、寅の日が2日、巳の日が3日あります。

立冬(11月7日)から一粒万倍日の十二支が酉・戌に変わるので、7日(土)と8日(日)が続けて一粒万倍日になります。

11月7日(土)は酉の市の一の酉でもあり、19日(木)が二の酉です。酉の市は暦の吉日ではなく十二支の酉の日で決まる祭りで、浅草・新宿・府中の時間は2026年の酉の市の記事で公式の値を並べています。

12月

12月は16日(水)が天赦日・一粒万倍日・甲子の日の重なる日で、21日(月)が己巳の日です。

年内最後の寅の日は12月30日(水)で、信貴山朝護孫子寺はこの日の16時30分から納め寅大法要を行うと公式に書いています(信貴山 年中行事)。暦サイトには12月31日を寅の日とするものがありましたが、計算では12月31日は己卯の日です。

2027年の開運日カレンダー

2027年は天赦日が6回、一粒万倍日が60日、寅の日が30日、巳の日が31日、己巳の日と甲子の日が6日ずつです。

月天赦日一粒万倍日寅の日巳の日(*は己巳の日)甲子の日
1月—9(土)・12(火)・21(木)・24(日)11(月)・23(土)2(土)・14(木)・26(火)—
2月28(日)2(火)・8(月)・15(月)・20(土)・27(土)4(木)・16(火)・28(日)7(日)・19(金)*14(日)
3月—4(木)・7(日)・12(金)・19(金)・24(水)・31(水)12(金)・24(水)3(水)・15(月)・27(土)—
4月29(木)6(火)・15(木)・18(日)・27(火)・30(金)5(月)・17(土)・29(木)8(木)・20(火)*15(木)
5月15(土)12(水)・13(木)・24(月)・25(火)11(火)・23(日)2(日)・14(金)・26(水)—
6月—5(土)・7(月)・8(火)・19(土)・20(日)4(金)・16(水)・28(月)7(月)・19(土)*14(月)
7月14(水)1(木)・2(金)・14(水)・17(土)・26(月)・29(木)10(土)・22(木)1(木)・13(火)・25(日)—
8月—7(土)・8(日)・13(金)・20(金)・25(水)3(火)・15(日)・27(金)6(金)・18(水)*・30(月)13(金)
9月26(日)1(水)・6(月)・9(木)・14(火)・21(火)・26(日)8(水)・20(月)11(土)・23(木)—
10月—3(日)・9(土)・18(月)・21(木)・30(土)2(土)・14(木)・26(火)5(火)・17(日)*・29(金)12(火)
11月—2(火)・14(日)・15(月)・26(金)・27(土)7(日)・19(金)10(水)・22(月)—
12月11(土)10(金)・11(土)・22(水)・23(木)1(水)・13(月)・25(土)4(土)・16(木)*・28(火)11(土)

日付と曜日は当サイトの計算です。2027年の暦を載せた暦サイトと照合すると、天赦日・寅の日・巳の日・己巳の日は全日一致し、一粒万倍日は2月2日だけが当サイトの表にあって暦サイトにありませんでした。2月2日は立春(2月4日)の前なので12月節で、十二支の子に当たります。

2027年の天赦日・己巳の日・甲子の日

2027年の天赦日は6回あり、そのうち土日に当たるのは2月28日・5月15日・9月26日・12月11日の4回です。

6回は2月28日・4月29日・5月15日・7月14日・9月26日・12月11日です。己巳の日は2月19日・4月20日・6月19日・8月18日・10月17日・12月16日、甲子の日は2月14日・4月15日・6月14日・8月13日・10月12日・12月11日です。60日ごとなので、どちらも2か月おきに来ます。

月ごとの一粒万倍日・寅の日・巳の日

一粒万倍日は月に4〜6日、寅の日と巳の日は月に2〜3日ずつで、表の月の行を見れば予定に入れられます。

一粒万倍日は節が入る日の前後で十二支が入れ替わるため、7月1日・2日や12月10日・11日のように2日続く月があります。

開運日の日付がサイトで違う理由|節の境・選日法・計算違い

開運日の日付がサイトで食い違うのは、節の日の扱い、一粒万倍日の選日法、単純な計算違いの3つが主な理由です。

天赦日・一粒万倍日の日付が決まる流れ 節の日付 国立天文台 暦要項 節月を決める 立春から正月、啓蟄から2月 日の干支と照らす 60日で1巡 天赦日・一粒万倍日 ずれ1:節の日の扱い 節が入る日をどちらの月に入れるか ずれ2:選日法が2通り 一粒万倍日は両方を併用 ずれ3:干支の数え違い 全部の日付が数日ずれる
図2:日付が決まる流れと、ずれが生まれる3か所(国立天文台・国立国会図書館の説明をもとに当サイト作成)

節の日が年で動く

節の日は毎年同じではないので、前の年の日付を写したり、月の1日で区切ったりすると境の日がずれます。

たとえば啓蟄は2026年が3月5日、2027年が3月6日です。2026年3月5日は啓蟄の当日なので2月節に入り、寅の日が一粒万倍日になりました。啓蟄が入るのはこの日の22時59分なので、節が入る時刻より前を前の月に数える暦では正月節になり、一粒万倍日になりません。

一粒万倍日の選日法は2通り

国立国会図書館は、一粒万倍日には2通りの選日法があり、今は両者を併用していると書いています。

暦によって片方だけを使うと、一粒万倍日の日数が変わります。当サイトの表は国立国会図書館が載せる節切りの表で計算しました。上位記事が書く年の日数も「年に60回ほど」「年64日」と割れていました。

日付が全部合わない暦サイト

上位記事の1本は、2026年10〜12月の一粒万倍日・寅の日・巳の日・己巳の日が、ほかの5本とすべて合いませんでした。

その記事では寅の日が10月6日・18日・30日、己巳の日が11月16日となっていて、当サイトの計算ともほかの4本とも合いません。天河大辨財天社は公式に2026年の己巳の日を10月22日・12月21日と載せているので、己巳の日は寺社の公式でも確かめられます(天河大辨財天社 祭典・神事)。

開運日と凶日が重なる日|不成就日・三隣亡・受死日

開運日が不成就日などの凶日と重なる日は年に何度かあり、その日をどう扱うかは記事ごとに分かれます。

凶日国立国会図書館・辞書の説明決め方
不成就日この日から始めた物事はすべて成就しないという悪い日(デジタル大辞泉)旧暦の日付(月切り)。8日おき
三隣亡大凶の日で、建築関係の仕事を忌む(国立国会図書館)月ごとの十二支(1・4・7・10月は亥など)
受死日(黒日)大凶日で、暦面には黒点をもって示される(国立国会図書館)月ごとの十二支
仏滅六曜の一つ旧暦の日付

仏滅・不成就日・三隣亡の成り立ちと、初詣の日取りとの関係は初詣に行ってはいけない日の記事で詳しく確かめています。

不成就日は旧暦の日付で決まる

不成就日は、国立国会図書館が「選日法は月切り」と書くとおり、旧暦の日付で決まるので当サイトは計算していません。

国立国会図書館によると、旧暦の正月と7月は3日・11日・19日・27日、2月と8月は2日・10日・18日・26日のように、月ごとに8日おきの日が当たります。旧暦の1日は新月の日時で決まるため、暦の計算をしないと日付が出ません。FUN! JAPANの記事は、2026年10〜12月に一粒万倍日と不成就日が重なる日を10月11日・11月4日・11月20日としています(FUN! JAPAN)。

重なったときの扱いは割れる

開運日と不成就日が重なったときの扱いは、上位記事で「効果が半減」「打ち消し合う」「両方の説がある」と割れていました。

どれも暦注の解釈で、国立国会図書館が六曜について書くように、どれが正しいという基準はありません。2026年7月19日は天赦日と一粒万倍日の重なる日でしたが、同じ暦サイトの中で凶日を「不成就日と受死日」と書くページと「三隣亡」と書くページがありました。

開運日は迷信か|明治の改暦で暦から外され、奈良県神社庁は「慣習」と書く

天赦日などの暦注は、明治の改暦で公式の暦から外され、国立天文台は「迷信に過ぎない」として廃止されたと説明しています。

国立天文台の説明

国立天文台の暦Wikiは「明治改暦においては、中下段の暦注は迷信に過ぎないとして、廃止されました」と書いています。

天赦日も一粒万倍日も下段の暦注にあたります。明治6年から昭和20年まで政府が出した暦には、暦注は載せられていませんでした(国立天文台 暦Wiki「本暦」)。国立天文台が六曜だけを取り上げて書いたページは見つかりませんでした。

自治体の人権啓発

自治体の中には、六曜を根拠のない迷信として、行政の印刷物に載せない方針を取るところがあります。

三重県は県民手帳について「六曜の記載は認めていません」と回答し(三重県)、東京都目黒区は人権啓発のページで「六曜は、単に日に吉や凶の意味をもたせた科学的な根拠のない迷信です」と書いています(目黒区)。

神社の側の書き方

神社の側で暦の吉凶に触れた公式の文として見つかったのは、奈良県神社庁の六曜についての回答でした。

奈良県神社庁は、六曜について「あまり拘泥しすぎるのは問題ですが、一つの慣習として考えればよいのではないでしょうか」と答えています(奈良県神社庁 よくある質問)。神社本庁の公式サイトでは、暦注や六曜と参拝について書いたページは見つかりませんでした。吉凶の読み方が神社ごとに違うことは、おみくじの順番の記事でも確かめています。参拝の作法そのものは神社の参拝方法にまとめています。

開運日に神社へ行くなら|行事や限定授与のある寺社と、開運を掲げる神社

開運日に限定の御朱印やお守りを出す寺社はありますが、その日の意味を公式に説明している寺社は少数です。

寺社種別開運日に行うこと(公式の記載)初穂料など
酒列磯前神社(茨城県ひたちなか市)神社2026年7月19日に「大開運日限定行事」。一粒万倍守は一粒万倍日限定授与御朱印1,500円・一粒万倍守1,000円。郵送なし
川越八幡宮(埼玉県川越市)神社一粒万倍日限定の「金運上昇」御朱印700円
水天宮(東京都中央区)神社毎月5日と巳の日に寳生辨財天の扉を開く。巳の日限定御朱印500円
天河大辨財天社(奈良県天川村)神社巳の日と己巳の日を公式に掲示授与所8:00〜16:30
信貴山朝護孫子寺(奈良県平群町)寺縁日は毎月1日・3日・寅の日。2026年12月30日16:30から納め寅大法要大般若祈祷5,000円から
鞍馬寺(京都市左京区)寺新年最初の寅の日に初寅大祭、12月最後の寅の日におさめの寅公式に記載なし

酒列磯前神社は、天赦日を「神々が天に昇り、天が万物の罪を赦す日とされます」と説明しています(酒列磯前神社)。2026年12月16日の天赦日に行事を予定する寺社は、10月12日の時点で公式には見つかりませんでした。

天赦日・一粒万倍日の限定授与

天赦日や一粒万倍日に合わせた限定授与を公式に出しているのは、酒列磯前神社と川越八幡宮などでした。

酒列磯前神社の授与品の一覧には、一粒万倍守に「一粒万倍日限定授与」「郵送対応は行っていません」と書かれています(酒列磯前神社 授与品)。川越八幡宮は授与する一粒万倍日の日付を公式に書いていないので、行く前に電話(049-222-1396)で確かめるのが確実です。愛知県豊川市の砥鹿神社は、2025年3月10日(天赦日・一粒万倍日・寅の日)に開運招福御朱印を500円で出したと東愛知新聞が伝えています(東愛知新聞)。

巳の日・己巳の日と寅の日

巳の日と己巳の日は弁財天を祀る神社、寅の日は毘沙門天を祀るお寺が行事をしていました。

水天宮は「毎月5日と巳の日には扉が開き、ご神像が拝観できる」と書き、己巳の日は「60日に1度」で特に縁起が良い日と言われると説明しています(水天宮 寳生辨財天)。寅の日の毘沙門天は、鞍馬寺が「寅の月、寅の日、寅の刻」に出現したという伝えを公式に載せています(鞍馬寺 年中行事)。

厄除け開運と開運お守り

「開運」や「厄除開運」をご利益や祈祷の名前に掲げる寺社は、開運日とは別に、いつでも祈祷とお守りを受け付けています。

寺社種別公式の書き方お守り・祈祷
寒川神社(神奈川県寒川町)神社八方除は「地相・家相・方位・日柄などに起因するすべての禍事・災難を取り除き」八方除 幸運を呼ぶお守り1,000円・八方除守500円
猿田彦神社(三重県伊勢市)神社「万事最も良い方へ“おみちびき”になる大神」みちひらき御守1,000円
小網神社(東京都中央区)神社「強運厄除けの神」強運厄除の祈祷1件5,000円から(電話予約)
成田山新勝寺(千葉県成田市)寺開運厄除御祓7,000円・12,000円
川崎大師(川崎市)寺願意に「開運満足」「災厄消除」お護摩5,000円から

寒川神社の八方除は「日柄」による災難も含めて祓うと書いているので、日の吉凶が気になる人の祈祷先として名前が挙がります(寒川神社 八方除)。厄年と厄除けの時期は厄年の早見表と厄除けの神社、開運スポットとして名前の挙がる神社はパワースポットの神社一覧にまとめています。

「開運スポット」で検索すると、雑誌の特集やランキングが上位に並び、御金神社(京都)・東京大神宮・住吉大社などの名前が挙がっていました(2026年10月12日のWebSearch)。選んだ基準は記事ごとに違うので、行く前にその寺社の公式でご利益の書き方を確かめると、開運日の行事があるかどうかも一緒にわかります。

開運日にすること|財布・宝くじ・入籍の話はどこから来たか

開運日に財布・宝くじ・入籍を選ぶ話は、公的な根拠が見つからず、報道と自治体の案内で確かめられる範囲を書きます。

財布

財布を開運日に買う話は、百貨店が売り場の企画に取り入れていて、売上の変化を伝える報道もあります。

WWDJAPANは、一粒万倍日と天赦日が重なった2023年3月21日に、阪急うめだ本店の売上がふだんの約3倍になったという百貨店バイヤーの話を伝えています。これは財布だけでなく店全体の売上の話です(WWDJAPAN)。三越伊勢丹のメンズ館は、2026年10月1日の天赦日に向けて財布の特集を組みました(ISETAN MEN’S net)。金運の神社は金運の神社一覧にまとめています。

宝くじ

宝くじの公式サイトには吉日や開運日について書いたページが無く、当せんの確率は買う日で変わりません。

NBS長野放送は2026年3月5日(天赦日・一粒万倍日・寅の日・大安)に、佐久市の売り場に開店前から行列ができたと伝えました(NBS長野放送)。一粒万倍日は「借金、借り物は凶」とされるので、借りたお金で買うのは暦の上でも勧められない日です。

入籍・婚姻届

入籍の日取りについては、役所の窓口が混む日として大安・一粒万倍日・天赦日を挙げる自治体があります。

船橋市は「大安や一粒万倍日、天赦日が重なる日」に本庁舎の窓口が混むと案内し(船橋市)、東京都中央区と旭川市も同じような案内を出しています(中央区・旭川市)。婚姻届の件数を暦注ごとに集計した公的な統計は見つかりませんでした。寅の日は辞書では婚礼を忌んだ日とされている点も、日取りを決めるときの判断材料になります。結婚の前後にお参りする神社は縁結び神社の記事にまとめています。

よくある質問

Q. 今日は開運日ですか?どうやって調べますか?

A. この記事の2026年10〜12月と2027年の表で、今日の日付の行を見てください。天赦日・一粒万倍日・寅の日・巳の日・己巳の日・甲子の日が載っています。表に無い年は、国立天文台の暦要項で節の日を確かめ、その日の干支を暦で見ると、天赦日と一粒万倍日を自分で判定できます。大安は旧暦で決まるので、六曜の載ったカレンダーで確かめてください。

Q. 開運日に神社へお参りすると良いのですか?

A. 神社がその日の意味を自分で説明している例は、酒列磯前神社(天赦日・一粒万倍日・大安)と水天宮(己巳の日)など少数でした。奈良県神社庁は六曜について「一つの慣習として考えればよい」と答えています。開運日を参拝のきっかけにするのは自由で、日を選ばずにお参りしてもかまいません。近くの神社は近くの神社の探し方で探せます。

Q. 開運日と大安はどちらが良い日ですか?

A. 比べる基準はありません。天赦日や一粒万倍日は節月と干支、大安は旧暦の日付で決まり、決め方の系統が違います。国立国会図書館は六曜について「どれが正しいという基準はありません」と書いています。重なる日を選びたいときは、この記事の表で天赦日・一粒万倍日を確かめ、六曜の載った暦で大安を重ねて見てください。

Q. 開運お守りは開運日にしか受けられませんか?

A. 日を限らない授与品もありますが、日を限る授与もあります。酒列磯前神社の一粒万倍守(1,000円)は一粒万倍日だけの授与で郵送もしておらず、同じ神社の金巳みくじ(700円)もふだんは巳の日だけの頒布です。水天宮の巳の日限定御朱印も巳の日だけです。寒川神社の八方除 幸運を呼ぶお守り(1,000円)は5色あり、日を限っていません。御朱印もいただくなら御朱印の基本も参考にしてください。

Q. 厄除け開運の祈祷はいつまでに受けますか?

A. 神社本庁は厄祓いについて「いつまでに行う必要があるといった決まりがあるわけではありません」と書いています。鶴岡八幡宮は1月下旬の土日を含む期間に鶴岡厄除大祭を行い、椿大神社は生まれ年を「2月4日から次年2月3日まで」と立春で区切っています。初詣とあわせて受けるなら初詣のおすすめの神社も見てください。

Q. 2028年以降の天赦日や一粒万倍日もわかりますか?

A. 節の日付がわかれば同じ方法で計算できます。国立天文台は翌年の暦要項を毎年2月に発表していて、2027年分は令和8年2月2日に発表されました。2028年分が出たら、この記事の決め方の表に当てはめると天赦日と一粒万倍日が決まります。寅の日・巳の日・己巳の日・甲子の日は干支だけで決まるので、何年先でも数えられます。

まとめと参考にした一次情報

開運日は暦注の吉日の呼び名で、最強開運日は2026年の残りが12月16日、2027年が3日です。

天赦日は季節と干支、一粒万倍日は節月と十二支、寅の日・巳の日・己巳の日・甲子の日は干支だけ、大安と不成就日は旧暦で決まります。日付がサイトで違うのは、節の境と選日法と計算違いのためでした。暦注は明治の改暦で公式の暦から外されたもので、奈良県神社庁は六曜を「一つの慣習」と書いています。参拝先を決めるなら神社の診断や参拝プランの作成、東京の神社、神社の一覧も使ってください。

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