先に結論だけ
神社本庁は、初詣はまず地域の氏神さまへ、と案内しています。そのうえで行きたい社寺を選ぶなら、30社寺のうち大晦日から元日にかけて閉門しないと公式などに書くのは7か所(太宰府天満宮は観光協会の案内)、0時前後に開門や授与・法要が始まるのが15か所、夜中の時間が公式に無いのが8か所でした。
混む時間帯を時刻で案内しているのは明治神宮だけで、参拝者数を公式サイトに数字で書いているのは浅草寺・神田明神・湯島天満宮・住吉大社の4か所です。調べた範囲は、各公式サイトの令和8年(2026年)正月の案内(消えたページは保存版)で、取得日は2026年9月25日です。
当サイト(カンナビ)は2026年9月25日に「初詣 おすすめ」で検索し、上位10件がすべて行き先を並べた一覧・ランキング・ツアーのページだったことを確かめました。参拝者数を載せた一覧記事5本は、どれも数字の出どころを書いていませんでした。この一覧は順位を付けず、公式が何と書いているかで並べています。
この記事でわかること
- 30社寺の一覧: 夜中に参れるか・混雑案内・ご利益の語を1枚の表にしました。
- 地域ごとの行き先: 東京と関東近郊11、京都7、大阪7、福岡5の社寺の正月の時刻です。
- 夜中と混雑: 年越しに閉めない所と、公式の混雑案内を比べました。
- 寺でもよいか・いつまでか: 辞書と神社本庁の文面で確かめています。
初詣はどこへ行くのがおすすめか|まず氏神、次に行きたい社寺
神社本庁はまず地域の氏神さまへ参るよう案内し、氏神と崇敬する神社の両方を信仰しても差し支えないと書いています。
氏神さまは、住んでいる地域を守る神社です。自分の氏神がどこか分からないときは氏神の調べ方と氏神チェックで確かめられます。近所の神社を地図で探すなら近くの神社の探し方を使ってください。
神社本庁は「まず氏神さまへ」と書いている
神社本庁の正月の案内は、初詣について、まず氏神さまへ参拝しましょうと勧めています。
原文は「まず日々私たちを守り導いてくださる地域の神さま、「氏神(うじがみ)さま」へ参拝しましょう」です(神社本庁「お正月のあれこれ」2026年1月25日の保存版)。同じページは、混雑していれば「列を避け脇からおまいりしても構いません」とも書いています。
氏神と崇敬神社の両方に参ってよい
氏神さまと、個人で信仰する崇敬神社の両方に参ることについて、神社本庁は差し支えないと書いています。
神社本庁の説明では、氏神と崇敬神社は「1人の方が両方を共に信仰(崇敬)しても差し支えありません」とされています(神社本庁「崇敬神社」)。
行き先の決め方で多いのは「家から近い」
2025年10月の民間調査では、初詣の行き先の選び方で最も多かった答えは「自宅や実家から近い」でした。
成人200人に聞いたハッピーメール(株式会社アイベック)の調査で、選び方の1位は「自宅や実家から近い」の128人、2位は「毎年決まった場所」の67人でした(PR TIMES 2025年)。
初詣のおすすめ30社寺|東京・京都・大阪・福岡を公式の案内で比べた一覧
30社寺を公式の令和8年正月の案内で比べると、夜中も閉めない所が7か所、0時前後に始まる所が15か所でした。
| 名称 | 都府県 | 種別 | 大晦日〜元日の夜中(閉門しない/0時前後に始まる/記載なし) | 公式の混雑案内 | 公式が書くご利益の語(原文) |
|---|---|---|---|---|---|
| 明治神宮 | 東京 | 神社 | 閉門しない(「年越しは閉門しません」) | 混む時刻を案内 | 「除災招福祈願」 |
| 浅草寺 | 東京 | 寺 | 0時前後(元日0時に本堂を開く) | 注意書き(三が日は入場規制) | 「厄除、開運、災難除」「良縁」「学業成就」 |
| 神田明神 | 東京 | 神社 | 0時前後(元旦0時に開門) | 境内ライブ映像 | 「縁結び、商売繁昌、除災厄除の神様」 |
| 日枝神社 | 東京 | 神社 | 0時前後(元日0時に開門) | 注意書き(駐車場は満車の予想) | 「子授祈願」「縁結び祈願」「厄除祈願」 |
| 東京大神宮 | 東京 | 神社 | 0時前後(祈祷の受付は31日23時、授与所は1日0時。開門時刻は記載なし) | 記載なし | 「縁結びに御利益のある神社」 |
| 湯島天満宮 | 東京 | 神社 | 0時前後(授与・祈祷は1日0時。開門時刻は記載なし) | 注意書き(年末も混む) | 「合格祈願・家内安全・厄除・開運」 |
| 富岡八幡宮 | 東京 | 神社 | 記載なし(1日の閉殿は20時) | 境内ライブ映像 | ご利益の語は記載なし(「深川の八幡様」) |
| 増上寺 | 東京 | 寺 | 0時前後(除夜の鐘と修正会は0時。札所は大晦日22時) | 混雑予想マップ | 「勝運」「厄除」「商売繁盛」「家内安全」 |
| 高尾山薬王院 | 東京 | 寺 | 0時前後(元日0時から大護摩供) | 注意書き(受付所と大本堂が混雑) | 「無病息災・家内安全等諸願成就」 |
| 成田山新勝寺 | 千葉 | 寺 | 0時前後(元日0時から元朝大護摩供。開門時刻は記載なし) | 注意書き(予想時間を超える場合がある) | 「家内安全や商売繁昌、心願成就など」 |
| 川崎大師(平間寺) | 神奈川 | 寺 | 0時前後(元旦0時から元朝大護摩供。開扉時刻は記載なし) | 記載なし | 「厄除け、家内安全、開運、健康長寿など」 |
| 伏見稲荷大社 | 京都 | 神社 | 記載なし | 記載なし | 「五穀豊穣、商売繁昌、家内安全、諸願成就の神」 |
| 八坂神社 | 京都 | 神社 | 閉門しない(「24時間ご参拝いただけます」) | 注意書き(新春は大変込み合う) | 「疫病除け」「縁結び」「厄除けまいり」 |
| 平安神宮 | 京都 | 神社 | 閉門しない(「大晦日より終夜開門」) | 記載なし | 「厄除け祈願」「家内安全や商売繁盛」 |
| 北野天満宮 | 京都 | 神社 | 閉門しない(大晦日7時に開門し、元日20時30分に閉門) | 混雑度予測へ案内 | 「入試合格・学業成就・文化芸能・災難厄除」 |
| 下鴨神社 | 京都 | 神社 | 記載なし | 注意書き(駐車場は1〜4日満車の予想) | 「安産祈願・厄除け・縁結びの神様」 |
| 上賀茂神社 | 京都 | 神社 | 0時前後(二ノ鳥居は大晦日終日開門、楼門は元旦0時) | 記載なし | 「家内安全・身体健全」「商売繁盛」 |
| 清水寺 | 京都 | 寺 | 記載なし(拝観時間表は18時閉門。除夜の鐘は予約制) | 記載なし | 修正会で「諸人諸願成就」などを祈願 |
| 住吉大社 | 大阪 | 神社 | 0時前後(大晦日22時に開門) | 注意書き(子ども連れの祈祷は2月5日以降を推奨) | 「海の神」「おはらい厄除の神」「安産の神」 |
| 大阪天満宮 | 大阪 | 神社 | 0時前後(大晦日21時に一度閉門し、元日0時に開門) | 注意書き(1月4日以降も混雑) | 正月は「合格祈願」の通り抜け神事 |
| 今宮戎神社 | 大阪 | 神社 | 閉門しない(大晦日6時〜元日22時) | 記載なし | 「商売繁昌・福徳円満の神様」 |
| 石切劔箭神社 | 大阪 | 神社 | 閉門しない(境内は24時間開放) | 記載なし | ご利益の語は記載なし(「お百度参りは有名」) |
| 生國魂神社 | 大阪 | 神社 | 記載なし(令和8年正月の案内なし) | 記載なし | 記載なし |
| 四天王寺 | 大阪 | 寺 | 記載なし(1月1日〜14日に新春特別祈祷) | 記載なし | 修正会は「一年の門出のためのお参り」 |
| 成田山大阪別院(明王院) | 大阪 | 寺 | 0時前後(本堂は大晦日23時に開扉) | 記載なし | 「開運厄除・諸願成就」「交通安全災難消除」 |
| 太宰府天満宮 | 福岡 | 神社 | 閉門しない(12月31日6時30分〜1月4日21時。太宰府観光協会の案内) | 記載なし | 「学問の神様、文化芸術の神様、厄除けの神様」 |
| 筥崎宮 | 福岡 | 神社 | 0時前後(元日0時〜2日21時) | 記載なし | 「必勝祈願」「厄除開運」「商売繁盛」「合格祈願」 |
| 住吉神社(博多) | 福岡 | 神社 | 0時前後(元日は終日。授与所は大晦日23時) | 記載なし | 記載なし |
| 宮地嶽神社 | 福岡 | 神社 | 記載なし(歳旦祭は元日0時) | 注意書き(1月は混雑) | 「家内安全・商売繁昌・無病息災」 |
| 櫛田神社 | 福岡 | 神社 | 記載なし(公式サイトなし) | 記載なし | 記載なし |
調べ方と範囲|令和8年正月の公式案内を2026年9月25日に確かめた
30社寺の公式サイトにある令和8年(2026年)正月の案内を、2026年9月25日に1つずつ読んで表にしました。
浅草寺・湯島天満宮・八坂神社・北野天満宮など、年明け後に消えた案内ページは、公式ページの保存版(Wayback Machine)で本文を確かめました。太宰府天満宮はお知らせのページが消えて保存版も無く、太宰府観光協会の掲載で時刻を確かめています。令和9年(2027年)正月の案内は、9月25日の時点でどの社寺もまだ出していません。
選んだのは、上位の一覧記事に名前が出る東京・京都・大阪・福岡の社寺と、関東の一覧に繰り返し出る成田山新勝寺(千葉)・川崎大師(神奈川)です。
一覧の読み方|「記載なし」は閉まっているという意味ではない
表の「記載なし」は公式サイトに書いていないという意味で、その時間に閉まっていることを示すものではありません。
「0時前後に始まる」には、開門時刻は書かずに0時から授与や護摩を始める所も入れています。
東京と関東近郊の初詣おすすめ|明治神宮・浅草寺・川崎大師・成田山ほか11社寺
東京の9社寺と千葉・神奈川の2寺のうち、年越しも閉門しないと公式に書くのは明治神宮だけでした。
都内の神社全体は東京の神社一覧にあります。千葉と神奈川の2寺は公式サイトへ案内します。
明治神宮|年越しは閉門せず、混む時刻を公式が案内
明治神宮は大晦日から元日まで終夜参拝でき、混む時間帯を時刻で公式サイトに書いている唯一の社寺です。
公式の初詣案内は「※年越しは閉門しません」と書き、大晦日は6時40分に開門、元日は18時30分に閉門です。授与所は大晦日22時30分から元日にかけて終夜開き、神楽殿の祈願は元日1時から受け付けます。大晦日22時30分から1月7日までは参拝路が一方通行です(明治神宮「初詣」)。
浅草寺|元日0時に本堂を開く
浅草寺は元日0時に本堂を開き、三が日は入場規制で長く待つ可能性があると公式に書いています。
本堂の閉堂は1日20時30分、2日19時30分、3日19時です(浅草寺 令和8年の祈祷時間表)。1月1日から7日までは「元旦上」の祈祷札を授与し、当日の申込みは本堂と参道の札場で受け付けます。
神田明神|元旦0時に開門し、境内のライブ映像を配信
神田明神は元旦0時に開門し、混雑の様子は境内のライブ映像を24時間配信して知らせる形です。
公式の年中行事のページは「0時: 開 門 (30万人以上の初詣客で賑わいます)」と書いています(神田明神「初詣」)。この数字には年が付いておらず、令和8年の実績かどうかは分かりません。お札・お守りの授与は1日0時から21時40分まで、2日は6時10分から21時15分までです。ご利益は「縁結び、商売繁昌、除災厄除の神様」と書かれています。
日枝神社・東京大神宮|0時から授与、縁結びの祈願
日枝神社は元日0時に開門し、東京大神宮は大晦日23時から祈祷を受け付け、1日0時に授与所を開きます。
日枝神社の元日は0時に開門して18時に閉門、祈祷は0時50分ごろから17時までですが、6時から8時30分は中断します。年末年始は周辺の駐車場まで満車になると公式が予想しています(日枝神社「年末年始」)。東京大神宮は公式の紹介で「縁結びに御利益のある神社としても知られ」と書き(東京大神宮「ご紹介」)、駐車場が無いため電車で来るよう案内しています(東京大神宮「初詣」)。
湯島天満宮・富岡八幡宮|合格祈願と深川の八幡様
湯島天満宮は元日0時から授与と祈祷を始め、富岡八幡宮は正月の境内をライブ映像で見せています。
湯島天満宮の令和8年の案内は、授与を1日0時から21時まで、祈祷を1日0時から19時までとし、三が日に約20万〜25万人の参拝を「予想」していました。富岡八幡宮は1日の最後の祈祷が18時30分、閉殿が20時です(富岡八幡宮 令和8年正月の時刻)。合格祈願の神社は学業・合格のご利益がある神社にまとめています。
増上寺・高尾山薬王院|除夜の鐘と元日0時の大護摩供
増上寺は元日0時に除夜の鐘と修正会を行い、高尾山薬王院は元日0時から大護摩供を始めます。
増上寺の札所は大晦日22時から元日18時まで開き、混雑する時間帯を3色で分けた予想マップを公式に載せています。三門は大晦日19時から1月4日17時まで通れません(増上寺「初詣」)。高尾山薬王院は大晦日と元日にケーブルカーが終夜運転し、正月は護摩の申込みが集中して受付所と大本堂が混むと書いています(高尾山薬王院「新春特別開帳大護摩供」)。
川崎大師(神奈川)|元旦0時の元朝大護摩供と交通規制
川崎大師は元旦0時に元朝大護摩供を行いますが、令和8年正月の開扉時刻は公式サイトに書かれていません。
公式サイトは「厄除け、家内安全、開運、健康長寿など」の諸願成就を祈願すると書き、令和7年12月31日から令和8年1月3日まで初詣の交通規制を案内していました(川崎大師 初詣交通規制図)。大本堂が混雑しているときは、不動堂で護摩の受付をします。
成田山新勝寺(千葉)|元日0時から毎時の御護摩
成田山新勝寺は元日0時に元朝大護摩供を行い、元日は0時から18時まで間隔を空けて御護摩を修めます。
元日の御護摩は0時・1時30分・3時・4時30分と、6時から18時までの毎時です(成田山新勝寺「御護摩祈祷」令和8年の保存版)。開門時刻を書いた公式ページは開けませんでした。交通案内には「初詣は混雑するため予想時間を超える場合があります」とあります。
京都の初詣おすすめ|伏見稲荷・八坂・平安神宮ほか7社寺
京都の7社寺のうち、大晦日から元日にかけて閉めないと公式に書くのは八坂神社・平安神宮・北野天満宮の3社です。
京都の神社全体は京都の神社一覧にあります。京都市は三が日を避けた分散参拝を呼びかけました(京都観光Navi 2025年12月23日)。
伏見稲荷大社|正月の時間は公式サイトに無い
伏見稲荷大社の公式サイトには、令和8年正月の参拝時間・授与時間・混雑の案内が見当たりませんでした。
公式サイトで確かめられたのは、12月30日から1月6日まで境内の駐車場を閉鎖すること、臨時の交通規制は京都府警のサイトを見るよう案内していることです(伏見稲荷大社「交通案内」)。ご利益は「五穀豊穣、商売繁昌、家内安全、諸願成就の神」と書かれています。
八坂神社|24時間参拝でき、大晦日はをけら詣り
八坂神社は24時間参拝でき、大晦日の19時30分ごろから元旦5時ごろまで、をけら詣りが続きます。
公式の参拝案内は「参拝時間:24時間ご参拝いただけます。」と書いています(八坂神社「参拝案内」)。元日の祈祷は0時30分から19時までで、祈祷時間の掲示は「新春は大変込み合いますので、お時間に余裕をもってお越しください」と注意しています。
平安神宮・北野天満宮|大晦日から終夜開門
平安神宮は大晦日から終夜開門し、北野天満宮も大晦日7時に開門して元日は閉門しません。
平安神宮の令和8年の案内は「大晦日より終夜開門し、境内の全ての燈籠に火を灯します」と書き、元日の閉門は19時です(平安神宮「令和8年 初詣のご案内」)。北野天満宮の授与所は大晦日9時から「終夜」開き、元日の閉門は20時30分です。北野天満宮は「入試合格・学業成就・文化芸能・災難厄除祈願のお社」と書いています(北野天満宮「由緒」)。
下鴨神社・上賀茂神社|とんど焼きと元旦0時の楼門
下鴨神社は夜中の開門を公式に書いておらず、上賀茂神社は元旦0時に楼門を開いて祈祷を受け付けます。
下鴨神社は大晦日22時から1月4日16時までとんど焼きを行い、1日から4日は駐車場が満車になると予想して公共交通機関を勧めています(下鴨神社「年末年始のご案内」)。上賀茂神社は二ノ鳥居を大晦日5時30分から終日開き、祈祷は予約不要で1日0時から18時まで受け付けます(上賀茂神社「令和8年初詣のご案内」)。
清水寺|元旦から7日間の修正会
清水寺は元旦から7日間、本堂で修正会を行いますが、夜中に参れるかは公式に書かれていません。
公式の拝観時間表は大晦日も元日も6時から18時で、除夜の鐘は予約制です(清水寺「除夜の鐘」)。
大阪の初詣おすすめ|住吉大社・大阪天満宮・今宮戎ほか7社寺
大阪の7社寺のうち、夜中も閉めないと公式に書くのは今宮戎神社と石切劔箭神社の2社です。
大阪の神社全体は大阪の神社一覧にあります。2026年正月は南海とOsaka Metroが終夜運転をしませんでした。
住吉大社|大晦日22時に開門、露店は出ない
住吉大社は大晦日22時に開門して元日20時に閉門し、年末年始の露店は出ないと公式に書いています。
令和8年の初詣案内は、12月31日から1月3日まで交通規制のため神社の駐車場を閉鎖し、12月31日から1月5日まで「露店の出店はありません」と書いています(住吉大社「初詣のご案内」)。小さな子ども連れの祈祷は、混雑と寒さを理由に2月5日以降を勧めています。
大阪天満宮・今宮戎神社|合格祈願と商売繁昌
大阪天満宮は大晦日21時に一度閉めて元日0時に開き、今宮戎神社は大晦日6時から元日22時まで参れます。
大阪天満宮は元日0時から白酒を授与し、正月は合格祈願の通り抜け神事を行います(大阪天満宮「開閉門時間」)。今宮戎神社の授与所は元日0時から18時までで、境内で使えるのは現金だけです(今宮戎神社「新年の参拝について」保存版)。商売繁盛の神社は商売繁盛のご利益がある神社にもまとめています。
石切劔箭神社・生國魂神社|境内24時間と、案内の無い社
石切劔箭神社は境内を24時間開放しており、生國魂神社は令和8年正月の案内が公式サイトにありません。
石切劔箭神社の公式トップは「境内は24時間開放しており、いつでもご参拝いただけます」と書き、元日の特別祈祷は0時から1時まで受け付けました(石切劔箭神社)。生國魂神社の公式サイトで最新の案内は2026年6月の祭りの交通規制で、正月の時刻は見つかりませんでした。
四天王寺・成田山大阪別院|新春特別祈祷と大晦日23時の開扉
四天王寺は1月1日から14日まで六時堂で新春特別祈祷を行い、成田山大阪別院は大晦日23時に本堂を開きます。
成田山大阪別院の本堂は大晦日23時から元日21時まで続けて開き、車の祈祷殿は元日0時から21時まで受け付けます(成田山大阪別院「新年特別祈祷」)。四天王寺の1月の行事のページは、新春の修正会を「希望に満ちた一年の門出のためのお参り」と書いています(四天王寺「1月の行事」)。
福岡の初詣おすすめ|太宰府天満宮・筥崎宮ほか5社
福岡の5社のうち、太宰府天満宮は大晦日の朝から1月4日の夜まで楼門を開け続けたと観光協会が案内しています。
福岡の神社全体は福岡の神社一覧にあります。
太宰府天満宮|12月31日から1月4日まで続けて開門
太宰府観光協会の案内では、太宰府天満宮の楼門は12月31日6時30分から1月4日21時まで開いていました。
公式のお知らせは消えて保存版も無いため、時刻は太宰府観光協会の掲載で確かめました(太宰府観光協会)。本殿は124年ぶりの大改修を終え、2026年9月から本殿で参拝できると報じられました(TNC 2026年5月18日)。公式の由緒は「学問の神様、文化芸術の神様、厄除けの神様」と書いています。
筥崎宮・住吉神社|元日0時から続けて参れる
筥崎宮は元日0時から2日21時まで、住吉神社(博多)は元日を終日開けると令和8年の案内に書いていました。
筥崎宮の年頭祈願祭は元日0時から17時30分までで、殿内の人数の都合で1組10名までとしています(筥崎宮「令和8年 初詣に関するお知らせ」)。住吉神社(博多)の授与所は大晦日23時から元日22時まで開き、新春祈願祭は元日2時から18時まで受け付けました(住吉神社「初詣に関するお知らせ」保存版)。
宮地嶽神社・櫛田神社|時間の案内が無い2社
宮地嶽神社は令和8年正月の参拝時間を公式に書いておらず、櫛田神社は公式サイトが見つかりませんでした。
宮地嶽神社は元日0時から歳旦祭を行い、新春の昇殿参拝は「1月は混雑致しますので、希望時間は目安となります」と案内しています。臨時駐車場は離れた場所になります(宮地嶽神社「お正月交通規制のお知らせ」)。櫛田神社は正月の時刻を確かめられなかったので、向かう前に電話(092-291-2951)で聞くのが確実です。
目的で選ぶ初詣|学業・商売・縁結び・厄除け
公式が書くご利益の語で分けると、厄除けを挙げる社寺が14か所と最も多く、学業・合格は4つの天満宮を中心に6か所です。
公式サイトにその語がある所だけを並べた表で、ご利益の強さを比べたものではありません。
| 願いごと | 公式にその語がある社寺(30社寺のうち) | ご利益別の一覧 |
|---|---|---|
| 学業・合格 | 湯島天満宮・北野天満宮・太宰府天満宮・大阪天満宮・筥崎宮・浅草寺 | 学業・合格の神社 |
| 商売繁盛 | 神田明神・増上寺・成田山新勝寺・伏見稲荷大社・平安神宮・上賀茂神社・今宮戎神社・筥崎宮・宮地嶽神社 | 商売繁盛の神社 |
| 縁結び | 神田明神・日枝神社・東京大神宮・浅草寺・八坂神社・下鴨神社 | 恋愛・縁結びの神社 |
| 厄除け | 神田明神・日枝神社・湯島天満宮・増上寺・浅草寺・川崎大師・八坂神社・平安神宮・北野天満宮・下鴨神社・住吉大社・成田山大阪別院・太宰府天満宮・筥崎宮 | 厄除けの神社 |
| 家内安全 | 伏見稲荷大社・平安神宮・上賀茂神社・湯島天満宮・増上寺・高尾山薬王院・成田山新勝寺・川崎大師・宮地嶽神社 | ― |
ご利益だけでなく自分との相性から選ぶなら、自分に合う神社の見つけ方と、生年月日から判定する神社属性診断も使えます。
夜中に初詣できる社寺|大晦日から元日に閉めない所
大晦日から元日にかけて閉門しないと公式などに書かれているのは、明治神宮・八坂神社・太宰府天満宮など7か所です。
閉門しない7か所
明治神宮・八坂神社・平安神宮・北野天満宮・今宮戎神社・石切劔箭神社・太宰府天満宮の7か所は、年越しも閉めない案内でした。
| 社寺 | 大晦日〜元日の時刻(令和8年正月) | 原文・出どころ |
|---|---|---|
| 明治神宮 | 大晦日6時40分に開門、元日18時30分に閉門 | 「年越しは閉門しません」(公式) |
| 八坂神社 | 24時間。をけら詣りは大晦日19時30分ごろ〜元旦5時ごろ | 「24時間ご参拝いただけます」(公式) |
| 平安神宮 | 大晦日から終夜、元日19時に閉門 | 「大晦日より終夜開門」(公式) |
| 北野天満宮 | 大晦日7時に開門、元日20時30分に閉門 | 時刻表で元日の開門欄が空欄(公式) |
| 今宮戎神社 | 大晦日6時〜元日22時 | 「12月31日のみ午前6時から翌日1月1日22時まで」(公式・保存版) |
| 石切劔箭神社 | 境内は通年24時間 | 「境内は24時間開放」(公式) |
| 太宰府天満宮 | 12月31日6時30分〜1月4日21時 | 太宰府観光協会の掲載(公式ページは消失) |
0時前後に開く所
浅草寺・神田明神・日枝神社・筥崎宮は元日0時に開き、住吉大社は大晦日22時、成田山大阪別院は23時に開きます。
大阪天満宮は大晦日21時にいったん閉門し、元日0時にまた開きます。東京大神宮・湯島天満宮・増上寺・高尾山薬王院・成田山新勝寺・川崎大師などは、開門時刻は書かずに0時前後から授与・祈祷・護摩を始めます。
2026年正月に終夜運転をした鉄道は一部
2026年正月は東京メトロ・都営・南海・Osaka Metroなどが大晦日の終夜運転をしませんでした。
Impress Watchのまとめでは、終夜運転をしたのは首都圏でJR東日本・京王・京成、関西で近鉄・京阪でした。京急・東急・小田急・東武・西武・相鉄・阪神・阪急も実施していません(Impress Watch 2025年12月29日)。夜中に向かうときは、帰りの電車の時刻も確かめてください。
初詣の混雑を避けるには|公式が案内している時間と道具
混む時間帯を時刻で書いているのは明治神宮だけで、ほかはライブ映像・混雑マップ・注意書きで知らせる形です。
明治神宮が時刻で書く「混む時間」
明治神宮は大晦日22時から元日3時と、三が日の10時以降が混むと公式に書いています。
原文は「例年、大晦日22:00~元日3:00、三が日の10:00以降の時間帯は混みあいます」です(明治神宮「初詣」)。裏返すと、大晦日の6時40分から22時、元日の3時から10時、1月4日以降は、公式の案内の混む時間に入っていません(空くとまでは書いていません)。
ライブ映像・混雑マップ・快適度予測
神田明神と富岡八幡宮は境内のライブ映像、増上寺は混雑予想マップ、北野天満宮は混雑度予測を案内しました。
| 社寺・自治体 | 案内の形 | 公式の文面 |
|---|---|---|
| 明治神宮 | 混む時刻の案内 | 「大晦日22:00~元日3:00、三が日の10:00以降の時間帯は混みあいます」 |
| 神田明神 | 境内のライブ映像 | 「神田明神境内のライブ映像を24時間配信します」 |
| 富岡八幡宮 | 境内のライブ映像 | 「お正月 境内ライブ映像」 |
| 増上寺 | 混雑予想マップ | 「混雑する時間帯・やや混雑する時間帯・空いている時間帯の3つの色分けをしたマップ」 |
| 北野天満宮 | 混雑度予測への案内 | 「北野天満宮周辺の混雑度予測」 |
| 京都市 | ライブカメラと快適度予測 | 伏見稲荷大社付近・八坂神社付近を配信(京都観光Navi) |
| 浅草寺 | 注意書き | 「堂内でのお詣りが入場規制により長くお待ち頂く可能性がございます」 |
| 住吉大社 | 注意書き | 小さな子ども連れの祈祷は2月5日以降を勧める |
子ども連れと車で行く場合
子ども連れは時期をずらす案内に従い、車は三が日に駐車場が使えない社寺がある前提で公共交通を使うのが安全です。
正月に駐車場を閉鎖するのは伏見稲荷大社(12月30日〜1月6日)・住吉大社(12月31日〜1月3日)・大阪天満宮(12月31日正午〜1月3日)です。明治神宮は三が日に車で境内に入れず、東京大神宮・平安神宮・清水寺・増上寺には参拝者用の駐車場がありません。
初詣は神社と寺のどちらでもよいか
辞書は初詣を「社寺」や「神社や寺」への参詣と定義しており、寺へ参っても初詣です。
辞書は「社寺」への参詣と書いている
デジタル大辞泉は初詣を、正月にその年初めて社寺に参詣することと定義しています。
大辞泉の原文は「正月、その年初めて社寺に参詣すること。初参り。」、日本国語大辞典は「正月、その年初めて神社や寺に参詣すること。」です(コトバンク「初詣で」)。神社本庁や仏教の宗派が「寺に初詣してよいか」を直接答えたページは、今回の調べでは見つかりませんでした。
30社寺のうち寺は8か所
30社寺のうち寺は浅草寺・増上寺・高尾山薬王院・川崎大師・成田山新勝寺・清水寺・四天王寺・成田山大阪別院の8か所です。
| 寺 | 都府県 | 元日の法要・護摩(令和8年正月) |
|---|---|---|
| 浅草寺 | 東京 | 元日0時に本堂を開き、1日〜7日に元旦上の祈祷札を授与 |
| 増上寺 | 東京 | 元日0時に除夜の鐘と修正会、正月初祈願は元旦0時30分から |
| 高尾山薬王院 | 東京 | 元日0時から新春特別開帳大護摩供 |
| 成田山新勝寺 | 千葉 | 元日0時に元朝大護摩供、御護摩は0時・1時30分・3時・4時30分・6〜18時の毎時 |
| 川崎大師(平間寺) | 神奈川 | 元旦0時に元朝大護摩供 |
| 清水寺 | 京都 | 元旦から7日間の修正会 |
| 四天王寺 | 大阪 | 1月1日〜14日に六時堂で新春特別祈祷 |
| 成田山大阪別院(明王院) | 大阪 | 本堂は大晦日23時に開扉、車の祈祷は元日0時から |
神社本庁の文面に、寺にも参ることを止める記述は見当たりませんでした。神社での作法は下の「初詣のやり方といつまで」で説明します。
初詣のやり方といつまで
神社での作法は二拝二拍手一拝が基本形で、初詣の期限を決めた公的な決まりは見つかりませんでした。
作法の基本形は二拝二拍手一拝
神社本庁は、現在は「再拝(礼)・二拍手・一拝(礼)」の作法が基本形になっていると書いています。
出典は神社本庁「参拝方法」です。鳥居の前での一礼、手水の取り方、お賽銭の入れ方までの順番は、神社の参拝方法に図で説明しています。
いつまでに行くか|松の内の7日と15日
松の内は元日から7日まで、または15日までを指し、神社本庁は関東では7日、関西では15日とする所が多いと書いています。
| 出典 | 書いてあること |
|---|---|
| デジタル大辞泉「松の内」 | 「元日から7日、また15日まで。」 |
| 神社本庁「お正月のあれこれ」(保存版) | 関東では7日、関西では15日にお正月飾りを外すところが多い |
| 福岡県神社庁「幸先詣」 | 令和2年(2020年)10月20日に提唱。12月のすいている時期の参拝を勧める |
辞書の出典はコトバンク「松の内」です。「三が日を過ぎたら初詣ではない」と決めた公的な文面は見つかりませんでした。松の内を過ぎてから参っても、その年初めての参拝であれば、辞書の定義の上では初詣です。
年内に参る「幸先詣」
幸先詣は、年内の12月に新年の分を先に参る形で、福岡県神社庁が2020年10月20日に提唱しました。
福岡県神社庁のコラムは、分散参拝への協力として12月の比較的すいている時期の参拝を勧めています(福岡県神社庁「幸先詣とは」)。喪中の年の初詣がいつから行けるかは喪中の初詣はいつから行けるかで、行ってはいけないとされる日は初詣に行ってはいけない日と喪中・忌中で扱っています。
参拝者数のランキングを当てにしない理由
全国の初詣の人出を国がまとめたのは2009年正月が最後で、検索上位の一覧記事に載る順位は数え方がそろっていません。
警察庁の全国集計は2009年正月が最後
警察庁が三が日の人出を全国でまとめて発表していたのは2009年までで、その年は9,939万人でした。
国立国会図書館のレファレンス協同データベースは、読売新聞2011年1月4日の記事を引いて「警察庁が初もうでの人出全国ランキングを発表していたのは2009年までで、以後は取りやめている」と書いています(レファレンス協同データベース)。2009年の9,939万人は、統計の残る1974年以降で最も多い数字でした(毎日新聞2009年1月9日、社会実情データ図録の引用)。取りやめた理由を警察庁が説明した資料は、今回の調べでは見つかりませんでした。
公式が数字を書くのは4か所、期間もそろわない
30社寺のうち参拝者数を公式サイトに数字で書くのは浅草寺・神田明神・湯島天満宮・住吉大社の4か所です。
4か所の数字は、数えた期間も、実績か予想かも違います。足したり、大きさを比べたりはできません。明治神宮の公式サイトに人数は書かれていません。
| 社寺 | 記事などで見る数字 | 期間と種類 | 出どころ |
|---|---|---|---|
| 浅草寺 | 約300万人 | 三が日の累計・令和8年の実績 | 浅草寺公式(令和8年3月のお知らせ・保存版) |
| 神田明神 | 30万人以上 | 元旦・年の記載なし | 神田明神公式の年中行事ページ |
| 湯島天満宮 | 約20万〜25万人 | 三が日・令和8年の予想 | 湯島天満宮公式の令和8年初詣案内(保存版) |
| 住吉大社 | 200万人以上 | 年のはじめ・期間と年の記載なし | 住吉大社公式トップ |
| 成田山新勝寺 | 300万人以上 | 三が日・寺の例年の見込み | 千葉日報 2026年1月1日「新勝寺によると」(千葉日報) |
| 太宰府天満宮 | 約200万人 | 人出の見込み・期間と誰の見込みかの記載なし | TNC 2026年1月1日(TNC) |
| 明治神宮 | 317万人 | 2018年・期間の記載なし・各施設への聞き取り | 東京新聞2018年12月22日(社会実情データ図録の引用) |
表の成田山新勝寺・太宰府天満宮・明治神宮の3行は、公式サイトの数字ではなく報道に載った数字です。
よくある質問
Q. 初詣でいちばんおすすめの神社はどこですか?
A. 順位を決めた公的な集計はありません。神社本庁はまず地域の氏神さまへ参るよう勧めています。遠くへ行くなら、30社寺の一覧で夜中に参れるかと混雑の案内を見て選んでください。
Q. 大晦日の夜中に初詣できるのはどこですか?
A. 令和8年正月の公式案内で閉門しないと書いていたのは、明治神宮・八坂神社・平安神宮・北野天満宮・今宮戎神社・石切劔箭神社・太宰府天満宮(観光協会の案内)の7か所です。令和9年の時刻は12月に各公式サイトで確かめてください。
Q. 初詣は寺に行ってもいいですか?
A. 寺に参っても初詣です。デジタル大辞泉は初詣を「社寺に参詣すること」と定義しています。この記事の30社寺には、浅草寺・成田山新勝寺・川崎大師など寺が8か所入っています。
Q. 初詣はいつまでに行けばいいですか?
A. 期限を決めた公的な決まりは見つかりませんでした。目安にされる松の内は、神社本庁の文面では関東で7日、関西で15日とする所が多いとされます。福岡県神社庁は、年内の12月に参る「幸先詣」も提唱しています。
Q. 初詣でおみくじを引くのは決まりですか?
A. 決まりではありません。引くかどうかは自由です。おみくじの引き方や結果の読み方はおみくじの意味と引き方にまとめています。
Q. 初詣の混雑を避けるには何時に行けばいいですか?
A. 公式が時刻で案内しているのは明治神宮だけで、大晦日22時から元日3時と、三が日の10時以降が混むと書いています。ほかの社寺は、神田明神のライブ映像や増上寺の混雑予想マップなど、公式の道具で当日の様子を確かめてください。
まとめ
初詣はまず氏神さまへ参り、そのあとで行きたい社寺を、公式の開門時間と混雑案内で選ぶのが確実です。
30社寺のうち、年越しも閉めないと公式などに書くのは7か所、0時前後に始まるのは15か所でした。混む時間を時刻で書くのは明治神宮だけで、参拝者数を公式に数字で書くのは4か所です。時刻はどれも令和8年正月のものなので、12月に出る令和9年の案内を公式サイトで確かめてください。参拝の順番や作法は神社の参拝方法で確かめられます。
