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5つの属性

神社属性の相性一覧|5属性25通りの早見表と、相性が悪いと書かない理由

神社属性の相性一覧|5属性25通りの早見表と、相性が悪いと書かない理由

神社属性の相性は、自分の属性と神社の属性を組み合わせた25通りで決まります。同じ属性(響)と、五巡の環で隣り合う属性(巡)が相性がよいとされ、一つ飛ばしの2つ(転)は流れが変わる関係です。この組み合わせは一般に流通している相性表と5属性とも一致しますが、神社の側が定めたものではありません。

この記事でわかること

  • 25通りを1マスずつ引ける: 自分の属性と神社の属性を掛け合わせた25マスを、関係・向き・環での動きまで入れて出しています。当サイトが上位10件を確かめた範囲では、25通りを1マスずつ出していたページはありませんでした。
  • 関係は2つではなく5つ: 相性がよい・よくないの2分類ではなく、響・巡(押し出す/支えられる)・転(こちらが向きを変える/向きを変えられる)の5つに分かれます。25マスがちょうど5つずつに割れます。
  • 相性のいい社が何社あるかを数えた: 当サイトの基準で122社を判定すると、相性のいい社は地の人で89社、風の人で56社でした。人の側は5属性がほぼ均等なのに、神社の側は火が33.6%、水が6.6%と偏ります。
  • 神社の側は属性を扱っていない: 神社本庁から有名神社まで1,200ページを数えて、相性の語は0件でした。田無神社は「神社の信仰に属性や相性があるという考え」について解らないと公式に書いています。
目次

神社属性の相性は25通りある

自分の属性5つと神社の属性5つを組み合わせると25通りになり、関係は5種類に分かれます。

属性は地・水・火・風・空の5つです。自分の属性の出し方は神社属性の調べ方(生年月日と血液型の早見表)にまとめています。ここでは属性が分かっている前提で、神社の属性との組み合わせだけを扱います。

下の表は、左の列が自分の属性、上の行が神社の属性です。マスの中に、関係の名前と、その関係が環のどの動きから来ているかを入れてあります。該当社数は、当サイトが判定した122社のうち、その属性だった社の数です。

自分\神社地(20社)水(8社)火(41社)風(28社)空(22社)
地響転・向きを変えられる
水は土を削って流す
巡・押し出す
大地が火を噴く
巡・支えられる
風が塵を運び、積もって土になる
転・こちらが向きを変える
山が空を遮る
水転・こちらが向きを変える
水は土を削って流す
響転・向きを変えられる
火は水を涸らす
巡・押し出す
海と陸の温度差が風を起こす
巡・支えられる
空から雨が降る
火巡・支えられる
大地が火を噴く
転・こちらが向きを変える
火は水を涸らす
響転・向きを変えられる
強い風は火を消す
巡・押し出す
火は煙となって空へ昇る
風巡・押し出す
風が塵を運び、積もって土になる
巡・支えられる
海と陸の温度差が風を起こす
転・こちらが向きを変える
強い風は火を消す
響転・向きを変えられる
空に出た風は行き場を失う
空転・向きを変えられる
山が空を遮る
巡・押し出す
空から雨が降る
巡・支えられる
火は煙となって空へ昇る
転・こちらが向きを変える
空に出た風は行き場を失う
響

この25マスは手で書いたものではありません。五巡の環(地→火→空→水→風→地)の並びから、2つの属性がどの位置にあるかで機械的に決めています。属性の意味そのものは神社属性とは何か(5属性の意味と一覧)にあります。

相性は「良い・悪い」の2つではなく5つに分かれる

響・巡・転の3つを環の向きで分けると、5種類がそれぞれ5マスずつに割れます。

当サイトは5つの属性を、自然の循環として一本の環に並べています。大地が火を噴き、火は煙となって空へ昇り、空から雨が降り、海と陸の温度差が風を起こし、風が運んだ塵が積もって土になる、という順です。この並びを五巡(ごじゅん)の環と呼んでいます。カンナビが説明のために作った言い方で、古くからそう呼ばれてきたものではありません。

地 火 空 水 風 自分が地属性のとき 巡・押し出す 巡・支えられる 転 転 同じ属性の社とは響 カンナビの説明用の図。神社本庁などの公式な分類ではありません

この環で見ると、同じ属性(響)、隣り合う属性(巡)、一つ飛ばしの属性(転)の3つの関係が出てきます。さらに巡と転には向きがあるので、実際には5種類になります。上位に表示されるページは相性がよい・よくないの2つに分けていますが、環の向きまで見ると、同じ「よい」の中にも2種類、同じ「よくない」とされる側にも2種類あることが分かります。

巡には「押し出す」と「支えられる」の向きがある

自分が相手を生む側なら押し出す関係、相手が自分を生む側なら支えられる関係です。

地の人から見ると、火は「地が火を生む」側にあります。自分から出ていく動きなので、当サイトはこれを押し出す関係と呼びます。何かを始めたい、いまの状態から動き出したいときに向く社です。一方で風は「風が地を生む」側にあり、自分が生まれる側になります。こちらは支えられる関係で、整えたい、落ち着かせたいときに向きます。

どちらも一般の相性表では同じ「相性がよい」に入りますが、環の上では逆向きの動きです。同じよい相性でも、背中を押してほしいのか、支えてほしいのかで選ぶ社が変わります。

25マスは5種類が5つずつに割れる

響が5マス、巡が押し出す5と支えられる5、転が2つの向きで5ずつの計25マスです。

属性が5つで環が一本なので、どの属性から見ても関係の数は同じになります。響が1つ、巡が2つ、転が2つで、5属性ぶんを足すとちょうど5マスずつです。特定の属性だけ相性のよい相手が多い、という偏りは環の側からは生まれません。偏りが出るのは、次に見るとおり神社の側の属性の数が均等ではないからです。

自分の属性から引く相性

自分の属性の行を見れば、5つの属性それぞれとどういう関係になるかが分かります。

下は25マスを属性ごとに並べ直したものです。相性がよいとされるのは響と巡の3つで、残りの2つが転にあたります。

自分の属性響(同じ)巡・押し出す巡・支えられる転(2つ)
地地火風空・水
水水風空地・火
火火空地水・風
風風地水火・空
空空水火地・風

地属性の人の相性

地の人は地に響き、火を押し出し、風に支えられます。水と空が転にあたります。

相性がよいとされるのは地・火・風の3つです。当サイトが判定した122社では、この3つで89社になり、全体の73.0%が候補に入ります。5属性のなかでいちばん候補が多い属性です。火の社が41社と多いことが効いています。

水属性の人の相性

水の人は水に響き、風を押し出し、空に支えられます。地と火が転にあたります。

相性がよいとされるのは水・風・空の3つです。122社のうち58社で、全体の47.5%にとどまります。同じ水属性の社が8社しかないためで、響にあたる社を探すのがいちばん難しい属性です。水の社は宗像・厳島・住吉・貴船・熊野といった系統に多く、当サイトが判定した4都市の標本に少なかったという事情もあります。

火属性の人の相性

火の人は火に響き、空を押し出し、地に支えられます。水と風が転にあたります。

相性がよいとされるのは火・空・地の3つで、122社では83社、全体の68.0%です。響にあたる火の社が41社と最も多いので、同じ属性の社を探しやすい属性になります。八幡宮と神明社の系統が火に入るためです。

風属性の人の相性

風の人は風に響き、地を押し出し、水に支えられます。火と空が転にあたります。

相性がよいとされるのは風・地・水の3つで、122社では56社、全体の45.9%です。5属性でいちばん候補が少なくなります。支えられる関係にあたる水が8社しかなく、転にあたる火が41社と多いためです。

空属性の人の相性

空の人は空に響き、水を押し出し、火に支えられます。地と風が転にあたります。

相性がよいとされるのは空・水・火の3つで、122社では71社、全体の58.2%です。支えられる関係にあたる火が41社あるので、候補の数そのものは確保できます。なお、空は人の側では出にくい属性で、生年月日と血液型の計算で空になるのは全体の11.1%です。

一般に流通している相性表と、どこまで同じか

相性がよいとされる3つの組み合わせは、5属性とも当サイトの表と同じになります。

当サイトが2026年9月12日に上位ページの相性表を確かめ、環から導いた響と巡の組み合わせと突き合わせました。食い違った属性は0でした。

自分の属性上位ページの表(相性がよい)当サイトの響+巡突合
地地・火・風地・火・風一致
水水・風・空水・風・空一致
火火・空・地火・地・空一致
風風・地・水風・地・水一致
空空・水・火空・火・水一致

組み合わせが同じになるのは偶然ではありません。上位ページは五芒星を描いて「対角線で結ばれる属性が相性がよい」と説明しており、当サイトは五つを循環として並べて「隣り合う属性が巡」と説明しています。図の描き方が違うだけで、指している組み合わせは同じです。

違うのは残りの2つの呼び方だけ

残る2つの属性を当サイトは転と呼んでいて、相性が悪いという書き方をしていません。

上位ページはこの2つを相性が良くない側に置いています。当サイトは同じ2つを転と呼び、流れの向きが変わる関係として説明します。組み合わせの中身は同じなので、どちらの表を見ても、自分の属性に対してどの属性が3つの側でどの属性が2つの側かは変わりません。違うのは、その2つをどう読むかです。

上位ページの相性図は画像で、文字として読めない

当サイトが確かめた上位10件のうち、相性を表で出していたのは4件だけでした。

残りは相性の関係を画像の図で示しています。検索順位でいちばん上にあるページも、相性の対応は画像1枚で、本文側に表はありませんでした。画像の中の線と色は、検索エンジンにも読み上げソフトにも文字として届きません。表で出していた4件も、自分の属性ごとに相性がよい属性を並べた5行の表で、25通りを1マスずつ出していたページは0件でした。

転を「相性が悪い」と書かない理由

転は打ち消す関係ではなく、流れの向きが変わる関係として説明できるからです。

属性は神社の側が定めたものではなく、参拝してよいかどうかとも関係しません。当サイトは属性を、候補が多すぎて決められないときに順番を付けるための一つの見方として扱っています。氏神様のように住んでいる土地との縁で決まる社もあり、由緒や御祭神、ご利益、実際に行ってみたいと思う気持ちも、同じくらい確かな選び方です。

転は流れが変わる関係として読む

山が空を遮り、風が火を消すように、どれも向きを変える動きとして並んでいます。

一つ飛ばしの関係は、環の上では地が空を遮る、空に出た風は行き場を失う、強い風は火を消す、火は水を涸らす、水は土を削って流す、という5つです。どれも打ち消すというより、向きを変える動きとして読めます。当サイトはこの2つを、流れを変えたいときに行く社として扱っています。いまのやり方を変えたいときに選ぶ社、という位置づけです。

上位でも「避ける必要はない」が多数派

避けたほうがよいと書いていたのは1件で、避ける必要はないと書いたのが4件でした。

2026年9月12日に当サイトが上位ページの本文を確かめた数です。相性が悪いとよくない影響が出ることがあると書いていたページが1件、避ける必要はない、負の作用があるわけではない、と明記していたページが4件ありました。相性の話題を扱うページの中でも、行かないほうがよいという書き方は多数派ではありません。

相性のいい神社は何社あるか

当サイトが122社を判定したところ、相性のいい社は属性によって56社から89社でした。

神社の側の属性は、生年月日では決まりません。当サイトは御祭神の神格に60点、鎮座地の地勢に25点、社名の系統と祭事に15点を配り、最高点の属性をその社の属性としています。この基準を東京・京都・大阪・福岡の122社に当てた結果が下の表です。御祭神から神格を引けなかった3社は、属性を出さずに未確定のままにしています。

都市地水火風空未確定
東京都(32社)9113540
京都府(30社)429960
大阪府(30社)637860
福岡県(30社)1212663
合計(122社)2084128223
割合16.4%6.6%33.6%23.0%18.0%2.5%

この分布をもとに、属性ごとに相性のよい社が何社あるかを数えたものが下の表です。響と巡の3つを足した数を候補としています。

自分の属性響巡(2つ)候補の合計122社に占める割合転(2つ)
地20火41・風2889社73.0%30社
火41空22・地2083社68.0%36社
空22水8・火4171社58.2%48社
水8風28・空2258社47.5%61社
風28地20・水856社45.9%63社

人の側と神社の側で、属性の出方が違う

人の側は4つが22.2%ずつなのに、神社の側は火が33.6%で水が6.6%でした。

人の属性は、生年月日と血液型を足して最後に残る1桁の数字で決まります。数字は1から9の9通りで、地・水・火・風にはそれぞれ2つずつ、空には1つだけ割り当てられています。そのため地・水・火・風がそれぞれ22.2%、空だけが11.1%になります。9を5で割り切れないことから来る形で、計算の性質です。

一方、神社の側は御祭神で決まるので、人の側とはまったく別の分布になります。八幡宮と神明社の系統が火に入るため火が多く、水は宗像・厳島・住吉・貴船といった系統に集まるので、4都市の主要な社を集めた標本では少なくなりました。

人の側(計算で出る割合) 神社の側(122社の判定) 地水火風空 地水火風空 22.222.222.222.211.1 16.46.633.623.018.0 単位は%。神社の側は未確定3社を含めた122社に対する割合

水属性・風属性の人は候補が半分になる

水の人は58社、風の人は56社で、どちらも122社の半分に届きませんでした。

環そのものは公平で、どの属性から見ても響が1つ、巡が2つ、転が2つです。それでも候補の数に差が出るのは、神社の側の属性の数が均等ではないからです。水の人は響にあたる水の社が8社しかなく、風の人は支えられる関係にあたる水が同じく8社で、転にあたる火が41社と多くなります。

候補が半分になっても、行ける社が半分になるわけではありません。当サイトは転にあたる社も候補から外しません。属性が合わないことを理由に神社を外すことはすすめておらず、候補が少ないと感じたときは、通える範囲やご利益から先に絞るほうが決まりやすくなります。

122社は全国8万社の一部でしかない

文化庁の集計では神社は80,570あり、122社はその0.2%にも届きません。

この80,570は、文化庁の宗教年鑑が令和6年12月31日時点で数えた、宗教団体としての神社の数です。宗教法人と、法人格を持たない届け出のある団体を合わせた数で、路傍の小さな祠は含まれません。当サイトが判定した122社は、東京・京都・大阪・福岡の主要な社を集めたもので、全国の分布をそのまま表しているわけではありません。

属性ごとの割合は、標本を全国に広げれば動きます。水の系統である宗像・厳島・住吉・熊野は西日本と沿岸部に多く、4都市だけでは拾いきれていません。上の割合は、いまの122社ではこうなっている、という数として読んでください。

繭気属性(けんきぞくせい)という呼び方について

地水火風空の属性を繭気属性と呼ぶことがありますが、辞典に項目はありませんでした。

神社の属性と相性を扱うページでは、この呼び方が使われています。当サイトが出どころを確かめたところ、語そのものが辞典にも報道にも見当たりませんでした。誰がいつ言い始めたのかは、当サイトが確かめた範囲では特定できていません。

辞典に項目が無い

556の辞書を横断するWeblioでもコトバンクでも、繭気は0件でした。

2026年9月12日に当サイトが引きました。同じ経路で五大・五輪・五行・相生・相剋・相性の6語を引くと、いずれも項目が表示されます。経路の不調ではなく、項目そのものがありません。日本語版のウィキペディアにも項目はありませんでした。

主要紙の記事検索にも出てこない

当サイトが記事検索で確かめた3紙では、繭気属性は1件も出てきませんでした。

朝日新聞・毎日新聞・日本経済新聞の記事検索で、繭気属性を検索語にして0件でした。確かめたのはこの3紙で、他の新聞やテレビは取得できていません。属性と相性の話は、新聞に載った事実としてではなく、ウェブの診断と解説記事として広がったものです。

パワースポットの属性相性も同じ表で語られている

滝や山をパワースポットとして属性で分ける書き方も、相性の表は神社と同じです。

当サイトが確かめた上位ページでは、神社に加えて滝・湖・山・岬などが属性つきで紹介されていました。そこで使われている相性の対応は、神社の属性相性とまったく同じ5属性の組み合わせです。つまりこの記事の25マスは、パワースポットの属性相性としてもそのまま引けます。

ただし神社以外の場所には御祭神がありません。当サイトは御祭神に60点を配る基準で属性を判定しているので、神社以外の場所には同じ基準を当てられません。神社以外の属性をどう扱うかは神社属性とは何か(神社以外のパワースポットの扱い)にまとめています。

神社の側は属性と相性をどう見ているか

当サイトが1,200ページを数えたところ、相性という語は1件もありませんでした。

2026年9月12日に、神社本庁と都道府県神社庁7庁、有名神社12社の公式サイトを巡回し、タグを外した本文で語を数えました。属性・相性・繭気の3語とも0件です。数え方で結果が変わるところがあったので、そこも書いておきます。

数えた対象ページ数「繭気」「相性」「属性」
神社本庁101000
都道府県神社庁 7庁616000
有名神社 12社483000(HTMLソース上の3件は本文ではない)
合計1,200000

有名神社の3件は、ページの見た目に出る文章ではなく、ページを動かすプログラムの中の注記でした。取得したHTMLをそのまま数えると本文にある語として数えてしまうので、タグを外してから数え直しています。同じように「五大」で当たった13件も、住吉大社の五大力石守という御守の名前で、地水火風空の五大とは別のものでした。

神社本庁が神社との関わり方として説明しているのは、住んでいる地域の氏神さまと、個人の信仰で崇敬する神社の2つです。生年月日や属性から合う神社を決めるという考え方は、確認した公式のページには出てきませんでした。呼ばれている、呼ばれていないという言い方についても呼ばれないと行けない神社は本当かで公式の記述を数えています。

田無神社は「解りません」と公式に書いている

田無神社は、神社の信仰に属性や相性があるという考えについて解らないと書いています。

東京都西東京市の田無神社は、公式サイトの「注意」というページで、神社神道の信仰・価値観に基づいて祭儀を行っているため、次のような考えについては解りません、と書いています。挙げられている例の筆頭が「神社の信仰に属性や相性があるという考え」です。ほかに、神様が参拝者に降臨するという考え、特殊な参拝方法を行うとご利益があるという考え、龍が人につくという考えが並んでいます。

このページに掲載日は書かれていません。当サイトがインターネットアーカイブで確かめたところ、2024年1月25日の保存に同じ一文が入っていました。同じページでは、占いや運命鑑定で対価を得る商業行為に神社が許可を与えることはないこと、高額な料金を求める参拝ツアーに一切関与していないことも書かれています。

その田無神社を当サイトの基準で判定すると風属性になる

御祭神が風の神なので、当サイトの基準では風属性75点、確度は高と出ます。

田無神社が公式サイトで主祭神としているのは、級長津彦命・級長戸辺命・大国主命の3柱です。ほかに八衢比古神・八衢比売神・素戔嗚尊・倉稲魂命・應神天皇・猿田彦命・大鳥大神を本殿に祀っています。級長津彦命と級長戸辺命は風の神なので、主祭神で60点、配祀神で15点が風に入って75点になります。大国主命は山・土・国土の神なので地に15点が入り、地15点・風75点で風属性になります。当サイトの判定プログラムに入れると、確度は高と出ます。

つまり、属性や相性という考えは解らないと書いている社に、当サイトの基準は属性を付けられてしまいます。これは当サイトの基準の限界を示しています。カンナビが出している属性は、神社が名乗ったものではなく、当サイトが御祭神・鎮座地・社名から判定したものです。だからこそ、各社のページには判定の内訳を全部出しています。属性が神社の側の決まりではないことは、この記事でも繰り返し書いておきます。

空海『即身成佛義』に「相性」という語は出てこない

五大を説いたこの一本を全文で数えると、相性も相生も相剋も0回になりました。

地・水・火・風・空は、仏教で万物をつくるとされる五大です。五大をまとまった形で説いた文献に、空海の『即身成佛義』があります。当サイトが大蔵経のテキストデータベースで全文を取り、語を数えました。対象は大正新脩大蔵経の第77巻、381b16から384c29までの304行、本文5,602字です。

語回数
六大26
五大3
地大・水大・火大・風大・空大4・2・2・2・4
相性0
相生0
相剋0
五行0

この本で五大が出てくるのは、六大とは五大と識である、と説明する文脈です。五大の一つひとつに、諸法本不生の義が地大である、といった形で意味が当てられています。五大どうしが生み合ったり打ち消し合ったりする、という説明はこの一本には出てきません。

この数字が言えるのは、この一本についてだけです。仏教全体、空海の他の著作、後世の書物にまで広げられる数ではありません。五大を相性として扱った文献がどこかにあるかどうかは、当サイトが確かめた範囲では見つからなかった、というところまでです。

「相性」は五行の語で、五大に当てる記述は辞典に無い

辞典の相性は木火土金水に人を当てる語で、地水火風空に当てる説明はありません。

辞典は相性を、中国の陰陽五行説に基づき、生年によって人を木・火・土・金・水に分けて縁の合う合わないを定めるもの、と説明しています。相生と相剋という環も、五行の側にあるものです。相生は木が火を生み、火が土を生み、と続く順で、相剋は木が土に、土が水に、と続く順です。

一方、五大の項目には相生も相剋も出てきません。明治神宮の公式サイトも、国立国会図書館の暦の解説も、五行を木・火・土・金・水と書いています。神社の属性で使う地・水・火・風・空とは、要素の名前から違います。五行と五大がどう違うかは神社属性の調べ方(風水の属性・五行との違い)で表にしています。

相性が分かったあとにすること

属性は候補に順番を付ける道具なので、通える範囲を決めてから使ってください。

相性のよい社が122社中89社あっても、そこから1社を決められるわけではありません。当サイトは、通える範囲、願いごと、すでにある縁、属性の相性、という順で重ねることをすすめています。手順は自分に合う神社の見つけ方(4つの条件を重ねて1社に決める手順)にまとめています。

属性のほかにも、神社との相性と呼ばれている調べ方はいくつかあります。それぞれ何を入力して何が出るのか、なぜ答えが割れるのかは神社との相性の調べ方(5つの物差し)で比べています。自分の属性がまだ分からないときは、下の診断に生年月日と血液型を入れると、計算の途中経過ごと表示されます。

行き先が何社か決まったら、順番に回るところまで組めます。神社巡りプランナーに属性・願い・出発地・使える時間を入れると、時刻入りの巡礼ルートが出ます。

よくある質問

本文で扱っていない条件や例外を6つにまとめました。相性の使い方の迷いどころです。

Q. 神社の属性で相性が悪いのはどれですか。

A. 一般の相性表で相性が良くない側に置かれるのは、地なら水と空、水なら地と火、火なら水と風、風なら火と空、空なら地と風の2つです。当サイトはこの2つを転と呼び、相性が悪いという書き方をしていません。避ける必要もありません。当サイトが上位ページの本文を確かめたときも、避けたほうがよいと書いていたのは1件で、避ける必要はないと明記していたのが4件でした。

Q. 相性のいい神社に行くと、何か変わりますか。

A. 参拝して何が起きるかを示した資料は、当サイトが確かめた範囲では見つかりませんでした。言えるのは、属性の組み合わせが25通りあり、そのうち3つが相性のよい側に置かれている、というところまでです。相性は、行き先の候補が多すぎて決められないときに順番を付けるための道具として使ってください。

Q. 家族と属性が違うと、一緒に参拝できませんか。

A. 属性は参拝の可否とは関係しないので、違っていても一緒に参拝できます。属性は5つしかなく、空以外の4つは組み合わせのおよそ5つに1つずつ出るので、家族のあいだで揃うことも割れることもあります。1社を選ぶときに属性で迷うなら、全員の氏神様にあたる社を選ぶ方法もあります。氏神様の調べ方は氏神様のページにまとめています。

Q. 空属性の人は、行ける神社が少ないのですか。

A. 少ないわけではありません。人の側で空が出るのは11.1%ですが、これは空属性の人が少ないという話で、空属性の神社が少ないという話ではありません。神社の側の空は122社中22社で18.0%あり、空の人の候補は71社、全体の58.2%です。5属性のうち3番目に多い候補数になります。人の側の割合と神社の側の割合は別のものとして読んでください。

Q. 相性のいい神社が近くに1社もないときはどうしますか。

A. 通える範囲を優先してください。当サイトは、通える範囲を先に決めてから属性の相性で順番を付ける順序をすすめています。属性は4つの条件のうち最後に使うもので、最初に使うものではありません。近くの社に属性が付いていない場合もあります。当サイトは御祭神から神格を引けない社の属性を未確定のままにしていて、122社のうち3社がこれにあたります。

Q. 神社の側が「無属性」とされている場合はどう読みますか。

A. 当サイトの判定からは無属性は出てきません。御祭神に60点を集中させる基準なので、5属性が拮抗する社が構造的に出ないためです。よそで無属性やオールマイティと紹介されている社については、誰の分類かを出典つきで併記する扱いにしています。詳しくは「無属性」と言われる神社についての説明にまとめています。

まとめと参考にした資料

神社属性の相性は25通りで、5種類の関係に分かれます。避ける必要はありません。

  • 自分の属性と神社の属性で25通り。関係は響が5マス、巡が押し出す5と支えられる5、転が2つの向きで5ずつに割れる
  • 相性がよいとされる3つの組み合わせは、一般に流通している相性表と5属性とも同じ。違うのは残り2つの呼び方だけで、当サイトは転と呼び、流れが変わる関係として扱う
  • 当サイトの基準で122社を判定すると、候補は地89社(73.0%)・火83社(68.0%)・空71社(58.2%)・水58社(47.5%)・風56社(45.9%)
  • 人の側は地水火風が22.2%ずつ・空が11.1%なのに対し、神社の側は火33.6%・水6.6%と偏る。122社は全国80,570社の一部でしかない
  • 神社本庁・都道府県神社庁7庁・有名神社12社の1,200ページに、繭気・相性の語は0件。田無神社は属性や相性という考えについて解らないと公式に書いている
  • 空海『即身成佛義』の全文(304行・5,602字)に相性・相生・相剋・五行は0回。辞典の相性は五行の語で、五大に当てる説明は無い

参照した資料は次のとおりです。いずれも2026年9月12日に内容を確認しました。

25通りの関係、122社の属性の判定と候補の社数、公式サイトの語の数え上げは、当サイトの判定プログラムと集計で出した値です。上位ページの相性表との突合は、2026年9月12日に確かめた時点のものです。

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