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神社診断|無料の属性診断と、空が出にくい理由を185,544通りで数えた結果

神社診断と呼ばれているものは、生年月日と血液型から属性を出すもの、性格の質問に答えて神格を出すもの、神社で引くおみくじまで、入力も出力も違うものが同じ名前で並んでいます。このページに置いてあるのは、生年月日と血液型から地・水・火・風・空のどれかを出す属性診断です。無料で、登録もメールアドレスも要りません。結果だけ出して終わりにせず、属性が決まるまでの計算、入れた数字がどこへ行くのか、空がなぜ出にくいのかまで、当サイトのプログラムを数えて書きました。

この記事でわかること

  • 属性を出すのに使うのは2問だけ: 診断は全6問ですが、属性が決まるのは1問目の生年月日と2問目の血液型です。残りの4問は神社を選ぶための条件で、氏名・メールアドレス・電話番号・性別を入れる欄はプログラムの中に1つもありません。
  • 計算は全部見せます: 当サイトが調べた診断ツール11件のうち、属性が決まるまでの計算を見せていたのは4件でした。検索上位の1件目と2件目はどちらも見せていません。このページでは4段の手順と、数字と属性の対応9行をそのまま出します。
  • 空が出にくいのは計算の性質: 1900年1月1日から2026年12月31日までの全日付と血液型4種、185,544通りを総当たりで数えると、空は11.11%、ほかの4属性は各22.22%でした。性格でも体質でもなく、9つの数字のうち5だけが空に割り当てられているためです。
  • 入れた数字は送っていません: 診断のプログラム19ファイルを8項目で調べ、外へ送る仕組みが0件であることを確かめました。ブラウザに残しているのは属性・願いごと・出発地など6つで、生年月日と血液型は残していません。

無料の神社診断:生年月日と血液型を入れて属性を見る

生年月日と血液型を選ぶと、地・水・火・風・空のどれかと、相性のいい神社の傾向が出ます。

診断は全6問です。1問目で生年月日、2問目で血液型を選んだ時点で属性は確定します。3問目から6問目は、行きたい神社と願いごと・出発地・出発時刻と滞在時間・移動手段・同行者で、これは属性ではなく「どの神社をどの順で回るか」を組み立てるための条件です。途中でやめても、最初の2問に答えていれば属性は出ます。

血液型が分からないときは、生年月日の1桁だけで属性の候補を3つか4つまで絞れます。絞り方は神社属性の調べ方(生年月日と血液型の早見表)に表で出してあります。

この診断が出すもの・出さないもの

出すのは属性と相性の目安と回る順番、出さないのは運勢・吉凶と、行ってはいけない神社です。

神社の側の属性は、当サイトの基準で判定したものとして表示しています。神社が名乗っているものではないので、出すものとは分けて下に書きます。

診断という言葉は医者が病状を判断することにも使われますが、辞書の第2義は「物事の実情を調べて、その適正や欠陥の有無などを判断すること」で、これから起きることではなく、いまある状態を調べる意味です。当サイトの診断も、入力した数字から決まる値を計算して見せるところまでで、これから何が起きるかは出しません。

出すもの:属性と、相性の目安と、回る順番

出るのは3つで、属性そのものと、5属性25通りの相性の目安と、神社を回る順番の案です。

相性の目安は、当サイトのデータに書いてある5属性25通りの表をそのまま引いています。回る順番は、願いごと・アクセス・旅程・人気・御朱印と自然の5項目に属性の相性を加えた6項目の配点で並べたものです。配点は属性相性25点・願いごと30点・アクセス20点・旅程15点・人気5点・御朱印と自然5点で、いちばん重いのは属性ではなく願いごとです。

出さないもの:運勢と吉凶と、行ってはいけない神社

運勢と吉凶は出しません。相性が外れた社を「行ってはいけない神社」として示すこともしません。

吉凶を伝えるのは神社が授与するおみくじの役目で、この診断の役目ではありません。相性の表から外れた社は、推薦の配点で属性相性が5点になるだけで、候補からは落としません。

神社の側の属性:当サイトの基準で判定したもので、神社が名乗るものではない

神社の側の属性は、当サイトの基準で判定して表示しています。収録122社のうち119社に属性が付き、3社は未確定のままです。

収録しているのは東京32社・京都30社・大阪30社・福岡30社の122社です。データのファイルそのものには属性を手で書いておらず、属性欄は122社すべて「未確定」のまま置いてあります。道具を開いたときに、当サイトの判定プログラム(神なび式 三層加点法)が1社ずつ属性を付けます。見るのは御祭神の神格(主祭神60点、配祀神は1柱15点で合計30点まで)、鎮座地の地勢(25点まで)、社名や系統・祭事(15点)の3層で、点がいちばん高い属性をその社の属性にします。

2026年9月20日にこのプログラムを動かして数えたところ、属性が付いたのは119社で、内訳は火41社・風28社・空22社・地20社・水8社でした。確度は最高点が75点以上なら「高」、60点以上なら「中」としていて、高が72社、中が47社です。道具の神社カードには「神社側の属性:空」「確度:高」のように出ます。これは当サイトの基準で判定したもので、神社が名乗っているわけでも、神社本庁などの公式な分類でもありません。

御祭神から神格を引けない社には属性を付けません。地勢や社名だけでは決めない作りにしてあり、いまは福岡の筑紫神社・香春神社・榎社の3社が未確定です。未確定の社を推薦から外すこともしません。相性の表に入っていれば25点、未確定なら10点、外れていれば5点という置き方で、未確定は減点ではなく中立の10点として扱っています。

区分項目中身何から出しているか
出す属性地・水・火・風・空のどれか1つ生年月日8桁と血液型の足し算
出す相性の目安5属性25通りの組み合わせ(合う15・流れが変わる10)当サイトのデータに書いた相性表
出す神社の候補と回る順番願いごと・出発地・時間・移動手段から組んだ順路6項目100点の配点
出さない運勢・吉凶—吉凶は神社が授与するおみくじの役目
当サイトの基準で出すその神社の属性収録122社のうち119社に判定(火41・風28・空22・地20・水8)。3社は未確定御祭神・地勢・社名の3層で点を足す当サイトの判定。神社が名乗るものではない
出さない行ってはいけない神社—相性が外れても推薦から落とさない

「神社診断」と呼ばれているものは5種類ある

神社診断という言葉は5種類のものを指していて、入れるものも出るものも別々です。

検索して出てくるページを並べると、生年月日と血液型を入れる属性診断、自分と神社の属性を突き合わせる相性診断、生まれ年から仏や神を出す守護神診断、性格の質問に答えるタイプ診断、そして神社の授与所で引くおみくじの5つに分かれます。同じ「神社診断」で来ても、探しているものがこのうちのどれかで、行き先が変わります。

5種類の違いは「何を入れるか」で見分けられる

入れるものを見れば種類が分かります。生年月日か、住所か、性格の質問か、何も入れないかです。

生年月日と血液型を入れるなら属性診断、住所を入れるなら氏神、生まれた土地を入れるなら産土神、性格の質問に答えるならタイプ診断です。おみくじだけは何も入れずにその場で引きます。当サイトが調べた診断ツール11件では、入力が「生年月日と血液型」だったものが7件で、名前を求めるツールは0件でした。

呼ばれ方入れるもの出るもの当サイトの担当ページ
属性診断(繭気属性)生年月日・血液型地・水・火・風・空のどれか1つこのページ。属性の意味は神社属性とは
相性診断自分の属性と神社の属性合う・流れが変わるの別神社属性の相性一覧(25通り)
守護神診断生まれ年の干支・住所など守り本尊・氏神・属性の神格守護神診断
神社タイプ診断性格の質問への答え神社や神格のタイプ—(当サイトでは扱っていません)
おみくじ入れるものは無い吉凶と、生活の指針になる言葉神社の授与所で引くもの

おみくじだけは神社の側にある仕組み

5つのうち神社の側にあるのはおみくじだけで、残りの4つは神社の外で作られています。

神社本庁はおみくじについて「『おみくじ』は単に吉凶判断を目的として引くのではなく、その内容を今後の生活指針としていくことが何より大切なことといえます。」と書いています。吉凶の種類と順番についても「その種類や順番は神社によってさまざまですが、一例として『大吉→吉→中吉→小吉→末吉→凶』といった順番があります。」として、全国で1つに決まっているとは書いていません。どの物差しで相性を見るかを並べた話は神社との相性の調べ方(5つの物差し)にまとめています。

属性が出るまでの計算を全部見せる

生年月日8桁を足して1桁にし、血液型の数を足してまた1桁にした数字で属性が決まります。

使うのは足し算だけで、紙とペンがあれば1分で終わります。下に出す4段は、このページの診断が内部で行っている計算そのものです。手で計算した答えと診断の答えが食い違うことはありません。

手順は4段、使うのは足し算だけ

8桁を足す、1桁にする、血液型の数を足す、もう一度1桁にする。この4段で終わります。

属性が決まるまでの4段(例:1993年11月12日・A型) 1 生年月日をYYYYMMDDの8桁にして、各桁を足す 1+9+9+3+1+1+1+2 = 27 2 10以上なら、1桁になるまで足す 2+7 = 9 3 血液型の数を足して、また1桁にする(A型1・B型2・AB型3・O型4) 9+1 = 10 → 1+0 = 1 4 最後の数字を属性に当てる(1・6=地/2・8=水/3・7=火/4・9=風/5=空) 最後の数字は1 結果:地

月や日が1桁のとき、4月を04と書いても4と書いても答えは変わりません。0を足しても合計が動かないためです。足す順番を変えても結果は同じで、1993+11+12=2016として2+0+1+6=9としても、桁ごとに足した9と一致します。1桁になるまで足し続けた数は9で割った余りと同じ動きをするので、区切り方を変えても答えが動きません。

数字と属性の対応は9行しかない

最後に残る数字は1から9のどれかで、その9つを5つの属性に割り振っているだけです。

下の9行が割り当てのすべてです。地・水・火・風には数字が2つずつ、空には5の1つだけが割り当てられています。この形が、あとで書く「空が出にくい」理由に直結します。

最後に残る数字属性その属性に割り当てられた数字
1地1・6
2水2・8
3火3・7
4風4・9
5空5のみ
6地1・6
7火3・7
8水2・8
9風4・9

計算を見せている診断は11件中4件だった

当サイトが調べた診断ツール11件のうち、計算の途中を見せていたのは4件だけでした。

検索して上位に出た11件を開いて数えたところ、生年月日と血液型を入れると結果だけが返るものが7件、足し算の途中や割り当ての表を出していたものが4件でした。上位1件目と2件目はどちらも計算を見せていません。11件はすべて登録もログインもメールアドレスも不要だったので、無料であることや登録が要らないことは、このページの取り柄にはなりません。計算表そのものが4通りに割れている話と36通りの早見表は、神社属性の調べ方に置いてあります。

空が出にくいのは、9つの数字のうち5だけが1つだから

空は9つの数字のうち5だけに割り当てられているので、計算のうえで11.11%しか出ません。

地・水・火・風には数字が2つずつ当たっているのに、空だけは5の1つです。最後に残る数字1から9の出方がほぼ同じなら、空はほかの属性のちょうど半分の割合になります。実際に数えて確かめました。

185,544通りを総当たりで数えた

全日付と血液型4種の組み合わせを1つずつ計算すると、空は11.11%、ほかは各22.22%でした。

1900年1月1日から2026年12月31日までは46,386日あり、血液型4種を掛けると185,544通りになります。この全部について、当サイトの診断と同じ計算を行いました。最後に残る数字1から9の出方は20,613件から20,620件のあいだに収まり、いちばん多い数字といちばん少ない数字の差は0.03%でした。9つの数字はほぼ均等に出ています。

属性割り当てられた数字185,544通り中の件数割合
地1・641,23322.22%
水2・841,23222.22%
火3・741,23322.22%
風4・941,23022.22%
空5のみ20,61611.11%

血液型を変えても空の割合は動かない

A型11.12%、B型・AB型・O型は各11.11%で、血液型を分けても空の割合は変わりません。

血液型の数は1から4の連続した4つなので、足しても最後に残る数字のばらつき方が変わりません。そのため、どの血液型で切り出しても空はおよそ11.11%に落ち着きます。「O型は空が出やすい」といった偏りは、少なくともこの計算からは出てきません。

先行調査の約6%は、人を数えた数字

空を約6%とする先行調査が1件ありますが、こちらは成人200人に聞いた調査の数字です。

空属性の少なさを数値で出している先行調査は1件で、成人200人を対象に空属性が5属性中もっとも少ない約6%だったと報じられています。人を数えた調査なので、母数が200人であること、回答した人の生年月日の偏りがそのまま出ることを踏まえて読む必要があります。11.11%は計算の側から出した数字で、母数の取り方に左右されません。2つの数字は測っているものが違います。

入れた生年月日と血液型は、どこにも送っていない

送信の仕組みは1つも入っておらず、生年月日と血液型は保存もしていません。

診断を動かしているファイル19本を開き、データを外へ送る書き方を8項目挙げて数えました。結果は8項目とも0件です。計算はすべて見ている人のブラウザの中で終わり、入力した2つの値はページを閉じた時点で消えます。

8項目を数えた結果はすべて0件

送信に使われる書き方を8つ挙げて数え、どれも0件でした。通信は1件だけ見つかりました。

見つかった通信1件は、神社を回る順番を組むときに読み込む駅名データで、宛先は同じサイトの中にあるファイルです。読み込むだけで、こちらから何かを書き込む形にはなっていません。入力欄そのものについても、氏名・メールアドレス・電話番号・性別を入れる欄はプログラムの中に0件でした。

数えた書き方何のための仕組みか件数
XMLHttpRequestページから外へデータを送る0
form(送信フォーム)入力をまとめて送信する0
form action(送信先の指定)送信先のURLを書く0
sendBeaconページを離れる瞬間に送る0
mailto:メールに載せて送る0
gtag・dataLayerアクセス解析へ送る0
axios・jQueryのajax外部の道具を使って送る0
WebSocketつなぎっぱなしでやり取りする0
fetchページから外を読み書きする1(宛先は同一サイト内の駅名データ)

ブラウザに残しているのは6つだけ

残しているのは属性・願いごと・出発地・移動手段・同行者・出発時刻の6つだけです。

この6つは、ページを開き直したときに最初から入力し直さずに済むよう、見ている人の端末の中に置いています。当サイトのサーバーへは行きません。生年月日と血液型は、この6つに入っていません。属性を出すのに1度使ったあとは、数字そのものをどこにも書き残さない作りです。

国民生活センターが注意しているのは入力そのもの

公的機関は、無料の占いサイトに氏名や生年月日を気軽に入力しないよう注意しています。

国民生活センターは2020年11月26日の公表資料で「無料の占いだからといって気軽に氏名や生年月日、メールアドレス等の個人情報を入力しないようにしましょう」と書いています。同じ資料に載っている占いサイト等の相談件数は、2016年度1,490件、2017年度1,406件、2018年度1,430件、2019年度1,837件、2020年度は10月31日時点で1,016件です。

個人情報保護委員会の説明では、個人情報とは「当該情報に含まれる氏名、生年月日、その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの」とされており、生年月日は例示に挙がっています。ただし生年月日だけで必ず個人情報になると書かれているわけではなく、「他の情報と容易に照合することにより特定の個人を識別できる場合、当該情報とあわせて全体として個人情報に該当することがあります。」という書き方です。名前やメールアドレスと一緒に入力する場面ほど注意が要る、と読むのが原文に沿っています。

地・水・火・風・空は五行ではない

地・水・火・風・空は五行ではなく、仏教でいう五大(五輪)と同じ並びの5語です。

属性を「陰陽五行に由来する5元素」と説明しているページがありますが、辞書の項目を引くと別の系統です。五行は中国古代の考え方で、五大はインド由来の仏語です。並んでいる語が2つだけ重なっているために混ざりやすくなっています。

五行は木・火・土・金・水、五大は地・水・火・風・空

五行は木・火・土・金・水の5つ、五大は地・水・火・風・空の5つで、別の組です。

五行と五大で重なるのは火と水の2語だけ 五行(中国古代) 五大・五輪(仏語) 木 土 金 火 水 地 風 空 神社属性の5語がそろうのは右の輪(五大)のほう

辞書は五行を「中国古代の世界観で、万物を構成し、天地の間に運行すると考えられた木・火・土・金・水の五つの元素」と説明し、五大を「万物をつくる五つの要素。地・水・火・風・空の五大種」という仏語として立てています。五輪は「地輪・水輪・火輪・風輪・空輪の五つ。五大のこと」で、五大と同じものです。神社属性の5語がそろって出てくるのは五大・五輪の側です。

「空」は性格の言葉ではなく仏語

空は梵語シューニャの訳で、実体がないことを指す仏語として辞書に載っています。

辞書の説明は「うつろであること、ない、の意」で、「すべての事物はみな因縁によってできた仮の姿で、永久不変の実体や自我などはないということ」です。ほかのサイトの属性の解説に添えられている「自由」「独創的」といった性格の言葉とは、出どころが別になります。当サイトが読んだ主要3サイトでも、空属性の性格の書き方は3通りに割れていました。

「繭気属性」という呼び方はどこから来たか

辞書と百科事典8種に項目が無く、追える最古の出現は2008年8月25日の個人ブログです。

この診断の下敷きになっている考え方は、繭気属性という名前で呼ばれています。古くから伝わる思想として紹介されることがありますが、当サイトが辞書を引いた範囲では、その裏付けが取れませんでした。

辞書・百科事典8種に項目が無い

辞書と百科事典を8種あたりましたが、繭気属性という項目はどれにもありませんでした。

あたったのは、デジタル大辞泉、精選版日本国語大辞典、改訂新版世界大百科事典、日本大百科全書、百科事典マイペディア、ブリタニカ国際大百科事典小項目事典、普及版字通、Weblio辞書の8種です。語の見出しそのものが立っていないので、辞書の側からは意味も由来もたどれません。五行や五大のように辞書に項目のある語とは、根拠の厚みが違います。

語源とされる一文の出典は特定されていない

語源として引かれる文について、第三者の調査は出典を見つけられなかったと書いています。

当サイトがたどれたいちばん古い出現は、2008年8月25日付の占い師のブログ記事です。語源として「繭なりし」で始まる文が引かれることがありますが、2022年11月4日に公開された第三者の調査によれば、その文章が登場する宗教や文献は見つけられなかったと書かれています。神社の公式サイトが繭気属性という語を使っている例も、当サイトが検索4本で探した範囲では0件でした。呼び方の出どころが分からないことと、計算そのものが再現できることは別の話なので、このページでは計算の側だけを保証しています。

神社の側は診断をしているのか

神社本庁の公式サイトを76URL調べて、生年月日から属性を判定する仕組みは0件でした。

文化庁の宗教年鑑によると、神道系の宗教法人は令和6年12月31日現在で84,014法人、信者数は86,359,612人です。その神社を包括する神社本庁の公式サイトについて、当サイトはナビゲーションから76のURLを列挙して走査し、本文まで読んだのは13ページ、よくあるご質問24問を読み、サイト内検索も2本かけました。「診断」「占い」に当たるものは0件です。あわせて、神社属性に関する検索4本40件の中にも、神社本庁や各神社の公式サイトは1件も入っていませんでした。

ただし、神社本庁が属性診断を否定しているわけでもありません。公式の文章の中に、属性診断を認める記述も、否定する記述も見つかりませんでした。裏付けが取れないという言い方までが、実測で言えることです。

公式が持つ「自分に関係づける」仕組みは5系統

公式にあるのは氏神・厄年・おみくじ・八方除・ご祈願の5つで、入れるものが違います。

5つとも「自分に関係のある神社や年回りを知る」仕組みですが、入力するのは住所・数え年・願いごとで、生年月日から属性を出すものはありません。数値が公式に載っているのは厄年だけで、数え年で男性25歳・42歳・61歳、女性19歳・33歳・37歳・61歳が本厄です。

公式の仕組み入れるもの出るもの
氏神住んでいる地域(住所)その地域の神社
厄年数え年本厄・前厄・後厄にあたる年
おみくじ入れるものは無い(その場で引く)吉凶と、生活の指針になる言葉
八方除地相・家相・方位・日柄祓いの対象になる災い
ご祈願願いごと祈願の種別

氏神は住む土地で決まり、引っ越すと変わる

氏神はいま住んでいる土地で決まるので、引っ越せば変わります。生年月日では決まりません。

神社本庁は「氏神さまは、ご自身がお住いの地域の神社のことですので、いま暮らしている土地の神さまが氏神さまといえます。」と書き、引っ越した場合についても「氏神さまは新しい地域の神社になります。」としています。生年月日で決まる固定の値ではないという点が、属性との大きな違いです。自分の氏神を住所から探す手順は氏神様の調べ方に、生まれた土地の産土神をたどる手順は産土神社の調べ方にまとめています。参拝の作法についても、公式は「再拝(礼)・二拍手・一拝(礼)」を基本形として示しており、人によって作法を変える書き方は出てきません。手順は神社の参拝方法に書いています。

相性が合わないとされた神社に、行ってはいけないのか

行ってはいけないとは書きません。合わない関係は、流れを変える関係として扱っています。

診断が出す相性は、5属性を掛け合わせた25通りの表を引いているだけのものです。25通りのうち合うとしているのが15通り、流れを変えるとしているのが10通りで、どちらから見ても同じ結果になります。合わない側に出たからといって、その神社を候補から落とす作りにはしていません。

25通りは五巡の環と一致している

25通りの表は、地から火、火から空、空から水、水から風、風から地とめぐる環と一致します。

この環の上で隣り合う属性が合う関係、離れている属性が流れを変える関係です。自分と同じ属性も合う側に入ります。表を機械で突き合わせたところ、25通りすべてが環の並びと一致し、どちらを先に置いても答えが変わらない対称の形になっていました。表そのものと読み方は神社属性の相性一覧(5属性25通りの早見表)に出しています。

同じ神社が「合う」と「合わない」の両方に出ている

空属性の例では、同じ社を合わない例に挙げるページと、行くべき先に挙げるページがあります。

当サイトが空属性の解説ページを突き合わせたところ、日光東照宮を合わない例として挙げているページが1件、行くべきスポットとして挙げているページが2件ありました。性格の書き方も3サイトで3通りに割れ、空に合う神社として挙がっている件数も、5件から60件以上まで開いています。どのページが正しいかを決める材料は当サイトにもありません。合う合わないを行き先の可否として読まず、順番を決める目安として使うほうが、こうした食い違いに振り回されずに済みます。

割れている点実際に出ている書かれ方当サイトの扱い
空属性の性格主要3サイトで3通り(直感が鋭い/自由・独創的/形を変えるつくり手)性格は断定せず、結果にも書かない
日光東照宮の扱い合わない例が1件、行くべきスポットが2件どちらとも書かない
空に合う神社の件数60件以上/国内24件と海外4件/23件/5件件数を借りず、収録122社から条件で選ぶ
神社の側の属性サイトごとに割り当てが違うよその割り当ては借りず、当サイトの基準で122社のうち119社に判定。引けない3社は未確定のまま、推薦では中立

診断が終わったあとにすること

出た属性を持って、通える範囲の神社を先に決め、次に願いごとで絞るのが早い順序です。

属性から入ると候補が全国に散らばって決まらなくなります。推薦の配点でも、属性相性25点に対して願いごとは30点で、願いごとのほうを重く置いてあります。まず出発地から通える範囲を決め、その中で願いごとに合う社を選び、最後に属性の相性で順番を付けると、1社に落ちます。

出発地と使える時間まで入れて回る順番を組むなら神社巡りプランナーへ、条件の重ね方をもう少し詳しく読むなら自分に合う神社の見つけ方(4つの条件を重ねて1社に決める手順)へ進んでください。属性そのものの意味は、この記事の前半で挙げた属性のページにまとめてあります。

よくある質問

血液型が分からないとき、結果がサイトで違う理由、空の珍しさ、入力した値の行方、神社側の属性、占いとの線引きについて答えます。

Q. 血液型が分からなくても診断できますか。

A. いまの診断は2問目の血液型が必須なので、そのままでは最後まで進めません。生年月日の1桁だけでも属性の候補は3つか4つに絞れます。血液型を使わない見方としては、住んでいる土地で決まる氏神、生まれた土地でたどる産土神、願いごとから選ぶ方法の3つがあり、いずれも生年月日も血液型も使いません。

Q. サイトによって属性の結果が違うのはなぜですか。

A. 数字と属性の割り当て表が、サイトによって違うためです。当サイトが調べた診断ツール11件のうち、計算の途中や割り当てを見せていたのは4件で、残る7件は結果だけを返すため、どの表を使っているか読み取れません。表の違いで結果がどれだけ動くかは神社属性の調べ方に計算して出しています。

Q. 空属性は珍しいのですか。

A. 計算のうえでは11.11%で、ほかの4属性の半分です。1900年から2026年までの全日付と血液型4種、185,544通りを数えた結果です。この割合になるのは、最後に残る数字1から9のうち5だけが空に割り当てられているからで、性格や体質が珍しいという意味ではありません。空属性の人が少ないとする調査は別にあり、そちらは成人200人に聞いた約6%という数字です。

Q. 入力した生年月日はどこかに保存されますか。

A. 保存も送信もしていません。診断を動かす19ファイルについて、外へ送る書き方を8項目挙げて数え、すべて0件でした。端末の中に残しているのは属性・願いごと・出発地・移動手段・同行者・出発時刻の6つで、生年月日と血液型はこの中に入っていません。氏名・メールアドレス・電話番号・性別を入れる欄も、プログラムの中に0件です。

Q. 神社の側の属性はどうやって決まっているのですか。

A. 当サイトの基準(神なび式 三層加点法)で判定しています。御祭神の神格、鎮座地の地勢、社名や系統の3層で点を足し、いちばん点の高い属性をその社の属性にします。2026年9月20日の実測では、収録している東京32社・京都30社・大阪30社・福岡30社の122社のうち119社に属性が付き、確度は高が72社、中が47社でした。神社が名乗っているわけではなく、公式の分類でもありません。御祭神から神格を引けない3社は未確定のままで、推薦のときは中立の10点として置き、相性の表に入っていれば25点、外れていれば5点にしています。未確定を理由に候補から落とすことはありません。

Q. この診断は占いですか。

A. 辞書の定義でいうと、占いは「人の運勢、物事の吉凶、将来の成り行きを判断・予言すること」で、これから起きることを扱います。この診断は運勢も吉凶も出さず、入力した数字から決まる値を計算して見せるところまでです。辞書で「診断」の第2義にあたる「物事の実情を調べて、その適正や欠陥の有無などを判断すること」に近い使い方になります。なお占いサービスの市場規模は、矢野経済研究所調べ(2024年12月6日発表)で2023年度997億円とされています。

まとめと参考にした資料

この診断は属性と相性の目安を出す道具で、運勢も吉凶も出しません。神社の側の属性は、当サイトの基準で判定したものとして出しています。

属性は生年月日8桁の和を1桁にし、血液型の数を足してもう一度1桁にした数字で決まります。空が出にくいのは、その数字1から9のうち5だけが空に割り当てられているからで、185,544通りを数えると11.11%でした。入力した生年月日と血液型は、8項目を数えたかぎり外へ送っておらず、端末にも残していません。地・水・火・風・空は五行ではなく五大(五輪)の並びで、繭気属性という呼び方は辞書8種に項目が無く、追える最古は2008年の個人ブログです。神社本庁の公式に生年月日から属性を出す仕組みは0件でしたが、否定する記述も見当たりませんでした。合わないとされた社を行き先から外す必要はありません。