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九頭龍神社(箱根)とは|本宮と新宮の違い、行き方、13日の月次祭と参拝船、お守りを箱根神社の公式で確かめた

九頭龍神社(箱根)とは|本宮と新宮の違い、行き方、13日の月次祭と参拝船、お守りを箱根神社の公式で確かめた

先に結論だけ

九頭龍神社は、芦ノ湖の守護神・九頭龍大神を祀る箱根神社の社で、本宮と新宮の2か所にあります。本宮は芦ノ湖畔の「箱根九頭龍の森」の中、新宮は箱根神社の社殿の右隣です(箱根神社公式)。

本宮へは船か徒歩で行きます。歩くなら箱根園かザ・プリンス 箱根芦ノ湖から湖畔の遊歩道で片道ゆっくり30分で、九頭龍の森の入場料おとな600円(現金のみ)がかかります。箱根園のモーターボートは往復2,200円で、森の入場料が含まれます。

毎月13日は本宮で月次祭があり、参拝船が出ます。元箱根港9:20発(箱根園港9:35発)、乗船料は往復2,000円、受付は8:00〜9:05です。13日の午前は祭典の参拝者に限り森が無料です。

龍神水は新宮の前で汲み、お守りと御神印は箱根神社で受けます。本宮では御神印を出していません。九頭龍御守・九頭龍えんむすび御守はどちらも1,000円で、ボトル入りの龍神水は販売していないと公式に書いてあります。

当サイト(カンナビ)は2026年10月26日、「九頭龍神社」「九頭龍神社 本宮」「行き方」「すごい」「待ち受け 効果」など8語の検索上位を開き、記事14本を読みました。月次祭の参拝船を1,500円・9:30発と書いた古い記事が残り、本宮と新宮、ほかの地域の「九頭龍」の社を分けて書いた記事は見当たりませんでした。そこで同じ日に、箱根神社の公式7ページと案内のPDF、九頭龍の森と箱根園を運営するプリンスホテルの公式、参拝船を出す箱根遊船の公式、辞書と観光庁・神奈川県の資料を開き、書いてあることだけを並べました。

この記事でわかること

  • 本宮と新宮: どこにあり、何が違い、どちらで何を受けるかを公式の文で表にしました。
  • 行き方: 船・モーターボート・徒歩・自転車を、出発点と料金、入場料が要るかで並べました。
  • 月次祭: 毎月13日の受付・船の時刻・料金を、2026年10月7日の神社のお知らせでそろえました。
  • お守りと言われ方: 授与品の初穂料と、「すごい」「待ち受け」が誰の言葉かを分けて書きました。

九頭龍大神のような龍神・水の神と、本宮の境内にも祀られる弁財天については弁財天とは何の神様かで詳しく確かめられます。

目次

九頭龍神社とは|芦ノ湖の守護神を祀る箱根神社の社で、本宮と新宮の2か所にある

九頭龍神社は、芦ノ湖の守護神・九頭龍大神を祀る社で、箱根神社が本宮と新宮の2か所でお祀りしています。

箱根神社の公式は「古来、「箱根権現御手洗の池」と称された「芦ノ湖」の守護神・九頭龍大神をお祀りする神社です」と書き、九頭龍大神は「九頭龍神社(本宮)」と「九頭龍神社(新宮)」の「二ヶ所に祀られています」としています(箱根神社「九頭龍神社(本宮・新宮)について」)。箱根神社・箱根元宮とあわせて「三社」と呼ばれ、三社の御守と御神印は箱根神社でまとめて受けます。

九頭龍とは、九つの頭を持つ龍のこと

九頭龍は、一つの体に九つの頭を持つとされる想像上の龍で、辞書は密教を守る神とも書きます。

精選版 日本国語大辞典は「九頭龍」を「一つのからだに九つの頭をもっているという想像上の龍。密教を守護する神といわれる」と説明しています(コトバンク「九頭龍」)。龍を神として祀る「竜神」については、デジタル大辞泉が「雨・水などをつかさどるとされ」と書いており、湖の守り神として祀られる理由とつながります(コトバンク「竜神」)。

箱根神社とのつながり

九頭龍神社は箱根神社の公式サイトで案内され、祭りもお守りも箱根神社が執り行っています。

箱根神社は天平宝字元年(757)に萬巻上人が箱根大神の神託を得て開いたと公式に書かれています(箱根神社「箱根神社について」)。芦ノ湖はその箱根の神の「御手洗の池」とされ、湖の主である九頭龍大神は箱根神社とひと続きの信仰の中に置かれています。参拝の作法は箱根神社と同じで、手順は神社のお参りの仕方にまとめています。

御祭神は九頭龍大神|萬巻上人が毒龍を鎮めたと伝わる

御祭神は九頭龍大神で、奈良時代に萬巻上人が湖の毒龍を鎮め、守護神として祀ったと公式は書きます。

箱根神社の公式は、湖水神事の由来を「万巻上人が、里人に害を及ぼしていた九頭の毒龍を調伏し、芦ノ湖の守護神・九頭龍大神としてお祀りした」と説明し、典拠に鎌倉時代初頭の縁起『筥根山縁起并序』を挙げています。縁起には「其の形は九頭の毒龍なり」とあり、龍を「鐵鎖を以て繋ぐ」と書かれています(箱根神社「九頭龍神社について」)。

由来の話は、出どころで中身が違う

毒龍を鎮めた筋は同じですが、生贄や三日三晩の祈祷は観光庁の解説文にあり、神社の由緒には無い話です。

観光庁の多言語解説文(箱根DMOとして一般財団法人箱根町観光協会が2019年度に作成)は、人々が「娘たちをこの毒を持つ生き物に生贄として捧げていました」と書き、萬巻が「三日三晩座って祈祷しました」、龍を「逆杉」に縛り付けたと伝えます(観光庁「九頭龍神社(本宮)、例祭」・観光庁「芦ノ湖」)。辞書では、改訂新版 世界大百科事典が湖水祭について「万巻上人が,九頭竜の悪業を鎮めた故事によるといわれ」と書いています(コトバンク「箱根神社」)。

出どころ書いていること書いていないこと
箱根神社の公式奈良時代に萬巻上人が九頭の毒龍を調伏し、守護神として祀った。縁起は『筥根山縁起并序』生贄・三日三晩・逆杉
観光庁の多言語解説文(2019年度)娘を生贄にしていた・三日三晩の祈祷・逆杉に縛った・守り神になると約束した縁起の名前
改訂新版 世界大百科事典湖水祭は萬巻上人が九頭竜の悪業を鎮めた故事による生贄・祈祷の日数
日本人名大辞典(満願)萬巻(満願)は720〜816年の僧で、箱根権現などに神宮寺を建てた龍を鎮めた話

萬巻上人の生没年は、デジタル版 日本人名大辞典+Plusが「720-816 奈良-平安時代前期の僧」としています(コトバンク「満願」)。どの話も「伝えられている」由来で、史実として確かめられたものではありません。

けけら木と「結び」の信仰

箱根神社の御神木「けけら木」は、九頭龍神を繋いだ木とされ、そこから結びの信仰が生まれたと公式は書きます。

箱根神社の境内案内は、けけら木について「九頭龍神を繋いだとの由縁から、結びの信仰が生まれ」と説明しています(箱根神社「境内のご案内」)。九頭龍神社が縁結びで知られる背景の1つとして、神社自身が書いている話です。

本宮と新宮の違い|場所・月次祭の日・できた年・受けられるもの

本宮は芦ノ湖畔の森の中にある元の社、新宮は箱根神社の境内に後から建てられた社で、月次祭の日も違います。

箱根神社の公式は、本宮を「芦ノ湖畔九頭龍大神誕生の聖地に鎮座する」社、新宮を「後年、湖水祭斎場の聖地たる箱根神社御社殿横に建立鎮祭された」社と書いています。新宮ができた年は、神社の案内PDFが「平成12年辰年正月、箱根神社横に九頭龍神社の新宮が建立されました」と書き(箱根神社の案内PDF)、小田急グループの観光サイト箱根ナビは平成11年(1999)としています(箱根ナビ「九頭龍神社(本宮)」)。

項目本宮新宮
場所芦ノ湖畔の「箱根九頭龍の森」の中箱根神社の社殿の右隣
御祭神九頭龍大神九頭龍大神
月次祭毎月13日 10:00毎月15日(箱根神社と続けて行う「両社参り月次祭」)
例祭6月13日4月29日
ほかの祭り新年祭 1月13日・湖尻龍神祭 8月4日新年祭 1月15日・湖水祭 7月31日
参拝できる時間九頭龍の森の営業時間 9:00〜17:00(最終入場16:30)常時
入るのにかかるお金森の入場料 おとな600円(13日午前の参拝者・ボート利用は別)かからない
龍神水汲めない(本宮の手水所は龍神水ではない)新宮の前で汲める
お守り・御神印本宮では受けないすぐ隣の箱根神社のお札所で受ける

祭日と鎮座地は箱根神社「九頭龍神社(本宮・新宮)について」、時間・入場料・龍神水・御神印は箱根神社「祭典行事のご案内」によります(2026年10月26日確認)。

本宮は「九頭龍大神誕生の聖地」の社

本宮は、九頭龍大神が生まれた聖地とされる湖畔の社で、毎月13日の月次祭はここで行われます。

本宮へは車で行けず、船か遊歩道を使います。森の中の社で、境内には弁財天社があり、桟橋の横には白龍神社があります。箱根神社は月次祭の帰りに「白龍神社にもお参りしてお帰り下さい」と案内しています。白龍神社は名前の似た滋賀県の白鬚神社とは別の社です。

新宮は箱根神社の参拝と一緒にお参りできる

新宮は箱根神社の社殿のすぐ右にあり、いつでもお参りでき、龍神水も新宮の前で汲めます。

箱根神社の公式は「箱根神社境内に鎮座する九頭龍神社新宮でのご参拝は常時可能です」と書いています。本宮まで行く時間が無い日でも、九頭龍大神には新宮でお参りできます。新宮の拝殿の天井には九頭龍の絵が納められています。

どちらにお参りすればいいか

時間があれば本宮と新宮の両方、半日しか無ければ箱根神社と新宮を先にお参りするのが無理のない順です。

箱根神社の公式に「本宮と新宮のどちらが上」という書き方はなく、九頭龍大神を2か所に祀ると書いているだけです。本宮は往復と参拝で1時間半前後を見ておくと、歩きでも慌てずに回れます(遊歩道の片道30分×2と、森の中の移動・参拝を足した当サイトの目安)。

九頭龍神社本宮への行き方|船・モーターボート・徒歩・自転車の4通り

本宮への道は船か徒歩の2系統で、出発点は元箱根港・箱根園・ザ・プリンス 箱根芦ノ湖の3か所です。

箱根神社の公式は「九頭龍神社(本宮)へのアクセスは、船か徒歩のどちらかになります」と書いています(箱根神社「アクセス」)。許可証の無い車は遊歩道に入れません。

行き方出発点所要料金森の入場料
参拝船(毎月13日だけ)元箱根港 9:20発/箱根園港 9:35発神山桟橋 9:45着→本宮まで徒歩5分ほど往復2,000円13日の午前は祭典の参拝者に限り無料
モーターボート箱根園の桟橋(ほかに箱根ホテル桟橋)ボートで約5分九頭龍神社往復 おとな2,200円・こども1,600円ボート代に含まれる
徒歩箱根園/ザ・プリンス 箱根芦ノ湖湖畔の遊歩道で片道ゆっくり30分—おとな600円・こども300円(現金のみ)
自転車箱根園で電動アシスト付自転車を借りる—有料(箱根園の料金)森の入口に停めて歩いて入る(入場料が要る)

参拝船は箱根遊船「九頭龍神社参拝船」と箱根神社「祭典行事のご案内」、モーターボートは箱根園「モーターボート」、徒歩と自転車は箱根神社「アクセス」とザ・プリンス 箱根芦ノ湖「箱根九頭龍の森」によります(2026年10月26日確認)。

本宮への4つの道(位置関係の模式図) 芦ノ湖 九頭龍神社 本宮 九頭龍の森 入口 箱根園/ザ・プリンス 元箱根港・箱根神社 (新宮・龍神水) 徒歩・自転車 片道約30分 森は600円 朱の破線=13日の参拝船(往復2,000円) 藍の点線=箱根園のモーターボート(約5分)
図1 本宮への行き方の位置関係(箱根神社・箱根遊船・プリンスホテルの公式の案内をもとに当サイト作成。距離の縮尺は正確ではありません)

参拝船で行く(毎月13日だけ)

参拝船は月次祭の13日だけ出る船で、元箱根港9:20発、箱根園港9:35発で神山桟橋へ向かいます。

箱根遊船は「参拝船の運航は毎月13日となります」と書き、「多客時が予想される場合は、往路の増便をする場合があります」としています。強風などで運休することもあります。港では両替をしないので、御祈祷を申し込む人は千円札を用意するよう案内しています。月次祭の時刻と受付は次の章で詳しく書きます。

箱根園からモーターボートで行く

箱根園のモーターボートは九頭龍神社往復おとな2,200円で、料金に九頭龍の森の入場料が含まれます。

箱根園の公式は「九頭龍神社往復 おとな¥2,200 こども¥1,600(4才以上)」とし、「上記料金には、モーターボート、箱根九頭龍の森の入場料が含まれております」と書いています。営業は9:00〜15:30(最終受付15:00)で、12:10〜13:20は運休です(箱根園「モーターボート」)。ザ・プリンス 箱根芦ノ湖のページには「九頭龍神社へもモーターボートなら約5分」とあります。時間は季節で変わることがあるので、出かける日に確かめてください。

遊歩道を歩いて行く

歩くなら箱根園かザ・プリンス 箱根芦ノ湖から湖畔の遊歩道を進み、片道ゆっくり30分ほどです。

箱根神社の公式は、遊歩道の「丁度中間地点が「九頭龍の森」の入口で、どちらからも片道ゆっくり30分の道のりです」と書いています。森の中では本宮まで案内に沿って歩きます。街灯の無い道なので時間に気をつけるよう、神社の案内PDFが注意しています。

自転車で行く

箱根園で電動アシスト付自転車を借りられ、九頭龍の森の入口に停めてから歩いて森に入ります。

箱根神社の公式は「有料レンタルの電動アシスト付自転車が「箱根園」で利用できます」と書き、プリンスホテルの公式は「自転車でお越しの方は、箱根九頭龍の森入口に駐輪してください」としています。ザ・プリンス 箱根芦ノ湖のE-Bike(1時間以内1,500円)は宿泊者だけが借りられます。

バスで箱根園・元箱根まで行く

箱根湯本駅から箱根園へはバスを乗り継いで行けます。元箱根では「箱根神社入口」に止まらない時間があります。

箱根ナビは、箱根湯本駅から箱根登山バス(T路線)で約41分の「桃源台」で乗り換え、小田急箱根高速バス(W路線)で約4分の「箱根園」から徒歩約30分と案内しています(箱根ナビ「九頭龍神社(本宮)」)。新宮と箱根神社へ行くときは、バス停「箱根神社入口」に10時から16時の間はバスが止まらないので「元箱根港」で降りるよう、箱根神社が案内しています(箱根神社「アクセス」)。

箱根九頭龍の森の入場料と時間|おとな600円、現金のみ

本宮へは必ず九頭龍の森を通るので、ふだんはおとな600円・こども300円の入場料がかかり、現金だけです。

箱根神社の公式は「九頭龍本宮に参拝する場合に、必ず九頭龍の森を通りますので、入場料600 円が必要です」と書いています。森を運営するザ・プリンス 箱根芦ノ湖の公式は、営業時間を9:00〜17:00(最終入場16:30)、料金を「おとな¥600 / こども(4才~小学生)¥300」とし、支払いは現金のみ、時間は季節によって変わることがあるとしています。

場合森の入場料根拠
ふだんの日に歩いて・自転車で入るおとな600円・こども300円(現金のみ)ザ・プリンス 箱根芦ノ湖の公式
毎月13日の午前、月次祭に参列する無料(祭典の参拝者に限る)箱根神社「祭典行事のご案内」
例祭などの祭典日の午前に参拝する無料(参拝者に限る)箱根神社「アクセス」
箱根園のモーターボートで行くボート代2,200円に含まれる箱根園の公式

入場料がかからない日

13日の月次祭や例祭などの祭典日の午前は、参拝者に限って九頭龍の森の入場料が無料になります。

箱根神社の公式は「13 日の月次祭や例祭等の祭典日の午前中は参拝者に限り入場料が無料となります」と書いています。無料になるのは午前の参拝者だけで、午後に森を散策するときは入場料がかかると読めます。

夜と車について

九頭龍の森へ続く遊歩道には一般の車は入れず、街灯も無いので、明るいうちに往復します。

神社の案内PDFは「許可証を持たない車両の乗入れ・通行は絶対におやめ下さい」「街灯のない通路ですので時間にはお気を付け下さい」と書いています。森は通年営業ですが、最終入場は16:30なので、歩く人は箱根園を15時半ごろまでに出ると間に合います(片道30分から当サイトが計算した目安)。

毎月13日の月次祭|参拝船は元箱根港9:20発、往復2,000円

本宮の月次祭は毎月13日の10時からで、参拝船は元箱根港9:20発、乗船料は往復2,000円です。

箱根神社の公式は月次祭について「期日 13日 場所 九頭龍神社(本宮)御神前 時間 午前10:00」とし、「月次祭は、どなたでも参列出来ます」と書いています。2026年10月13日の回のお知らせ(10月7日掲載)でも、行きは元箱根港9:20、帰りは神山桟橋11:25と12:45、「乗船料は金2,000円(往復)となります」と案内しています(箱根神社「10月13日 九頭龍神社本宮月次祭」)。

時刻できごと場所
8:00〜9:05神職の受付(御祈祷の申し込み)元箱根港(箱根遊船の元箱根船舶営業所前)
9:20参拝船が出る元箱根港
9:35参拝船が寄る箱根園港
9:45神山桟橋に着く本宮の桟橋。本宮まで徒歩5分ほど
10:00月次祭が始まる九頭龍神社本宮の御神前
10:55湖水神事本宮
11:00弁財天社の月次祭本宮の境内
11:15祭典が終わる本宮
11:25・12:45帰りの船(原則。季節や当日の状況で変わる)神山桟橋発
12:00から御祈祷の神札と龍神水を渡す箱根神社

時刻は箱根神社「祭典行事のご案内」・箱根神社の案内PDF・箱根遊船「九頭龍神社参拝船」によります(2026年10月26日確認)。

13日の月次祭の流れ 8:00〜9:05 元箱根港で受付 9:20 参拝船が出る 9:45 神山桟橋に着く 10:00〜11:15 本宮で月次祭 立ったまま約1時間 11:25・12:45 帰りの船(原則) 12:00〜 箱根神社で 神札・龍神水 乗船料は往復2,000円。13日の午前は祭典の参拝者に限り九頭龍の森の入場料が無料
図2 月次祭の日の流れ(箱根神社と箱根遊船の公式の案内をもとに当サイト作成)

受付と御祈祷の申し込み

受付は8:00〜9:05に元箱根港で神職が行い、御祈祷は2,000円以上で、申し込まなくても参列できます。

箱根神社の公式は「午前8:00~午前9:05の間、箱根芦ノ湖遊覧船の元箱根船舶営業所前にて神職が受付ております」とし、出航の15分前までに受付を済ませるよう求めています。御祈祷料は「2,000円以上を、申込封筒にお入れ下さい」と書き、続けて「必ず御祈祷を申込まないと「船に乗れない・お参りに行けない」と云う事はありません。お参りだけでも大丈夫です」としています。御祈祷を申し込むと参拝祈願証と、神札と龍神水の引換券を受け取ります。

参拝船の料金と時刻が変わった時期

乗船料は2024年4月13日に往復1,500円から2,000円に上がり、出航は2025年3月13日から今の時刻です。

箱根神社は2025年5月8日のお知らせで「令和6年4月13日より乗船料(往復1500円→往復2000円)が改定されています」「令和7年3月13日より、参拝船の出航時間が下記の通り変更となりました」と書いています(箱根神社のお知らせ(2025年5月8日))。検索上位には1,500円や9:30発のまま残っている記事があったので、出かける前は神社のお知らせを見てください。

雨や風の日は新宮で行う

悪天候や参拝船が運休の日は、月次祭を箱根神社の横の新宮で行います。6月は例祭になります。

箱根神社の公式は「悪天候や参拝船が運休の場合は、箱根神社横の九頭龍神社(新宮)で行います。6月は例祭を斎行します」と書いています。箱根遊船も強風などで運休することがあるとしているので、天気の悪い日は朝に箱根神社か箱根遊船の案内を確かめます。

当日に気をつけること

祭典は屋根の無い場所で立ったまま約1時間続くので、雨具と歩きやすい靴を持っていきます。

神社の案内PDFは「屋根の無い場所で、どなたもお立ちになったまま約1時間前後の祭典となります」と書いています。また、平成16年9月から、湖へ酒や玉子などを投げ入れることは自然を守るため禁止されています。観光庁の解説文は、九頭龍神社が恋愛成就を願う人に人気で「ボートはかなり混雑する場合があります」と書いています。13日の受付時には、三社参りをする人へ駒ヶ岳ロープウェーの割引証も渡されます。

新宮の参拝と龍神水|龍神水は新宮の前で汲み、売ってはいない

龍神水のお水取りは箱根神社の境内の新宮の前でします。本宮の手水所の水は龍神水ではありません。

箱根神社の公式は「龍神水のお水取りは、箱根神社境内の九頭龍神社新宮でお汲み下さい。九頭龍神社本宮の手水所ではありませんのでご注意下さい」と書いています(箱根神社「祭典行事のご案内」)。授与品のページでは「箱根神社の龍神水 お頒ち(販売)しておりません事を申し添えます。御祈祷の方々へ、おさがりとして授与しております」としています(箱根神社「御祈祷と御守や御神印など」)。汲むための容器を神社で受けられるかは、公式に記載がありませんでした。

新宮の月次祭は毎月15日

新宮の月次祭は毎月15日で、箱根神社と続けて行う「両社参り月次祭」として朝に斎行されます。

箱根神社の公式は、両社参り月次祭の時刻を「午前8:00(1月~11月)午前9:00(12月)」と書いています。13日の本宮と違って船は要らず、箱根神社へのお参りと一緒に参列できます。

誓願符と成就水盤

新宮の前の龍神水の隣には「成就水盤」があり、願い事を書いた誓願符(500円)を流して納めます。

箱根神社の公式は、誓願符(初穂料500円)について、願い事と、その願いのために自分がすることを誓う文を書き、日付と氏名を記して成就水盤に流すと説明しています。誓願符は水溶紙で、「成就水盤」で溶けて芦ノ湖の九頭龍大神に届くと書かれています。願い事を絵馬に書く作法は絵馬の書き方にまとめています。

お守り・御神印・御祈祷|受けるのは箱根神社、九頭龍御守は1,000円

九頭龍神社のお守りと御神印は、本宮ではなく箱根神社のお札所で受け、九頭龍御守は1,000円です。

箱根神社の公式は「箱根神社・箱根元宮・九頭龍神社三社の御守と御神印は、常時、箱根神社でお頒ちしております」と書いています。お札所と御神印の受付は8:15〜17:00です(箱根神社「境内のご案内」)。

授与品初穂料公式の説明
九頭龍御守1,000円開運・金運守護と心願成就
九頭龍根付御守1,000円—
九頭龍えんむすび御守1,000円—
三社福運御守1,000円「福運は三社詣で!」
九頭龍神社の神札1,000円—
九頭龍神社 開運守護 木札3,000円—
九頭龍絵馬500円—
弁財天絵馬1,000円本宮の境内に祀られる弁財天の絵馬
九頭龍みくじ100円—
誓願符500円新宮前の成就水盤に流す
御神印帳1,500円一社分の御神印を含む

初穂料は箱根神社「御祈祷と御守や御神印など」によります(2026年10月26日確認)。検索上位には九頭龍御守を800円とする記事もありましたが、公式は1,000円です。郵送で受けるときは、初穂料に送料300円を添えて現金封筒で箱根神社へ送ると公式に書かれています。受けた神札の祀り方は神棚のお札の並べ方にまとめています。おみくじの読み方と扱いはおみくじの順番と、結ぶか持ち帰るかで確かめられます。

御神印(御朱印)は本宮では受けられない

九頭龍神社の御神印は本宮では出しておらず、箱根神社で受けます。御神印は全部で4社あります。

箱根神社の公式は「九頭龍神社の御神印は、九頭龍神社本宮では行わず箱根神社で承っております」と書いています。御神印は箱根神社・九頭龍神社・箱根七福神恵比寿社・箱根元宮の4社で、箱根元宮は書置きだけです。御神印帳の初穂料1,500円には一社分の御神印が含まれますが、御神印1枚だけの初穂料は授与品のページに載っていませんでした。御朱印の意味といただき方は御朱印とは何かにまとめています。

九頭龍祈祷は箱根神社で毎日受けられる

九頭龍大神の御祈祷は箱根神社で毎日行われ、初穂料は10,000円以上、願い事は1体につき2つまでです。

箱根神社の公式は「箱根神社では毎日、九頭龍大神の御祈祷を行っております」と書き、受付は8:30〜16:00です。13日の本宮の月次祭に合わせた御祈祷(2,000円以上)とは別のものです。

御祈祷初穂料受けられる日・場所授かるもの
本宮月次祭に合わせた御祈祷2,000円以上毎月13日・元箱根港の受付神札と龍神水(12時から箱根神社で)
九頭龍祈祷10,000円以上毎日・箱根神社(受付8:30〜16:00)中神札
九頭龍特別祈祷30,000円以上毎日・箱根神社御神楽の奉奏・大神札

公式は願意の例に「開運龍盛 心願成就 良縁成就 金運守護 商売繁昌」を挙げ、願い事は「祈祷神札一体につき二つまで申し受けますが、一点集中( ひとつ) が、よろしいでしょう」と書いています。

九頭龍神社のご利益|公式は商売繁盛・金運守護・心願成就・良縁成就

箱根神社の公式は、九頭龍大神を商売繁盛・金運守護・心願成就・良縁成就に特に御神徳の高い龍神としています。

公式の文は「商売繁盛・金運守護・心願成就・良縁成就等に特に御神徳の高い龍神様として信仰されています」です(箱根神社「九頭龍神社について」)。お守りの効果について、公式は九頭龍御守を「開運・金運守護と心願成就の九頭龍御守」と説明しているだけで、どれだけ効くかを書いたものではありません。

縁結びで人気と書いているのは誰か

縁結び・恋愛成就で人気だと書くのは観光庁の解説文やプリンスホテルの公式で、神社の言葉は「良縁成就」です。

観光庁の多言語解説文は「九頭龍は恋愛成就を求める人々の間で特に人気」と書き、プリンスホテルの公式は「恋愛成就のパワースポットで有名な「九頭龍神社」」と紹介しています。箱根神社の公式は「良縁成就」と書き、九頭龍えんむすび御守を授けています。縁結びの神社を広く比べるなら縁結び神社はどこ?36か所を公式で確かめた一覧、金運は金運神社の一覧、恋のおみくじとお守りはおみくじの恋愛の見方にまとめています。

金運と龍神

金運守護は公式の御神徳の1つで、龍神を水と財の神とする信仰は九頭龍神社に限りません。

辞書は竜神を雨や水をつかさどる神と書きます。水の神と財の神が重なる例として、弁財天も水辺に祀られ、本宮の境内にも弁財天社があります。弁財天と龍のつながりは弁財天とは何の神様かで確かめられます。

「すごい」「スピリチュアル」「待ち受け」と言われる理由|どれも公式の言葉ではない

「すごい」「呼ばれる」「待ち受けにすると効果」は箱根神社の公式に無い言葉で、出どころは旅行記事やSNSです。

当サイトが箱根神社の公式7ページを見たところ、「待ち受け」「パワースポット」「すごい」の語はありませんでした。言葉ごとに、誰が書いているかを並べます。

言葉書いている人・ところ書いている内容
パワースポットプリンスホテルの公式(九頭龍の森)「箱根でも屈指のパワースポットのひとつ」
恋愛成就観光庁の多言語解説文・プリンスホテルの公式恋愛成就を願う人に人気
待ち受け静岡新聞の記事(SNSの噂として紹介)・個人ブログ・占いサロン社殿の写真を待ち受けにすると運気が上がるという噂
すごい・呼ばれる当サイトが2026年10月26日に開いた検索上位の個人ブログ(kachilogy.com)と神社紹介ブログ(jinja-dego.com)主語の無い「すごいと評判」や、筆者の「呼ばれた」体験談
良縁成就・金運守護箱根神社の公式御神徳として

静岡新聞の記事は待ち受けの話を「噂」「SNSの投稿」として紹介し(静岡新聞アットエス)、占いサロンの記事も、科学的に証明されたものではなく、効果を感じない人もいると書いています(羅心盤「九頭龍神社の待ち受け」)。

パワースポットと呼ばれる理由

パワースポットと書いているのは九頭龍の森を運営するプリンスホテルの公式で、箱根神社の公式はこの言葉を使っていません。

ザ・プリンス 箱根芦ノ湖の公式は、九頭龍の森を「箱根でも屈指のパワースポットのひとつ」と紹介しています。当サイトが神社をパワースポットとして並べるときの基準はパワースポットの神社一覧に書いています。

待ち受けにするなら、撮るときの作法を守る

待ち受けに効果があると書いた公式はありません。撮るなら祭典の最中と立入禁止の場所を避け、ほかの参拝者に配慮します。

月次祭の最中は、神職が祭典を行い、参列者が立ったまま祈っている場です。社殿の前で長くとどまらず、立入禁止の場所に入らないようにします。神社でのふるまいの基本は神社のお参りの仕方にまとめています。

九頭龍神社の主な行事|湖水祭(7月31日)・本宮例祭(6月13日)・湖尻龍神祭(8月4日)

いちばん大きな祭りは7月31日夕刻の湖水祭で、本宮の例祭は6月13日、湖尻龍神祭は8月4日です。

箱根神社の公式は、湖水祭を「箱根神社例大祭の宵宮祭として九頭龍大神を祀る年間最大の龍神祭」と書いています。湖水祭は18:00に新宮で庭上の儀、19:00に湖上の儀があり、20:00から元箱根湾で花火大会が開かれます。宮司ただ一人が乗る御供船が湖心へ進み、赤飯三升三合三勺などの御供を九頭龍大神に供えます。

日行事場所
1月13日新年祭本宮
1月15日新年祭新宮
4月29日例祭(昭和祭に続いて)新宮
6月13日例祭本宮
7月31日湖水祭(18:00庭上の儀・19:00湖上の儀・20:00花火)新宮・芦ノ湖
8月4日湖尻龍神祭(18:15)本宮
毎月13日月次祭(10:00)本宮
毎月15日両社参り月次祭(8:00、12月は9:00)箱根神社・新宮

行事は箱根神社「祭典行事のご案内」によります(2026年10月26日確認)。湖水祭から8月6日の後宴祭までは「芦ノ湖夏まつりウィーク」として行事が続きます。

箱根神社・箱根元宮と回る三社参り

箱根神社・箱根元宮・九頭龍神社の3社を回るのが三社参りで、お守りの「三社福運御守」もこの3社です。

13日の月次祭の受付では、三社参りをする人に「箱根駒ケ岳ロープウェー」の割引証が渡されると箱根神社は案内しています。3社を1日で回るなら、13日は朝に本宮、昼に箱根神社と新宮、午後に元宮の順が船の時刻と合います(当サイトの目安)。初詣で箱根神社を含む神奈川の社を比べるなら初詣のおすすめに並べています。

ほかの「九頭龍」の社|戸隠神社の九頭龍社、京都・八瀬の九頭竜大社は別の社

「九頭龍」の名が付く社は長野の戸隠と京都の八瀬にもあり、箱根の九頭龍神社とは起こりも系統も別です。

地図や検索で「九頭龍神社」を探すと、箱根以外の社が出ることがあります。行き先を取り違えないよう、辞書と公式で確かめた範囲で並べます。

社場所起こり(確かめた資料)
九頭龍神社(本宮・新宮)神奈川県箱根町・芦ノ湖奈良時代に萬巻上人が毒龍を祀ったと伝わる(箱根神社公式)
戸隠神社 九頭龍社長野県長野市・戸隠山奥社に並ぶ社で、戸隠山の地主神(改訂新版 世界大百科事典)
九頭竜大社京都市左京区八瀬昭和29年(1954)11月24日に発祥(九頭竜大社公式)

戸隠神社については、改訂新版 世界大百科事典が「奥社に並んで天岩戸守命をまつる九頭竜社があり,戸隠山の地主神といわれる」と書いています(コトバンク「戸隠神社」)。戸隠観光協会は、奥社・九頭龍社が2026年1月7日から冬季閉殿となり、例年4月後半に開くと案内しています(戸隠観光協会)。戸隠神社の公式サイトは2026年10月26日にメンテナンス中で開けなかったため、御祭神の詳しい名前はここでは書いていません。

九頭竜大社の公式は「昭和29年11月24日、開祖・大西正治朗により京都・八瀬の地に発祥いたしました」と書き、御祭神を九頭竜弁財天大神としています(九頭竜大社)。表記も、箱根は「九頭龍」、八瀬は「九頭竜」です。京都の神社を広く見るなら京都の神社おすすめ22社にまとめています。

よくある質問

Q. 九頭龍神社の本宮と新宮、どちらか片方だけでもいいですか?

A. かまいません。箱根神社の公式は九頭龍大神を「二ヶ所に祀られています」と書き、どちらが上とは書いていません。新宮はいつでもお参りでき、龍神水も新宮で汲めます。本宮は森の入場料がかかり、往復に時間が要るので、時間と体力に合わせて選びます。

Q. 月次祭に参列するのに予約は要りますか?

A. 予約の案内は公式にありません。13日の8:00〜9:05に元箱根港で受付をして参拝船に乗ります。御祈祷を申し込むなら2,000円以上を封筒に入れて受付に出し、社務所や郵送で前もって申し込むこともできます。お参りだけでも参列できます。

Q. 13日以外に船で本宮へ行けますか?

A. 参拝船は13日だけですが、箱根園のモーターボートはふだんも出ています。九頭龍神社往復はおとな2,200円・こども1,600円で、九頭龍の森の入場料が含まれます。営業は9:00〜15:30(最終受付15:00)で、12:10〜13:20は運休です。

Q. 九頭龍神社の龍神水は持ち帰れますか?

A. 新宮の前で汲んで持ち帰れます。箱根神社の公式は、お水取りは新宮でするよう書き、ボトル入りの龍神水は販売せず、御祈祷の人へおさがりとして授与するとしています。汲む容器を神社で受けられるかは、公式に記載がありませんでした。

Q. 九頭龍神社のお守りは郵送で受けられますか?

A. 受けられます。箱根神社の公式は、御守の初穂料に送料300円を添えて、現金封筒で箱根神社へ送るよう案内しています。九頭龍御守・九頭龍えんむすび御守はどちらも1,000円です。問い合わせは箱根神社の社務所(0460-83-7123)です。

Q. 九頭龍神社に子ども連れや雨の日でも行けますか?

A. 新宮は箱根神社の境内なので、雨の日や子ども連れでもお参りしやすい場所です。本宮へ歩くなら湖畔の遊歩道を片道30分ほど進み、九頭龍の森の入場料はこども(4才〜小学生)300円です。月次祭は屋根の無い場所で立ったまま約1時間で、悪天候の日は新宮で行われます。

まとめと参考にした一次情報

九頭龍神社は芦ノ湖の守護神・九頭龍大神を祀る社で、本宮は芦ノ湖畔の九頭龍の森、新宮は箱根神社の境内にあります。

本宮へは船か徒歩で、ふだんは森の入場料おとな600円、箱根園のモーターボートなら往復2,200円(入場料込み)です。毎月13日の月次祭は元箱根港9:20発の参拝船(往復2,000円)で、13日の午前は参拝者に限り森が無料です。龍神水は新宮の前で汲み、お守りと御神印は箱根神社で受けます。「すごい」「待ち受け」は公式の言葉ではなく、公式の御神徳は商売繁盛・金運守護・心願成就・良縁成就です。龍神と水の神のつながりは弁財天とは何の神様かでも確かめられます。

この記事は、以下の一次情報と資料で確かめました(いずれも2026年10月26日に確認)。

初穂料や船の時刻は変わることがあります。出かける前に、箱根神社のお知らせと箱根遊船・箱根園の案内を確かめてください。

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