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神棚のお札の並べ方|順番・向き・神棚がない時の置き方と返納を、神社本庁と神宮・8つの神社庁の原文で確かめた

神棚のお札の並べ方|順番・向き・神棚がない時の置き方と返納を、神社本庁と神宮・8つの神社庁の原文で確かめた

先に結論だけ

扉が3つの神棚(三社造)は、中央に神宮大麻、向かって右に氏神さま、左に崇敬する神社のお札を納めます。扉が1つ(一社造)なら、手前から同じ順に重ねます。神社本庁・伊勢の神宮と、配置を書いていた6つの神社庁の原文は、この順でそろっていました。

向きは南か東、高さは目線より上が基本です。ただし神宮は「間取りによっては、ふさわしい場所であれば向きはかまいません」と書いています。神棚がなければ、お札立てや本棚の上の清らかな場所でかまいません。

お札は年末に新しいものを受けて取り替え、古いお札は受けた神社か近くの神社の古札納所に納めます。参拝の作法全体は参拝の作法の案内にまとめています。

当サイト(カンナビ)は2026年10月14日、「神棚 お札」「お札 飾り方」「神棚 お札 並べ方」などの検索上位から記事25本を開き、神社本庁・神社庁・神社の公式を出典に付けた記事が、公式のページを除くと17本中1本しかないことを確かめました。そこで同じ日に、神社本庁、伊勢の神宮、神棚のページを開けた8つの神社庁(東京・神奈川・京都・大阪・愛知・北海道・島根・福岡)、お札を授与する神社15社の公式、コトバンクの辞書を読み、原文を並べました。

この記事でわかること

  • 並べ方と向き: 三社造・一社造の順番、4枚目以降、向きと高さを、機関ごとの原文で比べました。
  • 神棚がない家: お札立て・本棚の上・壁に貼る方法を、神社本庁と神社庁の書き方で整理しました。
  • お札の種類と初穂料: 神宮大麻・厄除けのお札・台所の札などの初穂料を神社の公式から写しました。
  • 取り替えと返納: 受ける時期、古札納所が受け付けない物、郵送、どんど焼きの今を確かめました。
目次

神棚のお札とは|神宮大麻・氏神・崇敬神社のお神札を家でまつる

神社本庁の説明では、神棚のお札は神社で受けた「お神札(おふだ)」で、家でまつって家を守ってもらう札です。

デジタル大辞泉は「御札」を「神仏の守り札。護符。神符」と説明し、日本大百科全書は「神社や寺院で頒布する護符の一種で、神棚や仏壇に納めたり、門口や柱などに取り付けて神仏の加護を願うもの」としています(コトバンク「御札」)。神社本庁や神社庁は「お神札」と書き、この記事でいう「お札」「神社のお札」も同じものです。お札という語は紙幣も指すので、ここでは神社のお札だけを扱います。

神棚にまつるお札は、神社本庁の説明では次の3種類です。

種類中身どこで受けるか
神宮大麻伊勢の神宮のお神札(天照大御神)氏神の神社などで年末に頒布
氏神さまのお神札住んでいる地域を守る神社のお神札氏神の神社
崇敬神社のお神札自分が信仰する神社・旅先で参った神社のお神札その神社

自分の氏神がどの神社か分からないときは、氏神様の調べ方で住所から探せます。産土神との違いは産土神の記事にあります。

お札とお守りの違い

お札は家の神棚にまつって家を守ってもらい、お守りは身につけて持ち歩く、という使い分けです。

神社本庁は「お神札は自分の家の神棚でお祀りして家をお守り戴きます」「お守りは常に身に付けて」と書いています(神社本庁 お守り)。東京都神社庁も、お守りは「お神札を小型化したもの」で、お守り袋に入れて身につけると説明しています。

神棚と宮形の違い

神社本庁の説明では、お札をまつる棚が「神棚」、お札を納めるお宮の形の入れ物が「宮形」です。

神社本庁は「厳密にはお神札をお祀りする「棚」のことを「神棚」、お神札を納める「お宮を模した入れ物」を「宮形」と言います」と書いています(神社本庁 神棚)。この記事で「三社造」「一社造」と呼ぶのは、宮形の扉の数のことです。

神棚のお札の並べ方|三社造は中央・右・左、一社造は手前から重ねる

三社造は中央に神宮大麻、右に氏神、左に崇敬神社。一社造は手前から同じ順に重ねて納めます。

神社本庁は「中央に日本人の総氏神さまである伊勢神宮のお神札(神宮大麻)を、向かって右に地元の氏神さまのお神札を、向かって左に崇敬している神社のお神札をお納めします」と書いています(神社本庁 お神札のまつり方)。「向かって右」は、神棚の正面に立った人から見た右です。

三社造(扉が3つ) 崇敬神社 3番目 神宮大麻 いちばん上位 氏神さま 2番目 向かって左 中央 向かって右 一社造(扉が1つ) 奥:崇敬神社 その後ろ:氏神さま 手前:神宮大麻 手前から 神宮大麻→氏神→崇敬神社 神棚の正面に立って見た向き
図1:神棚のお札の並べ方(神社本庁「お神札のまつり方」の原文をもとに当サイト作成)

三社造の並べ方

扉が3つの宮形では、中央・向かって右・向かって左の扉に1枚ずつ、神宮大麻・氏神・崇敬神社の順で納めます。

神社本庁・神宮と、扉ごとの配置を書いていた6つの神社庁の書き方を並べると、三社造の配置はどこも同じでした。北海道神社庁と島根県神社庁は「扉が三つ」、東京都神社庁の問答は「宮形が大きい場合」と呼び方が違うだけです。

書いている所三社造(扉3つ)一社造(扉1つ)
神社本庁中央に神宮大麻、右に氏神、左に崇敬神社1番手前に神宮大麻、後ろに氏神、その後ろに崇敬神社
神宮中央に神宮大麻、右に氏神さま、左にその他の崇敬神社手前が神宮大麻、その奥に氏神さま、次に崇敬神社
東京都神社庁中央に神宮大麻、右に氏神さま、左に崇敬神社一番手前に神宮大麻、次に氏神さま、その後ろに崇敬神社
京都府神社庁中央が最上位、次が向かって右、次が向かって左一番手前に神宮大麻、後ろに氏神さま、その後ろに崇敬神社
大阪府神社庁中央に神宮大麻、右に氏神さま、左に崇敬神社一番手前に神宮大麻、後ろに氏神さま
愛知県神社庁中央に神宮大麻、右に氏神様、左に崇敬神社神宮大麻を一番手前、後ろに氏神様、その後ろに崇敬神社
北海道神社庁中央に伊勢大麻、右に氏神、左に崇敬神社一番手前に伊勢大麻、順に奥へ
島根県神社庁中央 神宮大麻、向右 氏神様、向左 崇敬神社一番手前に神宮大麻、次に氏神様、次に崇敬神社

神奈川県神社庁と福岡県神社庁のページには、扉ごとの配置の記述がありませんでした(2026年10月14日確認)。

一社造の重ね方

扉が1つの宮形では、神宮大麻をいちばん手前にし、その後ろに氏神、さらに後ろに崇敬神社のお札を重ねます。

神社本庁は「神宮大麻を1番手前に、その後ろに氏神さま、その後ろに崇敬する神社のお神札を重ねてお納めします」と書いています。神宮も「手前が神宮大麻、その奥に氏神さま、次にその他の崇敬されている神社の順に重ねます」としています(神宮 お神札のおまつりの仕方)。上位記事で一社造の順を書いた11本も、すべてこの順でした。

中央がいちばん上位になる

神社本庁は、中央を最上位とし、次が向かって右、その次が向かって左と順位を示しています。

神社本庁は「中央を最上位とし、次が向かって右、その次が向かって左になります」と書き、京都府神社庁と日枝神社の公式も同じ順位を示しています。神宮大麻を中央または手前に置くのは、この順位に沿った並べ方です。

お札が4枚以上あるとき|崇敬神社の後ろに重ねるか宮形の横に並べる

4枚目からは、左の扉の崇敬神社のお札の後ろに重ねるか、宮形の横に丁寧に並べます。

神社本庁は「向かって左におまつりした崇敬神社のお神札の後ろに重ねてお納めするとよいでしょう」「宮形の横に丁寧に並べておまつりします」と書いています(神社本庁 お神札のまつり方)。東京都神社庁も「棚の上に丁寧に並べても差しつかえありません」としています。

台所や玄関にまつるお札

お札の中には、神棚ではなく台所や玄関にまつるように案内されているものがあります。

東京大神宮は荒神札を「神棚におまつりするお神札(神宮大麻など)とは別に、台所におまつりします」と書き、寒川神社は火難除の御神札を「神棚・台所」、盗難除を「玄関や神棚、金品周辺」と案内しています。出雲大社は、剱先や関札を「玄関や柱などに貼る御神札」として頒布しています。受けた神社に置き場所の案内があれば、それに従います。

祈祷で受けた木札

祈祷で受けた大きな木札が宮形に入らないときは、神社本庁の書く「宮形の横に丁寧に並べて」まつる形になります。

神社本庁は、お札が増えたときの置き方として「宮形の横に丁寧に並べておまつりします」と書いています。明治神宮は祈願の初穂料が1万円からはおふだが大きくなり名前が入ると案内しているので、宮形に入る大きさかどうかは受ける前に確かめられます。

お札の向きと高さ|南か東、目線より上。神宮は向きはかまわないとも書く

お札の正面を南か東に向け、目線より高い場所にまつるのが、神社本庁の書く一般的な形です。

神社本庁は「清らかで明るく、目線より高いところに…お神札の正面が南か東に面する向きにするのが一般的です」と書いています(神社本庁 神棚)。南向きにするなら北側の壁、東向きにするなら西側の壁に神棚を設けることになります。

機関ごとの向きと高さの書き方

向きは「南か東」でそろっていますが、神宮は向きを緩め、北海道神社庁は南東を足しています。

書いている所向き高さ
神社本庁お神札の正面が南か東(一般的)目線より高いところ
神宮南か東が一般的。間取りによっては向きはかまわない目線より上
東京都神社庁南向きあるいは東向き人々の目線よりも高い場所
神奈川県神社庁表側を南か東視線よりも高い所
京都府神社庁神棚を南向きか東向き大人が見上げるくらいの高さ
大阪府神社庁南向き、または東向き高い位置
愛知県神社庁南向き、あるいは東向き静かで高いところ
北海道神社庁南向きか東向き、或いは南東向きが最も良いとされる記載なし
島根県神社庁神棚を南向きか東向き自身の目線よりも高い場所
福岡県神社庁南向き(北側の壁)又は東向き(西側の壁)記載なし

神宮は「お神札が南か東を向くのが一般的ですが、間取りによっては、ふさわしい場所であれば向きはかまいません」と書いています(神宮 お神札のおまつりの仕方)。高さをcmで示した公式は、確かめた範囲では1つもありませんでした。

避けたほうがよい場所

東京都神社庁は、ドアの上や人がくぐる鴨居の上に神棚を設けることは避けるとしています。

東京都神社庁の問答は「明るくて清浄な高い場所」を勧めたうえで、「ドアの上…鴨居の上に、神棚を設けることは避ける」と書いています(東京都神社庁 家庭祭祀の問答)。神田明神の公式も、お札は「目通りより高い神聖な場所に、南または東向きに」と案内しています(神田明神)。

神棚がないときのお札の置き方|お札立て・本棚の上・壁に貼る

神棚がなくても、お札立てや本棚・タンスの上など、清らかで目線より高い場所にまつれば足ります。

神社本庁は「特別に神棚を設けられない場合は、まずはお神札をお祀りするだけでもよいので、綺麗に整えた場所でお神札をお祀りしましょう」と書いています。神宮も「神棚のない場合は書棚の上など、明るく清らかで、目線より上にお祀りします」としています。

置き方書いている所原文の要点
お札立て(卓上の宮形)神社本庁宮形の種類に「お神札立て…卓上で気軽におまつりできます」
本棚・書棚の上神宮・東京都神社庁「書棚の上など」「タンスや本棚の上をきれいにして」
白布や和紙を敷いて置く京都府神社庁「綺麗な白布や和紙などを敷くと尚一層良い」
壁や柱に貼る東京都神社庁半紙または奉書紙をあてて、画びょうで刺さず糊で貼る
壁掛けの小型の宮形東京都神社庁「壁掛けにもできる小型の宮形もあります」

お札立てを使う

お札立ては、神社本庁が宮形の一種として挙げる置き方で、棚の上に立てて使えます。

神社本庁は宮形の種類の中に「お神札立て」を挙げ、「卓上で気軽におまつりできます」と書いています。日枝神社は神札立を初穂料1,000円で頒布し、明治神宮は神宮大麻と氏神の神符を合わせてまつれる薄型の神棚を初穂料3,000円で授与しています(明治神宮)。複数のお札を1つのお札立てに入れるときも、並べ方の順は神棚と同じです。

壁に貼るときは画びょうで刺さない

壁や柱に貼るなら、半紙か奉書紙をあてて、画びょうで直に刺さずに糊で貼ると東京都神社庁は書いています。

東京都神社庁の問答は「なるべく南向きか東向きの壁や柱などの高い所に、半紙または奉書紙をあてて…画びょうなどで直に刺すことをせず…糊で貼ります」としています(東京都神社庁の問答)。お札に穴をあけない、というのがこの書き方の要点です。

賃貸やワンルームの場合

賃貸でも、壁に穴をあけない棚の上やお札立てで、神社本庁や神宮の書く条件を満たせます。

神社本庁と神宮が挙げる条件は「清らか」「明るい」「目線より高い」の3つで、どちらのページも部屋の広さや持ち家かどうかには触れていません。京都府神社庁は「綺麗で粗末にならない所に安置して頂ければ神棚で無くても結構です」と書いています。

神宮大麻とは|伊勢の神宮のお神札を氏神の神社が年末に配る

神宮大麻は伊勢の神宮(天照大御神)のお神札で、全国の氏神の神社を通じて毎年頒布されています。

神社本庁は「頒布大麻は、全国の氏神神社を通じてお頒ちされている大麻、つまり神宮大麻のことです」と書いています(神社本庁 神宮大麻)。デジタル大辞泉は「天照皇大神宮の神符。毎年、伊勢神宮を崇敬する各家庭に配られる」と説明しています(コトバンク「神宮大麻」)。

頒布の仕組みと時期

神社本庁によると、神宮大麻は10月ごろから全国の神社で受けられるように用意されます。

神社本庁は神宮大麻が「十月頃から皆さまのもとにお頒ちできるように用意されています」と書き、「お神札は毎年取り換えて、新しい年を迎えてください」としています。東京都神社庁は、明治5年に御師による頒布が廃止され、昭和21年からは神社本庁が委託を受けて頒布していると説明しています。氏神の神社で受けるか、地域によっては神職や総代が家に配ります。

頒布大麻と授与大麻

神社本庁は、氏神の神社で頒つ神宮大麻を「頒布大麻」、伊勢の神宮の神楽殿で受けるものを「授与大麻」と呼び分けています。

神社本庁は「頒布大麻は、全国の氏神神社を通じてお頒ちされている大麻、つまり神宮大麻のことです」「授与大麻は、内宮外宮の神楽殿において授与されている大麻」と書いています。伊勢へお参りしたときに神楽殿で受けたお札も、近くの神社で年末に受けた神宮大麻も、神棚では中央か手前に納めます。神宮大麻の古い呼び名について、東京都神社庁は「御祓大麻(おはらいおおぬさ)、俗にお祓いさん」と書いています。

大きさは3種類で御神徳は同じ

神宮は、神宮大麻は3種類あり、大きさによって御神徳が異なることはないと書いています。

神宮は「大麻とは「おおぬさ」とも読み、お祓いに用いる祭具を意味します」とし、「神宮大麻は三種類あります。大きさにより御神徳が異なることはありません」と書いています(神宮 神宮大麻)。宮形の大きさに合わせて選べます。

神宮大麻を受けている家の割合

神社本庁の2016年の意識調査では、神宮大麻を受けている人は13.7%、神棚がある人は41.2%でした。

この数字は、宗教情報リサーチセンターの記事データベースが要約した神社新報の記事(2017年3月13日付)によるもので、調査は2016年10月の第4回「神社に関する意識調査」です。回答者数は要旨に載っていません(宗教情報リサーチセンター)。同じ要旨によると、神棚がある人は東京で19%、神宮大麻を受けている人は21大都市で8.8%でした。頒布数について東京都神社庁は「昭和十八年に千二百万体を記録したものの、戦後は一時大幅に減少しました。現在では一千万体を目標に頒布活動が行われています」と書いています。最近の年ごとの頒布数は、神社本庁と神宮のページには載っていませんでした。

神社のお札の種類と初穂料|神宮大麻は6社中5社が1,000円

2026年10月14日に神宮大麻などの大麻の初穂料を確かめた6社のうち5社が1,000円で、熱田神宮は1,200円でした。

神社のお札は、その神社の神さまのお神札、家内安全・商売繁昌などの願いごとの札、台所や玄関にまつる札に分かれます。初穂料は社ごとに決まっていて、日枝神社は2026年1月、寒川神社は2025年7月に改定したと公式に書いています。

神社お札と初穂料(公式)
東京大神宮神宮大麻1,000円・神宮中大麻1,400円・東京大神宮神符1,000円・荒神札1,000円
日枝神社神宮大麻 小1,000円・中1,400円・大2,000円、日枝神社太玉串1,000円、厄除開運符・商売繁昌符各1,000円、神札立1,000円
大國魂神社大麻1,000円・中大麻1,400円・大大麻2,000円、大國魂神社御札1,000円、紙札各500円
寒川神社神宮大麻・神社大麻・八方除大麻・火難除大麻・盗難除大麻 各1,000円
川越氷川神社神宮大麻1,000円・氷川大麻800円・角札500円・鬼門札1,000円・商売繁昌札1,500円
熱田神宮大麻1,200円・大大麻2,000円・特大大麻3,000円
伏見稲荷大社包札1,000円・商売繁昌札(大)2,000円・厄除札2,000円
出雲大社神棚におまつりする御神札1,000円・剱先500円(玄関や柱に貼る)

伏見稲荷大社は「お札・お守りは1年に1度受けかえしましょう」と案内しています。稲荷の神さまについては稲荷神社の記事、商売繁昌や金運のお札を出す社は金運神社の記事で公式の書き方を比べています。

お札の大きさを確かめてから宮形を選ぶ

お札の大きさは社ごとに違い、神宮大麻は縦24cm前後、大きいものは縦30cmを超えます。

明治神宮は神符の大きさを、特別神符が縦30×横8.6cm、中神符が縦24.4×横7.3cm、紙の神符が縦24.2×横6.7cmと公式に書いています。大國魂神社は大麻を縦24.5×横6.8cm、大大麻を縦30.5×横10.5cmとし、熱田神宮は特大大麻を高さ約37cmとしています。お札立てや宮形を新しく用意するときは、まつるお札の縦の長さを先に測ると、扉が閉まらないということを避けられます。

郵送で受けられるか

お札を郵送で受けられるかは社ごとに違い、伏見稲荷・出雲大社は受け付け、熱田神宮は原則行っていません。

神社郵送公式の条件
伏見稲荷大社受け付ける現金書留。送料は1体300円。FAXと電話では受け付けない
出雲大社受け付ける現金書留。初穂料が窓口と違う場合がある
春日大社受け付ける現金書留。1回の発送は10体まで
寒川神社受け付ける届いてから発送まで2週間ほど
熱田神宮原則行わない「授与品の郵送は原則行っておりません」
川越氷川神社行わない直接お参りのうえで授与

厄除けのお札|単体で受ける社と、祈祷で授かる社がある

厄除けのお札は、授与所で単体で受けられる社と、厄除けの祈祷を受けた人に授与する社があります。

厄除けのお札と、厄年に受ける厄除けの祈祷は別のものとして案内されています。厄年の数え方は厄年の記事、厄除けで知られる神社は厄除けの神社一覧にあります。

神社受け方公式の内容
伏見稲荷大社単体厄除札2,000円
日枝神社単体厄除開運符1,000円
川越氷川神社単体角札500円・鬼門札1,000円(厄除け)
太宰府天満宮祈祷で授与厄除祈願8,000円・6,000円。「お札は神棚へお祀りいただき」
明治神宮祈祷で授与祈願5,000円から。1万円からおふだが大きくなり名前が入る

厄除けのお札を置く場所

太宰府天満宮は、厄除けの祈祷で受けたお札を神棚へまつるよう案内しています。

太宰府天満宮は「お札は神棚へお祀りいただき」と書き、ほかのお札と同じく神棚に納める扱いです。神棚がなければ、前の節のお札立てや本棚の上と同じ条件の場所にまつります。

厄除けのお札を返す時期

厄除けのお札も、神社本庁の書く「1年ごとに新しく受ける」扱いに沿って、1年を目安に納めます。

神社本庁は「お神札やお守りは、1年ごとに新しく受けていただくことがよいとされています」と書いています(神社本庁 よくある質問)。伏見稲荷大社も「お札・お守りは1年に1度受けかえしましょう」と案内しています。

お札を受ける時期と取り替える時期|年末に新しくし、1年ごとに替える

神社本庁は、年の暮れに神棚を掃除して新しいお神札をまつり、新年を迎えると書いています。

神社本庁は「年の暮れには大掃除をして…神棚もきれいに掃除をし、新しいお神札をおまつりして新年を迎えます」と書いています。愛知県神社庁は「正月飾りなどと同様に、28日迄に取り替えるのが一般的です」とし、福岡県神社庁は「毎年正月に新しくお受けしておまつりします」と書いています。

2026年末から2027年初めの目安

2026年の年末は、10月ごろから神宮大麻が頒布され、12月28日(月)までの取り替えが愛知県神社庁の目安です。

時期できること根拠
10月ごろ〜新しい神宮大麻を受ける神社本庁「十月頃から…用意されています」
12月28日(月)まで新しいお札に取り替える愛知県神社庁「28日迄に取り替えるのが一般的」
12月31日(木)〜1月15日(金)左義長・どんど焼きで古いお札を焚き上げる神社がある神社本庁「大晦日から1月15日(小正月)までの間」

曜日は国立天文台の暦要項(2026年・2027年)から数えました(国立天文台 暦要項)。初詣の時期は初詣の記事、縁起のよい日は開運日の記事にあります。

古いお札と並べてまつってよいか

東京都神社庁は、古いお札と一緒にまつっても差し支えないが、なるべく新しいお札と入れ替えるよう書いています。

東京都神社庁の問答は「一緒にお祀りしていただいても一向に差し支えありませんが、なるべく新しいお神札と入れ替えて」としています。年末に間に合わなかったときも、受けた時点で入れ替えればよいということです。

古いお札の返し方|受けた神社か近くの神社の古札納所へ

古いお札は、受けた神社の古札納所に納めるのが基本で、遠ければ近くの神社に相談します。

神社本庁は「お神札を受けた神社の古神札納所等へ納めてお焚き上げ」と書き、遠くの神社で受けたお神札は「近くの神社などにお焚き上げしていただけるか問い合わせて」としています(神社本庁 お神札のまつり方)。神宮は神宮大麻について「氏神さま・鎮守さまに納めましょう」と書いています。

古いお札の返し方 受けた神社に行けるか 行ける 行けない 受けた神社の 古札納所に納める 近くの神社に 受け付けるか問い合わせる 断られたら受けた神社へ郵送を確認 神宮大麻は氏神の神社へ(神宮)
図2:古いお札の返し方(神社本庁・神宮・東京都神社庁の原文をもとに当サイト作成)

古札納所が受け付けない物

古札納所には受け付ける物の決まりがあり、ほかの神社やお寺のお札を断る社もあります。

神社古札の受付(公式)
明治神宮「明治神宮のお札・お守りのみ」。縁起物は納められない
熱田神宮1年中授与所で預かる。「他宗教のものや燃えないもの」は預からない
氷川神社(大宮)古い御神札・御守は古神札納め所へ。「お寺の御守等は不可」
日枝神社燃える物(紙製・木製・布製)のお札・お守りのみ
東京大神宮違う神社の物でも「近くの神社へ納めて差しつかえありません」
神田明神紙製・木製など燃やせる物だけ預かってお焚き上げ

近くの神社に持って行く前に、その神社の公式で受付の条件を見ておくと断られずに済みます。近くの神社は近くの神社の探し方で探せます。

郵送で返す

受けた神社が遠いとき、神社本庁は、お気持ちを添えて受けた神社に送るのも一つの方法だとしています。

神社本庁のよくある質問は「受けた神社に行くことができない場合は、お近くの神社に相談、または、お気持ちを添えて受けた神社にお送りするのもひとつでしょう」と書いています。出雲大社は、遠方の人は社務所へ郵送で納められると公式に書いています。郵送を受け付けるかどうかは、社ごとに確かめます。

どんど焼き(左義長)で焚き上げる

神社本庁によると、大晦日から1月15日の小正月までに、左義長やどんど焼きで古いお札を焚き上げる神社があります。

神社本庁は「大晦日から1月15日(小正月)までの間に「左義長」や「どんど焼」等が行われ、正月飾りなどとともに古いお神札や、お守りなどがお焚き上げされます」と書いています。廃棄物処理法施行令14条は「風俗慣習上又は宗教上の行事を行うために必要な廃棄物の焼却」を焼却禁止の例外にしています(e-Gov法令)。

一方で、2026年1月から林野火災注意報・警報の運用が始まり、栃木県那珂川町の神社では1月14日の古札焼納祭が、警報が出たため当日中止になりました(神戸新聞NEXT 2026年1月20日)。注意報・警報は毎年1月1日〜5月31日に発令されるもので(tenki.jp)、どんど焼きの日に合わせて納めるつもりなら、神社の告知を前日に見ておくと安心です。

喪中・忌中のお札|忌の間は神棚を半紙で封じ、明けてから受ける

身内が亡くなったら、忌の期間は神棚を白い半紙で封じ、新しいお札は忌が明けてから受けます。

神社本庁は「五十日祭までが「忌」の期間、一年祭(1周忌)までを「服」の期間とするのが一般的」と書いたうえで、忌の期間は「神棚の面前に白い半紙を貼る、または屏風を立てる等をして、一時的に神棚のおまつりを取りやめます」と書き、忌の期間を過ぎれば新しいお神札を受けるとしています(神社本庁 服忌)。続柄ごとの日数、年末年始に忌が重なったときの初詣とお札は、喪中の初詣の記事で神社庁ごとに比べています。

神棚のお札で迷いやすい点|上位記事で割れる5つを公式で確かめた

上位記事で書き方が割れる5つの点は、公式の原文で見ると、5つのうち4つは公式に数字や決まりがありませんでした。

迷う点上位記事の書き方公式で確かめたこと
目線の高さ「150cm以上」「160〜180cm」と数字を書く記事があるcmで示した公式は無し。神社本庁・神宮は「目線より高い」
4枚目以降左の扉に重ねる、または奥へ神社本庁は「崇敬神社のお神札の後ろに重ねて」か「宮形の横に丁寧に並べて」
お札の向きと神棚の向き両方がまぜて書かれる神社本庁と神奈川県神社庁は「お神札の正面」、京都府・島根県の神社庁は「神棚の向き」と書く
交換時期「授かってから1年」と「年末」の2通り神社本庁は「1年ごとに新しく」と「年の暮れ」の両方を書く
自宅でごみに出す塩で清めて出せると書く記事が2本神社本庁・神社庁は神社に納めると書き、ごみに出す方法は書いていない

古いお札を自宅で処分してよいか

神社本庁と確かめた神社庁は、古いお札を神社に納めると書いていて、自宅で処分する方法は書いていません。

上位記事の中には、塩や白い紙で清めてから可燃ごみに出せると書く記事が2本ありましたが、どちらも神社や神社庁の文面を出典に付けていませんでした。神社本庁のよくある質問は、受けた神社に行けない場合も「お近くの神社に相談、または、お気持ちを添えて受けた神社にお送りする」と、神社に戻す方法だけを挙げています。相談先の神社は近くの神社の探し方で探せます。

南東が最もよいという説

「南東向き」を書いているのは、確かめた神社本庁と8つの神社庁の中では北海道神社庁だけでした。

北海道神社庁は「南向きか、東向き、或いは・南東向きが最も良いとされています」と書いています(北海道神社庁)。神社本庁とほかの7つの神社庁は「南か東」で、南東には触れていません。開いた上位記事にも、南東を勧める記事はありませんでした。

神社とお寺のお札を一緒にまつるか

神社の古札納所の中には、お寺の物を受け付けない社があり、神社とお寺のお札は分けて扱われています。

氷川神社(大宮)は「お寺の御守等は不可」、熱田神宮は「他宗教のもの」は預からないと書いています。お寺のお札のまつり方は、そのお寺の案内に従います。神社のお札を神棚にまつる作法は、ここまでの節のとおりです。

よくある質問

Q. 神棚のお札は何枚まつればいいですか?

A. 神社本庁のページに、枚数を決めた記述は見当たりませんでした。神社本庁が示す並べ方の基本は、神宮大麻・氏神さま・崇敬神社の3種類です。増えたときは崇敬神社のお札の後ろに重ねるか、宮形の横に並べると神社本庁は書いています。

Q. 神宮大麻だけでもいいですか?

A. 神社本庁と神宮のページに、神宮大麻1枚だけでまつることを禁じる記述は見当たりませんでした(2026年10月14日確認)。ただし神宮は、新しい神宮大麻と一緒に氏神さまのお神札もまつるよう勧めているので、氏神の神社で一緒に受けると神宮の案内どおりの形になります。氏神は氏神様の調べ方で探せます。

Q. お札の薄紙は外してまつりますか?

A. 神社本庁と神宮のページには、包んでいる薄紙を外すかどうかの記述がありませんでした(2026年10月14日確認)。受けた神社の授与所で聞くのが確実です。上位記事でも「外す」「つけたままでもよい」と書き方が割れています。

Q. お札を落としたり汚したりしたらどうしますか?

A. 神社本庁と神社庁のページに、落とした場合の決まりは見当たりませんでした。汚れや破れが気になるときは、受けた神社に相談してください。神社本庁は、古いお神札は受けた神社の古神札納所へ納めると書いていて、納め方はこの記事の返納の節と同じです。

Q. 旅先の神社のお札も神棚にまつれますか?

A. まつれます。神社本庁は、自分が崇敬する神社のお札を向かって左(一社造なら氏神の後ろ)に納めると書いています。返すときは受けた神社が基本で、遠ければ近くの神社に受け付けるか問い合わせます。参拝の作法は参拝の作法の案内、お賽銭はお賽銭の記事にあります。

Q. 神棚のお札に毎日お参りしたほうがいいですか?

A. 神社本庁は「毎朝のお参り前にお供えをしましょう」と書き、お供えの基本を「米、塩、水」としています。神宮は、お神札に手を合わせる作法を「二拝」「二拍手」「一拝」と案内しています。神社で受ける授与品は、おみくじの記事や御朱印の記事でも原文で確かめています。

まとめと参考にした一次情報

神棚のお札は、三社造なら中央・右・左、一社造なら手前から、神宮大麻・氏神・崇敬神社の順に納めます。

向きは南か東、高さは目線より上が神社本庁の書く一般的な形で、神宮は間取りによっては向きはかまわないとしています。神棚がなければお札立てや本棚の上でかまいません。お札は年末に新しく受け、古いお札は受けた神社か近くの神社の古札納所に、受付の条件を確かめてから納めます。参拝の作法は参拝の作法の案内、自分に合う神社は神社の診断、回る順番は参拝プランの作成、全国の社は神社の一覧、名前が挙がる場所はパワースポットの神社一覧で探せます。

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