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猫神社はどこにある?全国の猫を祀る神社と、猫のお守り・御朱印帳を公式で確かめた

猫神社はどこにある?全国の猫を祀る神社と、猫のお守り・御朱印帳を公式で確かめた

先に結論だけ

「猫神社」は1つの神社の名前ではありません。猫そのものを祀る社(宮城・田代島の猫神様、鹿児島・仙巌園の猫神社など)と、猫にゆかりのある神社(東京・今戸神社、京都・京丹後の金刀比羅神社の狛猫、「猫又権現」と呼ばれる新潟・南部神社など)をまとめた呼び名です。

招き猫で知られる豪徳寺・自性院・檀王法林寺はお寺です。「猫神社」の記事に並ぶことがありますが、神社ではありません。長崎尾曲がり猫神社は2019年に民間が開いた屋内の社です。

猫のお守り・御朱印帳を公式に値段つきで出しているのは、仙巌園の猫神社・長崎尾曲がり猫神社・豪徳寺などです。仙巌園はご朱印帳2,200円・レース御守り1,600円(参拝には入場料1,600円)、尾曲がり猫神社は猫ちゃん健康長寿お守り500円、豪徳寺は御朱印帳2,500円です(2026年10月27日に各公式で確認)。

当サイト(カンナビ)は2026年10月27日、「猫神社」「猫神社 東京」「猫神社 京都」「尾曲がり猫神社」「猫 お守り 神社」「猫 御朱印帳 神社」など7語の検索上位を開き、記事13本を読みました。猫で知られるお寺を「猫神社」と並べた記事や、値段を書いていない記事が目立ち、全国を1本にまとめた記事は見当たりませんでした。そこで同じ日に、各社の公式サイト、石巻市・京丹後市・新潟県観光協会のページ、辞書を開き、書いてあることだけを並べました。

この記事でわかること

  • どこにあるか: 猫を祀る社と、猫で知られるお寺を分けて、全国の一覧にしました。
  • なぜ猫を祀るか: 蚕を守る・漁の守り神・殿様や武将の話の3つの筋を、自治体と辞書の文で確かめました。
  • お守りと御朱印帳: 公式に値段が出ている社だけを、初穂料つきで表にしました。
  • 神社で猫に会う意味: 「呼ばれているサイン」と言っているのが誰かを分けて書きました。

神社で動物に出会ったときの受け止め方は、歓迎のサイン・歓迎されていないサインの記事で神社の側の書き方から確かめています。

目次

猫神社とは|猫を祀る社と、猫にゆかりのある神社をまとめた呼び名

猫神社は、猫を神として祀る社と、狛猫や招き猫など猫にゆかりのある神社をまとめて呼ぶ言葉です。

「猫神社」という名前の神社が1つあるわけではなく、決めている機関もありません。今回開いた公式・自治体のページで「猫神社」という言葉を使っていたのは、石巻市(田代島の「猫神様(猫神社)」)と、鹿児島・仙巌園の「猫神社(ねこがみしゃ)」、長崎尾曲がり猫神社の3つでした。ほかは「猫又権現」「狛猫」「招福猫児」など、社ごとに呼び方が違います。

猫そのものを祀る社

猫を神として祀る社は、田代島の猫神様、仙巌園の猫神社、山形の猫の宮、長崎尾曲がり猫神社です。

どれも、ある猫の話がもとになっています。田代島は漁師が葬った猫、仙巌園は戦国時代に島津義弘が連れ帰った猫、猫の宮は主人を救ったと伝わる猫です。

猫にゆかりのある神社

祀る神は別にいて、狛猫や境内の猫、招き猫で知られる神社も「猫神社」と呼ばれます。

京丹後市の金刀比羅神社(狛犬の代わりの狛猫)、新潟の南部神社(御祭神は養蚕の神・天香具土命で、別名が「猫又権現」)、東京の今戸神社(招き猫を紹介する旅行記事がある)、京都の梅宮大社(境内で猫が暮らすと報道された)がこの型です。御祭神は猫ではないので、参拝の作法はほかの神社と同じです。

「猫神社」と呼ばれるお寺

豪徳寺・自性院・檀王法林寺は猫や招き猫で知られるお寺で、神社ではありません。

検索上位の「猫の寺社」記事には、長楽寺(栃木)・龍岳院(愛知)・因幡堂(京都)などのお寺も並んでいました。お寺では仏さまを、神社では神さまをお祀りするので、お参りのしかたも違います。違いは寺と神社の違いでまとめています。

全国の猫神社一覧|神社・社とお寺を分けて並べた

当サイトが確かめた範囲では、猫を祀る社4つ、猫にゆかりのある神社5つ、猫で知られるお寺3つがあります。

2026年10月27日に名前を確かめた12の社寺で、全国の総数ではありません。「確かめた出典」が公式・自治体でないものは、内容を断定せず紹介した媒体を主語にしています。

神社・社

猫を祀る社と猫にゆかりのある神社は、北は宮城の田代島から南は鹿児島の仙巌園まであります。

社所在地種別猫との関係確かめた出典
田代島の猫神様(猫神社)宮城県石巻市・田代島猫を祀る社漁師が葬った猫を「大漁の守り神」として祀る石巻市
猫神社(ねこがみしゃ)鹿児島県鹿児島市・仙巌園内猫を祀る社島津義弘が戦場から連れ帰った2匹の猫仙巌園の猫神社公式
猫の宮山形県東置賜郡高畠町猫を祀る社大蛇から主人を救った猫と観光案内が紹介観光案内(町の公式は開けず)
長崎尾曲がり猫神社長崎県長崎市銀屋町民間がつくった屋内の社尾の曲がった猫を幸運の猫とする公式の通販サイト
金刀比羅神社(木嶋神社の狛猫)京都府京丹後市峰山町猫にゆかりのある神社狛犬の代わりの石造狛猫一対(市指定文化財)京丹後市
南部神社(別名 猫又権現)新潟県長岡市森上猫にゆかりのある神社御祭神は養蚕の神。蚕や繭をかじるネズミ除けの神とされた新潟県観光協会
今戸神社東京都台東区今戸猫にゆかりのある神社招き猫を紹介する旅行記事がある今戸神社公式(招き猫の記述は無し)
梅宮大社京都府京都市右京区猫にゆかりのある神社境内で猫が暮らすと報道報道(公式は開けず)
前玉神社埼玉県行田市猫にゆかりのある神社毎月22日前後に猫の印の御朱印と紹介旅行記事(公式は見つからず)

お寺

招き猫で知られる東京の豪徳寺と自性院、京都の檀王法林寺は、どれもお寺です。

寺所在地猫との関係確かめた出典
豪徳寺東京都世田谷区豪徳寺井伊直孝を招いた猫を「招福猫児」として祀る豪徳寺公式
自性院東京都新宿区西落合猫地蔵を節分の日だけ開帳すると紹介紹介記事(寺の公式は開けず)
檀王法林寺京都府京都市左京区黒い招き猫で知られると紹介旅行記事(寺の公式は開けず)

東京の猫神社|神社は今戸神社、招き猫の豪徳寺と自性院はお寺

東京で猫にゆかりのある神社は今戸神社で、招き猫の話で知られる豪徳寺と自性院はお寺です。

当サイトが開いた検索上位の記事では、東京の「猫の寺社」として今戸神社・豪徳寺・自性院が並んでいました。3つのうち神社は今戸神社だけです。

社寺種別最寄り受付の時間猫にまつわるもの(公式の記載)
今戸神社神社各線浅草駅から徒歩15分社務9時〜16時・年中無休公式ホームページに記載なし
豪徳寺お寺東急世田谷線 宮の坂駅から徒歩5分拝観6:00〜17:00・寺務所8:00〜15:00招福猫児500円〜10,000円・御朱印帳2,500円

今戸神社|縁結びの神社で、御朱印は書き置きだけ

今戸神社は浅草の北にある縁結びの神社で、御朱印は書き置きだけ、縁結御守は1,000円です。

公式ホームページによると、御祭神は應神天皇・伊弉諾尊・伊弉冉尊と七福神の福禄寿です。康平6年(1063年)に京都の石清水八幡を勧請した今戸八幡が始まりで、昭和12年に白山神社を合祀して今戸神社になりました。社務は年中無休の9時から16時で、駐車場とお手洗いはありません。2008年からは「縁結び会」を開いていて、登録者は8,000人を超えると公式は書いています。

招き猫については、2026年10月27日時点の公式ホームページ(トップページと縁結び会のページ)には記述が見当たりませんでした。旅行記事は、境内の招き猫や「招き猫発祥の地」を紹介しています。今戸は江戸時代に土製の招き猫がさかんに作られた土地で(日本大百科全書)、神社の発祥とは別の話です。縁結びの神社をほかにも探すなら縁結び神社の一覧を、書き置きの御朱印の受け方は御朱印がいただける神社を見てください。

豪徳寺|招き猫の故事を伝えるお寺

豪徳寺は世田谷区のお寺で、殿様を招いた猫の話から招福猫児を祀り、招き猫を授与しています。

豪徳寺の公式は、鷹狩り帰りの彦根藩主・井伊直孝が門前の猫に手招きされて寺に立ち寄り、雷雨を避けられたと書いています。寺は直孝の支援で寛永10年(1633年)に再興し、福を招いた猫を「招福猫児(まねきねこ)」と呼んで招福殿でお祀りしています。豪徳寺の招福猫児は小判を持たず、右手を上げています。公式は「福そのものを与えてくれるわけではありません」と書き、縁を生かすのはその人次第だと説明しています。

授与品は寺務所(8:00〜15:00)で受けます。招福猫児は500円から10,000円で、品不足で大きさによっては欠品があると公式に書かれています。2024年3月には招福猫児への落書きについて、2026年8月には商業目的のガイド活動について、公式が注意を出しています。

自性院と白金氷川神社

自性院は猫地蔵で知られる新宿区のお寺で、白金氷川神社は今回公式を確かめられなかった神社です。

自性院(新宿区西落合)は、太田道灌を猫が導いたという話と猫地蔵で紹介されるお寺で、紹介記事は猫地蔵の開帳を節分の日だけとしています。寺の公式は開けませんでした。猫の御朱印帳を調べるなかで白金氷川神社(港区白金)の名前も出てきましたが、公式サイトが2026年10月27日朝に緊急メンテナンス中で、猫にまつわる授与品があるか、値段や頒布の状況を確かめられませんでした。出かける前に神社の公式のお知らせを見てください。

京都と関西の猫神社|京丹後の狛猫と、猫が暮らす梅宮大社

京都府の猫にゆかりのある神社として、京丹後市の金刀比羅神社の狛猫と、京都市の梅宮大社を取り上げます。

京都市内でお寺も含めて探すと、檀王法林寺(黒い招き猫)や因幡堂(猫のお守り)など、お寺の名前も並びます。神社に絞るなら、京丹後の狛猫と梅宮大社です。京都の神社全体は京都の神社の記事にまとめています。

金刀比羅神社の狛猫|蚕を守るために置かれた市の文化財

京丹後市峰山町の金刀比羅神社には、境内の木嶋神社の前に石造の狛猫が一対あり、市の文化財です。

京丹後市の説明によると、狛猫は凝灰岩でできた外置きのもので、「通常、邪気を祓い神前を守護するものとして狛犬を置きますが、猫をかたどる点に特徴があります」。養蚕がさかんだった土地で、蚕を荒らすネズミを退治するために猫を表したと伝わっています。口を開いた阿形は台座の銘から1832年に鱒留村の石工・長谷川松助が作り、口を結んだ吽形には1846年の銘があります。年代が違うので、はじめは阿形1体で、あとから対の吽形が作られたと推定されています。

梅宮大社|境内で猫が暮らす神社

梅宮大社は京都市右京区の神社で、境内で猫が暮らしていると報道や旅行記事が紹介しています。

報道(ねとらぼ)は宮司が飼う猫が境内にいると紹介し、猫の数は記事によって6匹・15匹と分かれます。梅宮大社の公式サイトは2026年10月27日に接続できず、猫について神社がどう書いているかは確かめられませんでした。数は時期で変わるので、当サイトは数を書きません。境内の猫は神社が暮らしを預かっている猫なので、触れ方は神社の掲示に合わせてください。

宮城・田代島の猫神社|漁師が葬った猫を祀る「猫神様」

田代島の猫神社は、網の重しを作るときに死なせてしまった猫を、網元が葬ったのが始まりです。

石巻市のページは「島では大漁の守り神として猫をとても大切にしており、猫を祀った『猫神様(猫神社)』が島の中央にあります」と書いています。漁師たちは猫の動きで天気や漁の具合を予測していたそうです。

猫神様の由来

網の重しに使う岩を崩していたとき、その1つが猫に当たって死に、総元締めが手厚く葬ったと伝わります。

石巻市の説明では、昔は錨の代わりに岩を崩して網の重しにしていて、番屋の近くに集まっていた猫がその岩に当たってしまったといいます。総元締めは「常に大事にしている猫だから可愛そうなことをした」と心を痛め、ねんごろに葬りました。それが今の猫神様です。この猫神社は平成21年(2009年)4月、国土交通省の「島の宝100景」に選ばれました(石巻市観光課)。

田代島への行き方

石巻の発着所から網地島ラインの船で、田代島の大泊港か仁斗田港へ渡ります。

石巻市の案内では、石巻中央発着所から約40分、石巻門脇発着所から約30分、市の観光課のページでは旧北上川河口船着場から45分です。網地島ラインは2026年10月27日から11月20日ごろまで、船のドック期間のダイヤで運航すると案内しています。時刻と運賃は網地島ライン(0225-93-6125)で確かめてください。石巻の街なかでは、猫好きの店が集まって猫のスタンプを押す「いしのまき猫印めぐり」をしています(網地島ラインの案内から)。

鹿児島・仙巌園の猫神社|島津義弘が連れ帰った2匹を祀る

仙巌園の猫神社は、島津義弘が戦場に連れて行った7匹の猫のうち、帰ってきた2匹を祀る社です。

公式は「17代島津義弘が戦場に連れていった7匹の猫のうち、帰国した2匹を『猫神さま』としてお祀りしています」と書いています。読み方は「ねこがみしゃ」です。

猫の瞳を時計に使ったという話

義弘が猫を戦場に連れて行ったのは、猫の瞳の変化で時刻を知るためだったという話が伝わります。

公式によると、猫神社はもと鹿児島城の北端にあった護摩所に祀られていて、そばには城下に時を知らせる「時の鐘」もありました。明治維新のあと、島津家とともに仙巌園へ移っています。参拝記念証に猫の瞳が描かれているのは、この「時」の話にちなむと公式は説明しています。島津家には、篤姫(天璋院)が大奥で猫を飼った話も残っています。

参拝と入場料

猫神社は仙巌園の中にあるので、参拝には御殿と尚古集成館を含む仙巌園の入場券が要ります。

区分料金(仙巌園入場券・御殿と尚古集成館を含む)
一般(15歳以上、中高生を除く)1,600円
小中学生・高校生800円
障がい者手帳・鹿児島市敬老パスをお持ちの方800円
年間入場券(一般)2,400円
年間入場券(小中学生・高校生)1,200円

参拝は9:00〜17:00です。毎年3月の第1日曜日は鹿児島マラソンのため仙巌園が休園し、猫神社にもお参りできません。公式は参道の「五匹の案内猫」と境内の「二匹のなで猫」を紹介し、猫神の由緒にちなんで健康長寿と旅行安全を祈るよう案内しています。

授与品と、猫の健康への寄付

授与品は園内の島津のれん・丸十のれんで受け、ご朱印帳は2,200円、レース御守りは1,600円です。

猫神社では御朱印の代わりに「参拝記念証」(500円)を出していて、通常版のほか、22日限定や季節限定のデザインがあります。一部の商品の売上は、腎臓病の猫のための薬を研究する一般社団法人AIM医学研究所の支援にあてられます。値段は下の「猫のお守り・猫の御朱印帳」の表にまとめました。

長崎尾曲がり猫神社|眼鏡橋の近くにある小さな屋内の社

長崎尾曲がり猫神社は、長崎市銀屋町のビルの1階にある屋内の小さな社で、2019年に開かれました。

尾の曲がった猫を「幸運猫」として祀る社で、公式の通販サイトは「尾曲がり猫はその曲がった尻尾で幸運を引っ掛けて運んでくる『幸運猫』とも言われています」と書いています。紹介記事は、民間の団体が開いた屋内の社としています。神社本庁などに属する神社かどうかは、公式に記載がありませんでした。

授与品と御朱印

公式の通販サイトでは、御朱印を各390円、猫ちゃん健康長寿お守りを500円で頒布しています。

御朱印は書き置きで、「招き猫御朱印」「華猫」「宝船 七福猫神」、正月限定の干支の御朱印などがあり、日付を指定して受けられます。お守りはオリジナルお守り600円、健康長寿・開運金運・交通安全・恋愛成就など8種が各500円、招き猫の金運お財布お守りが360円です(2026年10月27日の通販サイト)。旅行記事には御朱印330円と書いたものもありますが、ここでは公式の値段を使いました。

営業時間は媒体で分かれる

開いている時間は、紹介記事によって11時〜17時と11時〜18時で分かれ、定休日も違います。

当サイトが読んだ記事では、11:00〜17:00、11:00〜18:00(月〜木曜休み)、不定休の3通りの書き方がありました。屋内の社なので、行く日を決めたら公式のSNSで開いているかを確かめてください。

新潟・山形・埼玉の猫にゆかりのある社|南部神社の猫又権現・猫の宮・前玉神社

新潟・山形・埼玉には、猫又権現と呼ばれる南部神社、犬の宮と並ぶ猫の宮、猫の印の御朱印の前玉神社があります。

南部神社(新潟県長岡市)|「猫又権現」と呼ばれる養蚕の神

南部神社は養蚕の神・天香具土命を祀る神社で、別名を「猫又権現」といいます。

新潟県観光協会によると、かつては蚕や繭をかじるネズミ除けの神、繁盛の神(招き猫)として養蚕農家の信仰を集めました。境内の狛犬の手前には、奉納された猫の石像があります。お札は2種類あり、道の駅R290とちおの観光インフォメーションで各500円で受けられます。関越道の長岡ICから車で約40分、駐車場はありません。

猫の宮(山形県高畠町)|犬の宮と向かい合う社

猫の宮は高畠町高安にある社で、犬の宮と向かい合って祀られていると観光案内が紹介しています。

観光案内は、大蛇から主人を救った猫を祀る社で、蚤よけの神として信仰されてきたと紹介しています。ペットの供養祭が行われる場所としても紹介されていますが、高畠町と観光協会の公式は2026年10月27日に開けず、日程と料金は確かめられませんでした。

前玉神社(埼玉県行田市)|猫の印の御朱印

前玉神社は、毎月22日前後に猫の印を押した御朱印を出すと旅行記事が紹介している神社です。

旅行記事(マップル)は、境内で暮らす猫の印が月替わりで押されると紹介しています。神社の公式サイトは見つからず、頒布の日や書き置きかどうかは確かめられませんでした。

猫が神社に祀られる理由|蚕を守る・漁の守り神・殿様や武将の話の3つ

猫が神社に祀られたり大切にされたりする筋は、蚕をネズミから守る役目、漁の守り神、殿様や武将と猫の話の3つです。

3つとも、猫が人の暮らしの中で果たした役目から来ています。どの社がどの筋にあたるかを図にしました。

猫が祀られる3つの筋 蚕を守る ネズミ除けの役目 漁の守り神 天気と漁を知らせる 殿様・武将の話 福を招く・時を知らせる 金刀比羅神社の狛猫 (京都府京丹後市) 南部神社の猫又権現 (新潟県長岡市) 田代島の猫神様 (宮城県石巻市) 猫の動きで天気と 漁の具合を予測した 仙巌園の猫神社 (鹿児島県鹿児島市) 豪徳寺の招福猫児 (東京都・お寺) 長崎尾曲がり猫神社
図1 猫が祀られる3つの筋と、それぞれにあたる社寺(当サイト作成。各社寺・自治体の説明から)

蚕をネズミから守る

養蚕のさかんな土地では、蚕や繭をかじるネズミを退治する猫が、蚕の守り神として大事にされました。

京丹後市は狛猫を「蚕を荒らすネズミを退治するため猫を表したもの」と説明し、新潟県観光協会は南部神社の猫又権現を「蚕や繭をかじるネズミ除けの神」と書いています。辞書(日本大百科全書)も、招き猫がカイコの害敵のネズミを追い払う意味で農家に買われたことに触れています。

漁の守り神

田代島では、猫の動きで天気や漁を予測した漁師が、猫を大漁の守り神として大切にしてきました。

石巻市のページは、番屋の近くに猫が集まり、漁師たちが猫の動作で天候や漁模様を予測していたと書いています。猫を葬った話が、そのまま島の猫神様になりました。

殿様や武将と猫の話

豪徳寺の招福猫児と仙巌園の猫神社は、殿様や武将と猫の話がもとになっています。

豪徳寺は殿様を雷雨から救った猫、仙巌園は義弘が猫の瞳の変化で時刻を知ったという逸話を伝えています。人に縁や福を運ぶ猫という見方は、次の招き猫の話につながります。

招き猫の発祥はどこか|辞書でも説が分かれ、1か所に決まらない

招き猫の発祥は1か所に決まっておらず、辞書も豪徳寺の故事や両国の店の話など複数の説を並べています。

下の表のとおり、東京だけでも豪徳寺・今戸神社・自性院が招き猫のはじまりとして紹介されています。当サイトが辞書(コトバンク)で確かめた書き方を、言っている主体ごとに並べました。

説言っている主体中身
豪徳寺の故事世界大百科事典(改訂新版)・豪徳寺の公式井伊直孝が猫に招かれて寺に入り、井伊家の菩提寺として栄えた
両国の店のおこり日本大百科全書天明年間(1781〜89年)、江戸・両国の店「金猫銀猫」が金銀に彩色した招き猫を店頭に飾ったのがおこりという
今戸焼日本大百科全書その後、浅草の今戸で土製の招き猫がさかんに作られ、今戸焼の代表的なものになった
中国の故事世界大百科事典(ネコの項)猫が前足をあげて顔をこすると客が来るという中国の故事から来ているという
今戸神社が発祥旅行記事境内の招き猫とともに紹介。今戸神社の公式ホームページには記述が見当たらない
自性院・檀王法林寺紹介記事・旅行記事太田道灌を導いた猫、日本最古とされる黒い招き猫などで紹介

辞書は招き猫を「すわって右または左の前足を上げ、人を招く格好をした猫の置き物」(デジタル大辞泉)と説明していて、上げる手に決まりは書いていません。豪徳寺の招福猫児は右手を上げ、小判を持たない形です。

招き猫は神社で受けるものか

招き猫は縁起物の置き物で、神社やお寺で授与されるほか、焼き物として作られ売られてきました。

世界大百科事典は、花街や飲食店で愛用され、正月に買い求めて店の入口に置く風習があると書いています。豪徳寺のように寺で授与するところもあれば、今戸焼のように焼き物として作られてきたものもあります。

猫のお守り・猫の御朱印帳|公式に値段が出ている社寺を並べた

猫のお守りと猫の御朱印帳を公式に値段つきで出していたのは、仙巌園の猫神社、長崎尾曲がり猫神社、豪徳寺です。

今戸神社・梅宮大社・白金氷川神社の猫にまつわる授与品は、公式で値段を確かめられなかったので表に入れていません。旅行記事の値段は古いことがあるので、公式で確かめた値段だけを並べました(いずれも2026年10月27日)。

猫のお守り

猫の健康を願うお守りは、尾曲がり猫神社が500円、仙巌園の猫神社のレース御守りが1,600円です。

社寺種別お守り初穂料・値段
仙巌園の猫神社猫を祀る社レース御守り(赤・青・黄)1,600円
仙巌園の猫神社猫を祀る社絵馬1,200円
長崎尾曲がり猫神社民間の屋内の社猫ちゃん 健康長寿 お守り(4色)500円
長崎尾曲がり猫神社民間の屋内の社オリジナルお守り/健康長寿・開運金運など8種600円/各500円
長崎尾曲がり猫神社民間の屋内の社招き猫 金運お財布お守り360円
南部神社猫にゆかりのある神社(猫又権現)お札(2種)各500円
今戸神社猫にゆかりのある神社縁結御守1,000円
豪徳寺お寺お守り/招福猫児1,000円/500円〜10,000円

仙巌園の猫神社は、お守りを「猫ちゃんの幸せを願うお守り」と紹介しています。飼っている猫のためのお守りを探すなら、この2社が公式で確かめられた例です。ペット全般のお守りや祈祷は社によって扱いが違うので、氏神さまや近くの神社に問い合わせてください。

猫の御朱印帳と御朱印

猫の御朱印帳は、仙巌園の猫神社が2,200円と2,500円、豪徳寺が2,500円(帳のみ2,000円)です。

社寺種別御朱印帳御朱印・参拝記念証
仙巌園の猫神社猫を祀る社ご朱印帳2,200円/寄付付き切り絵御朱印帳2,500円参拝記念証500円(通常・22日限定など)、切り絵参拝記念証1,000〜1,200円
長崎尾曲がり猫神社民間の屋内の社公式の通販サイトに記載なし書き置きの御朱印 各390円
豪徳寺お寺2,500円(御朱印帳のみは2,000円)公式の授与品ページに御朱印の値段の記載なし
今戸神社猫にゆかりのある神社公式に記載なし書き置きのみ(値段の記載なし)

神社の御朱印とお寺の御朱印を1冊に入れてよいかは、社寺によって扱いが違います。受ける前に社寺の掲示を見てください。御朱印そのものの意味は御朱印とはで、絵馬とおみくじは絵馬の書き方とおみくじの記事で確かめられます。

郵送・通販で受けられるか

尾曲がり猫神社は公式の通販サイトで御朱印とお守りを頒布し、仙巌園も一部の参拝記念証を通販しています。

仙巌園の猫神社は、通常版と22日限定の参拝記念証をオンラインショップでも扱うと書いています。豪徳寺と今戸神社の公式には、郵送や通販の案内は見当たりませんでした。

神社で猫に会うのは「呼ばれているサイン」か|神社の側はそう書いていない

神社で猫に会うことを「呼ばれているサイン」と書いた神社の公式は、今回開いたページにはありませんでした。

「境内で猫に会えたら神様に歓迎されている」という言い方は、SNSやスピリチュアル系の記事に出てくる言葉です。言っている主体と、神社の側の書き方を分けて表にしました。

言い方出どころ当サイトの扱い
神社で猫に会うのは呼ばれているサインスピリチュアル系の記事・SNS神社の公式には見当たらない
猫は神の使い(神使)SNSの言い方今回開いた公式で猫を神使とした社は無かった
猫を祀る社がある石巻市・仙巌園の猫神社公式・新潟県観光協会事実として書ける
境内で猫が暮らしている報道・旅行記事(梅宮大社ほか)紹介した媒体を主語にして書く

神使と猫

狐や鹿のように神の使いとされる動物はいますが、猫を神使とした公式は今回見当たりませんでした。

たとえば稲荷神社の狐は神の使いで、神そのものではありません(稲荷神社の記事)。猫神社の猫は「神の使い」ではなく、田代島や仙巌園のように猫そのものが神として祀られている場合と、境内で暮らしている猫の場合があります。神社の側が動物をどう書いているかは、歓迎のサインの記事の「動物に出会ったとき」の節で詳しく見ています。

「呼ばれた」と感じたときに確かめること

猫に会えたのがうれしかったら、サインかどうかより、その神社の御祭神と由緒を確かめるのがおすすめです。

「神社に呼ばれる」という言い方そのものについては、神社に呼ばれるサインの記事で、神社本庁や各社がどう書いているかを確かめています。次の図は、「猫神社」と書かれた場所が神社なのか、何を祀っているのかを見分ける順番です。

「猫神社」と紹介された場所 名前の最後は「寺・院」か? はい お寺 豪徳寺・自性院など いいえ 猫そのものを祀っているか? はい いいえ 猫を祀る社 田代島・仙巌園など 猫にゆかりのある神社 狛猫・境内の猫など どれも、お守りや御朱印の値段は公式で確かめる
図2 「猫神社」と紹介された場所の見分け方(当サイト作成)

境内の猫に会うときの心がけ

境内や島の猫は誰かが世話をしている猫なので、餌をあげたり抱き上げたりせず、見守るのが当サイトの考えです。

豪徳寺は2024年に招福猫児への落書きについて公式で注意を出しています。仙巌園の「なで猫」のように触れてよいと案内されているもの以外は、掲示に従ってください。田代島は人が暮らす島なので、民家や漁の作業場に入らないことも大切です。参拝の基本は参拝の作法にまとめています。

よくある質問

Q. 飼っている猫を連れて猫神社にお参りできますか?

A. 社によって違います。仙巌園の猫神社は、介助犬を除いてペット同伴での入場を禁じていて、キャリーケースに入れての入場も断っていると公式のよくある質問に書いています。ほかの社も、連れて行く前に公式の案内か社務所に確かめてください。

Q. 亡くなった猫の供養をお願いできますか?

A. 仙巌園の猫神社は、猫を含む動物の供養は受けていないと公式に書いています。代わりに毎年2月22日に「愛猫長寿祈願祭」を開いていて、神事に参列するには事前の申し込みが要ります。山形の猫の宮はペットの供養祭の場として観光案内に紹介されていますが、日程は公式で確かめられませんでした。

Q. 猫神社に猫のおやつなどをお供えしてもいいですか?

A. 仙巌園の猫神社は、お供え物を断っていると公式のよくある質問に書いています。境内や島で暮らす猫に餌をあげるのも控え、触れてよいと案内された「なで猫」など以外は見守るのが当サイトの考えです。

Q. 豪徳寺は神社ですか?お参りのしかたは違いますか?

A. 豪徳寺はお寺です。鳥居をくぐって二礼二拍手一礼をする神社とは違い、お寺では手を合わせてお参りします。猫を祀る社や猫にゆかりのある神社は、御祭神が猫でも、作法はほかの神社と同じです。

Q. 仙巌園の猫神社だけにお参りできますか?

A. 猫神社は仙巌園の中にあり、仙巌園の入口から歩いて約6分です。参拝には仙巌園の入場券(一般1,600円・御殿と尚古集成館を含む)が要ります。参拝は9:00から17:00で、毎年3月の第1日曜日は鹿児島マラソンのため休園し、猫神社にもお参りできません。

Q. 2月22日の猫の日に、猫神社で何かありますか?

A. 仙巌園の猫神社は、毎年2月22日に愛猫長寿祈願祭を開き、毎月22日限定の参拝記念証も出しています。埼玉の前玉神社は毎月22日前後に猫の印の御朱印を出すと旅行記事が紹介していますが、公式では確かめられませんでした。

まとめと参考にした一次情報

猫神社は1つの神社の名前ではなく、猫を祀る社と猫にゆかりのある神社をまとめた呼び名です。

猫そのものを祀るのは田代島の猫神様・仙巌園の猫神社・猫の宮・長崎尾曲がり猫神社で、金刀比羅神社の狛猫や南部神社の猫又権現は猫にゆかりのある神社です。猫が大切にされた筋には、蚕を守る、漁の守り神、殿様や武将の話の3つがあります。豪徳寺・自性院・檀王法林寺は猫で知られるお寺です。猫のお守りと御朱印帳は、仙巌園の猫神社(ご朱印帳2,200円・レース御守り1,600円)、尾曲がり猫神社(健康長寿お守り500円)、豪徳寺(御朱印帳2,500円)で公式の値段を確かめました。神社で猫に会うことを「呼ばれているサイン」とした神社の公式は見当たらず、動物との出会いの受け止め方は歓迎のサインの記事でまとめています。自分に合う神社の探し方は神社の属性診断も使えます。

この記事は、以下の一次情報と資料で確かめました(いずれも2026年10月27日に確認)。

授与品の値段や頒布の時間は変わることがあります。出かける前に、各社寺の公式のお知らせを確かめてください。

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