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女の厄年は何歳か|令和8年の早見表と、61歳・37歳が社寺で割れる理由

女の厄年は何歳か|令和8年の早見表と、61歳・37歳が社寺で割れる理由

女の厄年(女性の厄年)は、数え年の19歳・33歳・37歳です。61歳を加えるかどうかは社寺によって分かれていて、当サイト(カンナビ)が2026年9月18日に神社庁・神社・寺院の公式ページ24件を開いて数えたところ、女性61歳を厄年として明記していたのが15件、載せていなかったのが6件、「還暦」とだけ書いて厄の語を付けていなかったのが1件、満年齢で数えて還暦の本厄を60歳に置いていたのが1件、年齢表そのものを掲げていないのが1件でした。令和8年(2026年)に本厄となるのは、数え19歳が平成20年生まれ、数え33歳が平成6年生まれ、数え37歳が平成2年生まれ、数え61歳が昭和41年生まれです。

この記事でわかること

  • 令和8年の早見表: 前厄・本厄・後厄の生まれ年・満年齢・干支を1つの表にまとめます。生まれ年の対応は、開いた社寺の全件で一致していました。
  • 生年月日からの判定: 61歳を入れる基準・入れない基準・満年齢で数える基準の3通りで区分を出します。計算はこのページの中だけで行います。
  • 61歳と37歳が割れる理由: 24件の内訳を件数で出します。同じ神社庁のサイトで答えが2通りになっている例も載せます。
  • 国の統計に厄年の山はあるか: 厚生労働省の各歳別の死亡数と人口から、女性の年齢別の死亡率を当サイトが計算して並べます。
目次

女の厄年は数え19・33・37歳。61歳は社寺で分かれる

女性の厄年は数え年の19歳・33歳・37歳です。61歳を入れるかどうかは、社寺によって分かれています。

【公式仕様】神社本庁は「女性の厄年は19歳・33歳・37歳(・61歳)」と書いています(神社本庁「厄祓い(厄除け)」、2026年9月18日取得)。61歳だけが括弧に入っていて、ほかの3つとは扱いが違います。男性の厄年は25歳・42歳・61歳です。同じページには「地域によって多少異なるところもありますが」という断り書きもあります。

前厄・本厄・後厄の3年をまとめて厄年と呼ぶ

本厄の前の年を前厄、後の年を後厄と呼び、この3年をまとめて厄年として扱う社寺があります。

【公式仕様】精選版 日本国語大辞典は前厄を「男24・41歳、女18・32歳など」とし、「地方により異なる」と付記しています(コトバンク「前厄」、2026年9月18日取得)。後厄は男26・43歳、女20・34歳などです。

ただし、3年ひとまとめが全社の共通ではありません。大阪府神社庁の令和8年の表と城南宮は、前厄・後厄を33歳の前後(32・33・34・35歳)だけに置き、19歳と37歳は単年の「厄年」として扱っています(城南宮「厄除」、2026年9月18日取得)。石清水八幡宮のように、本厄の翌々年を「厄明け」として表に加える社もあります。

大厄は33歳。ただし「大厄」と書かない社もある

女性の大厄は33歳、男性は42歳です。ただし、表に大厄の語を置かない社もあります。

【公式仕様】神社本庁は「男性・42歳と女性・33歳を大厄として、特に意識されることが多いようです」と書いています(同上)。大厄を明記している社寺では、女性33歳で一致していました。一方で鶴岡八幡宮と大宮八幡宮の令和8年の厄年表には、そもそも「大厄」の表記がありません(鶴岡八幡宮「令和8年 厄年表」、2026年9月18日取得)。

門戸厄神(松泰山東光寺)は「男性が大厄の年は女性は小厄。女性が大厄の年は男性は小厄となります」と書いています(門戸厄神「厄年早見表」、2026年9月18日取得)。この立場では、女性の42歳が小厄にあたります。

令和8年(2026年)女性の厄年早見表

令和8年の本厄は、19歳が平成20年生まれ、33歳が平成6年生まれ、37歳が平成2年生まれです。

数え年は元日で決まるので、生まれた月日に関係なく生まれ年だけで引けます。満年齢の欄は令和8年に誕生日を迎えたあとの年齢で、誕生日の前はこの欄より1歳若くなります。

表1 令和8年(2026年)女性の厄年早見表
区分数え年生まれ年令和8年に迎える満年齢干支
前厄18歳平成21年(2009年)17歳丑
本厄19歳平成20年(2008年)18歳子
後厄20歳平成19年(2007年)19歳亥
前厄32歳平成7年(1995年)31歳亥
本厄(大厄)33歳平成6年(1994年)32歳戌
後厄34歳平成5年(1993年)33歳酉
前厄36歳平成3年(1991年)35歳未
本厄37歳平成2年(1990年)36歳午
後厄38歳平成元年・昭和64年(1989年)37歳巳
前厄60歳昭和42年(1967年)59歳未
本厄(61歳を置く社のみ)61歳昭和41年(1966年)60歳午
後厄62歳昭和40年(1965年)61歳巳

1989年生まれの方は1月7日までが昭和64年、1月8日からが平成元年で、数え年はどちらも38歳です。

生まれ年は社寺で割れていない

年齢と生まれ年の対応は開いた社寺の全件で一致していて、割れているのは年齢の選び方だけです。

【実測】当サイトが令和8年の厄年表を出している社寺の公式ページを開いて突き合わせたところ、「数え19歳=平成20年生まれ」「数え33歳=平成6年生まれ」「数え37歳=平成2年生まれ」「数え61歳=昭和41年生まれ」の対応は、1件も食い違いませんでした(鹽竈神社、春日神社(大田区)ほか、2026年9月18日取得)。

違いが出るのは、どの年齢を表に載せるか、前厄・後厄を何歳に置くか、数え年で見るか満年齢で見るかの3点で、生まれ年の計算そのものは共通しています。

生年月日から令和8年の厄年を調べる

生年月日を選ぶと、数え年・満年齢と令和8年の区分を、判定の内訳つきで3つの基準で出します。

生年月日と性別を選ぶと、令和8年(2026年)の区分を3つの基準で出します

無料・登録なし。計算はこのページの中だけで行い、入力した生年月日と性別はどこにも送りません。

答えが3つ出るのは、基準が3つあるからです。参拝する社寺が決まっているなら、その社寺が出している令和8年の表に合わせてください。決まっていないなら、多数派の「61歳を入れる基準」で見ておくと、別の表との食い違いの理由が分かります。

祈祷を受ける社寺を探すところからであれば、氏神様の調べ方と産土神社の調べ方が使えます。

入力した生年月日はどこにも送っていない

計算はこのページを開いたブラウザの中だけで行い、生年月日は当サイトにも外部にも送っていません。

登録もメールアドレスの入力も要りません。判定の部品はページの読み込み時にいっしょに届いていて、ボタンを押したときに通信は発生しません。入力した値をURLに付けたり、Cookieやブラウザの保存領域に書いたり、アクセス解析へ送ったりもしていません。ページを閉じれば残りません。

数え年の出し方は2通りあるが、答えは同じ

誕生日前は満年齢に2歳、誕生日のあとは1歳を足します。元日で1つ足す言い方も、同じ数になります。

【公式仕様】神社本庁は「生まれたときがすでに1歳であり、元日で1つ歳をとる計算をします」と説明しています(神社本庁「厄祓い(厄除け)」、2026年9月18日取得)。東京都神社庁は「満年齢に誕生日前には二才、誕生日後には一才を加えた年」と書いています(東京都神社庁「人生儀礼」、2026年9月18日取得)。

言い方は違いますが、同じ数を出します。平成6年(1994年)生まれで確かめます。令和8年の元日の時点で、生まれた1994年を1歳として数えると 2026 − 1994 + 1 で33歳。満年齢から見ると、誕生日前は満31歳なので31 + 2 で33歳、誕生日のあとは満32歳なので32 + 1 で33歳。どちらも33歳です。

数え年の出し方は2通り。どちらも同じ数になる 平成6年(1994年)生まれ・令和8年の場合 元日 誕生日 大晦日 満31歳の期間 満32歳の期間 満年齢 + 2歳 数え33歳 満年齢 + 1歳 数え33歳 元日で1つ足す言い方でも 2026 − 1994 + 1 = 数え33歳
図1 数え年の2つの言い方は、同じ数を出す(平成6年生まれ・令和8年の場合)

「満年齢+1」とだけ書くと誕生日前に1歳ずれる

誕生日前は満年齢に2歳を足すので、「+1」とだけ覚えると本厄を1年取り違えます。

西新井大師の厄除けのページには、同じページの中に「その年の満年齢に1歳を足した歳」という説明と、「生まれた年を1歳とし、以後、元日が来るごとに1歳を加算」という説明の両方が載っています(西新井大師「厄除け」、2026年9月18日取得)。前者の言い方では、誕生日前の人が1歳ずれます。

門戸厄神も「この計算にとまどう方が多く、勘違いされる方もおられます」と書いています(門戸厄神「厄について」、2026年9月18日取得)。迷ったら、生まれ年から引ける早見表(表1)を使うのが確実です。生まれ年で引けば、誕生日の前後を考える必要がありません。

満年齢は法律にあるが、数え年に現行法の定義は無い

満年齢の数え方は法律で定められている一方、数え年を定義した現行の法律は見当たりません。

【公式仕様】年齢計算ニ関スル法律(明治35年法律第50号)は「年齢ハ出生ノ日ヨリ之ヲ起算ス」と定めています(e-Gov法令検索「年齢計算ニ関スル法律」、2026年9月18日取得)。年齢のとなえ方に関する法律(昭和24年法律第96号)は「数え年によつて言い表わす従来のならわしを改めて」満年齢を用いるよう求めるもので、数え年そのものの定義は置いていません(e-Gov法令検索「年齢のとなえ方に関する法律」、2026年9月18日取得)。

数え年は法律ではなく慣習の側にあります。社寺ごとに書き方が違うのは、拠りどころになる条文が無いためでもあります。

61歳と37歳は社寺で割れる(24件を数えた)

女性61歳を厄年とするのが15件、載せないのが6件でした。当サイトが公式ページ24件を開いて数えた結果です。

【実測】2026年9月18日に、令和8年の厄年表か厄年の説明を公式に出している神社庁・神社・寺院24件を開いて、女性61歳の扱いを数えました。全国を網羅した調査ではありませんが、「どちらかが正しい」のではなく「両方ある」ことは、この24件で確かめられます。

表2 女性61歳の扱い(公式ページ24件の内訳・2026年9月18日調べ)
扱い件数社寺・団体
61歳を厄年(本厄)として明記15件東京都神社庁(人生儀礼)/鶴岡八幡宮/大宮八幡宮/春日部八幡神社/間々田八幡宮/石清水八幡宮/住吉大社/太宰府天満宮/城南宮/春日神社(大田区)/産泰神社/佐野厄除大師(61歳の行にだけ「※満年齢」の注記)/成田山新勝寺/西新井大師(男女共通枠)/龍泉寺
61歳を載せていない6件東京都神社庁(Q&A)/愛知県神社庁/寒川神社/八坂神社(京都)/明治神宮/鹽竈神社
「還暦」とだけ書き、厄の語を付けない1件大阪府神社庁
満年齢で数え、還暦の本厄を60歳に置く1件川崎大師
年齢表を掲げていない1件門戸厄神(数え年早見表と判定プログラムで示す)
(参考)括弧付きで挙げる—神社本庁「19歳・33歳・37歳(・61歳)」。上の24件とは別枠

37歳についても同じように割れています。こちらは載せない側が寺院でした。

表3 女性37歳の扱いと呼び方(同24件・2026年9月18日調べ)
扱い件数社寺備考
37歳を厄年として置く22件神社本庁ほか、上の表2に挙げた社寺前厄36歳・後厄38歳を置く社が多数
37歳を置かない2件川崎大師/成田山新勝寺いずれも寺院。女性の本厄は19・33歳と還暦
37歳を「小厄」と呼ぶ1件佐野厄除大師置いたうえで大厄と区別する。61歳の行だけ満年齢
男女で大厄と小厄が入れ替わるとする1件門戸厄神「男性が大厄の年は女性は小厄」

辞典も割れています。百科事典マイペディアは女性の厄年を「19,33,37歳」とし、日本大百科全書は「19歳、33歳、61歳」として37歳を入れていません。デジタル大辞泉と精選版 日本国語大辞典は19歳・33歳だけを挙げています(コトバンク「厄年」、2026年9月18日取得)。

同じ神社庁のサイトの中でも割れている

東京都神社庁は2つのページで、女性61歳を載せる版と載せない版の両方を出しています。

【実測】人生儀礼のページは女性の厄年を「19歳、33歳、37歳、61歳」とし、Q&Aのページは「十九歳、三十三歳、三十七歳」としています(東京都神社庁「人生儀礼」/同「人生儀礼のQ&A」、いずれも2026年9月18日取得)。

61歳が厄年の並びと還暦の年祝いの両方にまたがっているためと考えられます。神社本庁は「本来、厄年は長寿を祝う還暦(61歳)や古稀(70歳)などの年祝いと同じく、晴れの年齢と考えられていました」と書いています。大阪府神社庁が令和8年の表の女性61歳の欄に「還暦」とだけ書いているのも、同じ事情の表れです。

満年齢で数える寺院がある

川崎大師は満年齢で数え、還暦の本厄を60歳に置いています。数え年ではありません。

【公式仕様】川崎大師は「川崎大師では年齢を数えるのに『その年の満年令』を使います」と明記しています(川崎大師「厄年について」、2026年9月18日取得)。女性の本厄は19歳・33歳・60歳で、還暦は前厄59歳・本厄60歳・後厄61歳です。数え年で61歳を本厄とする社とは、1歳ずれます。

表を見比べて数字が合わないときは、数え年の表なのか満年齢の表なのかを先に確かめてください。城南宮のように、数え年を基本としながら「※満年齢でご祈祷される方もいらっしゃいます」と添えている社もあります。

37歳を置かない寺院、「小厄」と呼ぶ寺院

川崎大師と成田山新勝寺は37歳を置かず、佐野厄除大師は37歳を小厄と呼んでいます。

【公式仕様】成田山新勝寺の女性の厄年は19歳・33歳・61歳です(成田山新勝寺「厄除」、2026年9月18日取得)。佐野厄除大師の早見表では、女性37歳が「小厄」として載っています(佐野厄除大師「厄年早見表」、2026年9月18日取得)。

どれを見ればよいか:参拝する社寺の表を見る

迷ったら、行く予定の社寺が出している令和8年の表を、そのまま見るのが確実です。

祈祷を受けるのはその社寺なので、受付で使われるのもその社寺の表です。当サイトはどの基準が正しいかを決める立場を取りません。神社本庁自身が「地域によって多少異なるところもありますが」と断っているとおり、全国で1つに揃ってはいないためです。

参拝そのものの手順は神社参拝の作法と流れにまとめています。

33歳が「大厄」と呼ばれる理由と、一番重いのはどれか

33歳が大厄とされるのは「散々」の語呂合わせによるもので、近世に始まったとされています。

【公式仕様】間々田八幡宮は「男性の42歳は『死に』、女性の33歳は『散々』に通じるという語呂合わせから、大厄といわれています」と書いています(間々田八幡宮「厄除け」、2026年9月18日取得)。

語呂合わせが理由であれば、年齢そのものに意味があるという話にはなりません。厄年の由来について、当サイトが開いた社寺の公式ページ24件のうち、陰陽道をもとにした考え方と書いていたのは産泰神社の1件でした。その産泰神社も、同じページで「厄年の風習がいつから始まったものかは、定かではありません」としています(産泰神社「厄年について」、2026年9月18日・19日取得)。デジタル大辞泉の補説も「起源は陰陽道というが不詳」です。

語呂合わせは近世から。それ以前の資料には無い

33を「さんざん」、42を「死に」と読む語呂合わせは、近世に始まったとされています。

【公式仕様】改訂新版 世界大百科事典は、この語呂合わせについて「近世あたりにはじまったといわれている」と書いています(コトバンク「厄」、2026年9月18日取得)。厄年の語そのものは、はるかに古くから記録があります。精選版 日本国語大辞典は、初出として『小右記』寛仁4年(1020年)11月29日の記述を挙げています。

「厄」の字は、もともと災いだけを表す字ではありません。普及版 字通は「車馬に用いるくびきの形」の象形としています。神社本庁と門戸厄神は厄年の「厄」を神役の「役」と説く立場を紹介しており、門戸厄神は「必ずしも『災難に遭いやすい』ことばかりが強調されてきたわけではありません」と書いています。

「一番重い」を決めている一次資料は無い

どの厄年が重いかを順位付けした資料は、当サイトが開いた公式ページ24件にはありません。

「大厄」として33歳を挙げる社寺は多数ありますが、19歳と37歳のどちらが重いか、前厄・本厄・後厄のどれが重いかを書いた公式ページはありませんでした。順位を示した資料が無い以上、当サイトでも順位は付けません。

女性だけ30代に2回来るのはなぜか

33歳と37歳が近いため、前厄・後厄を入れると32歳から38歳の7年のうち6年が厄年に重なります。

男性の厄年は25歳・42歳・61歳で、間隔が17年と19年あきます。女性の33歳と37歳は4年しか離れていないため、前後1年ずつを含めると、間の35歳1年をはさんで厄年が続きます。

女性の厄年は30代に2組が並ぶ 数え年。前厄・本厄・後厄を帯で示した 18-20 19 32-34 33 36-38 37 35 60-62 61 32〜38歳の7年のうち6年が厄年 点線=置かない社寺がある 男性は25歳・42歳・61歳で、間隔が17年と19年あく 前厄・後厄を19歳と37歳に置かない社寺もある(大阪府神社庁・城南宮)
図2 女性の厄年の並び(数え年・61歳を置く社寺の場合)

中世の厄年に男女の別は無かった

中世の『拾芥抄』は13・25・37・61・85・99歳を挙げ、男女の別が無かったとされています。

【公式仕様】改訂新版 世界大百科事典は「中世の《拾芥抄》には13,25,37,61,85,99歳を厄年としており、男女の別はなかったようである」と書いています(コトバンク「厄」、2026年9月18日取得)。12年ごとに並んでいて、いまの男女別の並びとは形が違います。

『源氏物語』の紫上も37歳の厄年

『源氏物語』の若菜巻に、紫上が37歳の厄年で身を慎む場面が出てきます。

【公式仕様】同じ事典が「《源氏物語》若菜巻では紫上が37歳の厄年になったので身を慎むということがみえ」と書いています(同上)。平安の物語の中で、すでに37歳が女性の厄年として扱われていたことになります。

厄年に統計の山はあるか(国の各歳別の実数)

女性の死亡率は全体として年齢とともに上がり、厄年に当たる年齢に一貫した山はありません。

【実測】厚生労働省の令和6年簡易生命表 付録Ⅷに載っている、令和6年の女性の年間死亡数と、令和6年10月1日現在の日本人女性人口から、当サイトが人口10万人あたりの死亡率を計算しました(厚生労働省「令和6年簡易生命表」、2026年9月18日取得)。率の計算は当サイトによるもので、厚生労働省が公表した率ではありません。

表5 女性の年齢別死亡率(令和6年・人口10万人あたり・当サイト計算)
満年齢死亡数(人)人口(人)死亡率厄年との関係
15歳77514,94215.0—
17歳112520,90821.5数え19歳になりうる
18歳127517,69424.5数え19歳になりうる
19歳144516,50127.9—
20歳141535,68326.3—
31歳177570,49531.0数え33歳になりうる
32歳197579,21634.0数え33歳になりうる
33歳172577,95329.8—
34歳237589,04140.2—
35歳233602,69938.7数え37歳になりうる
36歳303623,54448.6数え37歳になりうる
37歳297642,83946.2—
38歳327654,38950.0—
45歳652776,87483.9—

15歳の15.0から45歳の83.9まで、上下しながら全体として上がります。厄年に当たる年齢だけが飛び出している形にはなっていません。

数え年の1つの年は、2つの満年齢にまたがる

令和8年に数え33歳の人は、誕生日の前が満31歳、誕生日のあとが満32歳にあたります。

数え年と満年齢は1対1で対応しません。そのため、数え年の厄年を満年齢の統計で見るときは、2つの満年齢の両方を見る必要があります。数え19歳は満17歳と満18歳、数え33歳は満31歳と満32歳、数え37歳は満35歳と満36歳です。

逆向きにも混ざります。満32歳の人の中には、数え33歳の人と数え34歳の人の両方がいます。また、表5は令和6年(2024年)の年齢別の数字であって、令和8年に厄年に当たる特定の生まれ年を追いかけたものではありません。「令和8年に本厄の人の死亡率」を示すものではない、ということです。

満33歳は満32歳より低く、満37歳は満36歳より低い

厄年に当たりうる満年齢が、その前後を一貫して上回る形にはなっていません。

【実測】満32歳は34.0で満31歳の31.0より高い一方、満33歳は29.8で満32歳を下回ります。満36歳は48.6で満35歳の38.7より高い一方、満37歳は46.2で満36歳を下回ります。数え19歳にあたる満17歳(21.5)と満18歳(24.5)も、前後の年齢の並びから外れていません。上がる年もあれば下がる年もある、という並び方です。

ここで言えるのは、この指標にこの範囲で山が見つからなかったということまでです。厄年に何も起きないという話ではありません。当サイトはJ-STAGEで「厄年」を含む論文339件を確認しましたが、厄年と死亡率の関係を検証した査読論文も、無いと結論した論文も見つけられませんでした(2026年9月18日調べ)。

自殺も30代は20代より少ない

令和6年の女性の自殺者数は30代が682人で、20代の919人より少なくなっています。

【公式仕様】警察庁の「令和6年中における自殺の状況」の年齢階級別の数字です(警察庁「令和6年中における自殺の状況」、2026年9月18日取得)。

30代に出来事が集まるのは事実(ただし厄年とは別の話)

第1子出生時の母の平均年齢は31.0歳で、出生数が最も多いのは母30〜34歳です。

【公式仕様】令和6年の人口動態統計によると、第1子出生時の母の平均年齢は31.0歳です(厚生労働省「令和6年 人口動態統計月報年計(概数)」、2026年9月18日取得)。年齢階級別の出生数では、母30〜34歳が253,444人で最も多く、35〜39歳が162,659人と続きます。

出産・育児・仕事の変化が重なりやすい時期に厄年が並んでいる、とは言えます。ただし、それは人口の側の数字であって、厄年との因果を示すものではありません。

厄払いはいつ・いくらで受けるか

期限の決まりは無く、通年で受けられます。初穂料は社寺により3,000円以上からです。

【公式仕様】神社本庁は「いつまでに行う必要があるといった決まりがあるわけではありません」と書いています(神社本庁「厄祓い(厄除け)」、2026年9月18日取得)。

表6 厄除け・厄祓いの受付(公式に記載のある社寺・2026年9月18日調べ)
社寺受付時間予約時期についての記載
寒川神社8:00〜17:00・年中無休令和8年の正月は不可(先着順)—
鶴岡八幡宮8:30〜(終了は時期により16:00〜17:30)Web・電話とも受付なし—
明治神宮——通年で受ける人が多い
大宮八幡宮——年間を通して受けられる
八坂神社(京都)9:00〜16:00不要—
住吉大社9:00〜15:50受け付けていない—
城南宮9:00〜16:00・無休不要新年から節分の頃が多い
太宰府天満宮9:00〜16:30(1月1〜3日は24時間)——
間々田八幡宮通年対応—元旦から節分までが良いとされる
川崎大師6:00(10〜3月は6:30)〜15:30頃不可・当日申込—
西新井大師一年中毎日(年末の休止日を除く)不可—
成田山新勝寺8:00〜15:30不要—
門戸厄神受付9:00〜16:00・祈祷10:00〜16:00—年明けから節分頃が良いとされる
表7 祈祷料・初穂料(公式に金額の記載がある社寺・2026年9月18日調べ)
社寺金額
寒川神社中式3,000円以上/大式5,000円以上/当座式10,000円以上/一代式30,000円以上/永代式50,000円以上
太宰府天満宮6,000円/8,000円
城南宮7日6,000円/20日10,000円/1ヶ月12,000円(期間で分かれる)
八坂神社(京都)8,000円〜(15,000円以上は神楽舞が付く)
神田明神10,000円〜
住吉大社10,000円(お預け祈祷5,000円)
川崎大師お護摩5,000円/7,000円/10,000円、大護摩20,000円、特別大護摩30,000円以上
西新井大師5,000円/10,000円/20,000円/30,000円/50,000円
成田山新勝寺7,000円/12,000円
佐野厄除大師5,500円ほか1万円・2万円・3万円(令和7年9月28日に5,000円から改定)
門戸厄神特別祈祷 個人12,000円以上/年祈祷6,000円

【実測】開いた24件のうち、厄除けの初穂料の記載が無かったのは鶴岡八幡宮・大宮八幡宮・鹽竈神社・春日神社(大田区)・明治神宮の5件でした。金額は改定されることもあり、香椎宮は2026年4月1日から個人祈祷を5,000円から7,000円に改めています(香椎宮「御祈祷初穂料変更のご案内」)。表7は2026年9月18日時点の金額です。

元日〜節分を勧める社と、通年と書く社がある

元日から節分までを勧める社と、年間を通して受けられると書く社の両方があります。

【公式仕様】間々田八幡宮は「基本的には元旦から節分までの間に受けるのが良いとされております」としながら、通年で対応しています。城南宮は「厄年を迎えられる方の多くが、新年より節分の頃までにお参りになっています」と書き、「12月のうちに参拝し、翌年の厄除のご祈祷をお申し込みになる方も増えています」とも書いています(城南宮「厄除」、2026年9月18日取得)。

一方、明治神宮は「古くからお正月の松の内、節分など言われておりますが、最近では一年を通してお祓いを受ける方が多い」としています(明治神宮「よくあるご質問」、2026年9月18日取得)。節分を過ぎたから受けられない、という社寺は当サイトが開いた範囲にはありませんでした。参拝日そのものについては参拝を控えたほうがよい日にまとめています。

予約を受け付けない社寺がある

住吉大社・鶴岡八幡宮・川崎大師・西新井大師は、予約を受け付けていません。

【公式仕様】住吉大社は予約を受け付けておらず、当日の受付順です。鶴岡八幡宮もWeb・電話での予約を設けていません。川崎大師は当日申込で、西新井大師も予約不可です。寒川神社は年中受け付けていますが、令和8年の正月については予約を取らず先着順としています(寒川神社「令和8年 正月のご祈祷について」、2026年9月18日取得)。

厄年に結婚や引っ越しを控えたほうがよいのかについては、厄年に「してはいけない」と言われることに根拠はあるかで、自治体史と社寺24件の公式ページを1項目ずつ当たっています。

「厄除け」「厄払い」「厄祓い」の使い分け

神社は「厄祓」「厄除」、寺院は「厄除け」を主に使いますが、使い分けを定義した公式はありません。

【実測】当サイトが開いた範囲では、神社本庁が「厄祓い(厄除け)」、明治神宮が「厄祓(厄除)」、太宰府天満宮が「厄除祈願」、城南宮が「厄除(厄除け)」と書いていました。寺院側は川崎大師・西新井大師・成田山新勝寺が「厄除け」「厄除」で統一し、本文に「厄払い」を使っていません。

表4 資料別に見た女性の厄年の年齢と、使われている語
資料女性の厄年(数え年)主に使っている語
神社本庁19・33・37(・61)厄祓い(厄除け)
東京都神社庁(人生儀礼)19・33・37・61厄祓
東京都神社庁(Q&A)19・33・37厄祓
川崎大師19・33・60(満年齢)厄除け
成田山新勝寺19・33・61厄除
デジタル大辞泉19・33厄年/厄払い
精選版 日本国語大辞典19・33厄年/厄払い
百科事典マイペディア19・33・37厄年
日本大百科全書19・33・61厄年

使い分けを定義した公式ページは見つからない

語の違いを明文で定義した社寺の公式ページは、当サイトが開いた24件のうち0件でした。

「厄除けは災いが来ないようにすること、厄払いは付いた災いを落とすこと」という説明を見かけますが、その定義を書いた社寺の公式ページは見つけられませんでした。あるのは、神社と寺院で使う語が違うという語法の差です。

男女共通の早見表(令和8年・9年)と、数え年の区切りや社寺で違う年齢の比較は、厄年は何歳?男女の早見表と社寺で割れる年齢にまとめています。

よくある質問

結婚や出産、行く年、節分を過ぎた場合、家族への影響、神社と寺の違い、習わしの古さについて、本文で扱いきれなかった6つの質問に答えます。

Q. 厄年に結婚や出産をしてはいけませんか。

A. してはいけないという決まりはありません。産泰神社は「新しい挑戦や大きな決断をしてはいけないという制限はない」と書いています。当サイトが開いた社寺の公式ページ24件に、結婚・出産・転職を控えるよう求めたものはありませんでした。

Q. 前厄・本厄・後厄のうち、行くならどの年ですか。

A. どの年に行くべきかを決めた公式の資料はありません。神社本庁は「いつまでに行う必要があるといった決まりがあるわけではありません」としたうえで、「可能な場合は1年のうちの出来るだけ早い時期が良いでしょう」と書いています。3年とも受ける人も、本厄の年だけ受ける人もいます。

Q. 節分を過ぎたら厄払いは受けられませんか。

A. 受けられます。明治神宮は「最近では一年を通してお祓いを受ける方が多い」とし、大宮八幡宮は「年間を通して受けることが出来ます」と書いています。節分を過ぎたら受け付けないとしている社寺は、当サイトが開いた範囲にはありませんでした。受付時間と予約の要否は社寺ごとに違うので、行く前に公式ページを確かめてください。

Q. 家族が厄年だと、自分にも厄が移りますか。

A. 移らないと書いている寺院があります。門戸厄神は「厄をもらうということはないです」とし、「厄年だからこそ家族が協力し合って乗り越えていくものです」と書いています。家族の厄年を理由に本人以外が祈祷を受ける必要があるとした公式の記載は、見つかりませんでした。

Q. 厄払いは神社とお寺のどちらで受けますか。

A. どちらでも受けられます。神社は「厄祓」「厄除」、寺院は「厄除け」という語を主に使っていますが、どちらで受けるべきかを定めた資料はありません。住んでいる土地の神社で受けたい場合は、氏神様とは何かもあわせてご覧ください。

Q. 厄年はいつからある習わしですか。

A. 厄年という語は1020年の『小右記』の記述にさかのぼると辞典が書いています。「厄払い」の語はもっと新しく、初出は慶長4年(1599年)の『北野社家日記』の「当年のやくはらい目出度候」です。「大厄」はそれより古く、最も古い用例は『医心方』(984年)とされますが、辞典には「『大厄』『小厄』の実態は不明」という注記が付いています。

まとめと参考にした資料

厄年は、自分の生まれ年と、行く予定の社寺が出している今年の表の2つを見れば決まります。

  • 女性の厄年は数え年の19歳・33歳・37歳。令和8年の本厄は平成20年生まれ・平成6年生まれ・平成2年生まれ
  • 61歳を入れるかは社寺で分かれる。24件のうち明記15件・載せない6件・還暦とだけ書く1件・満年齢で60歳に置く1件
  • 37歳を置かない寺院が2件(川崎大師・成田山新勝寺)。辞典でも19・33だけのもの、37を入れるもの、61を入れるものに分かれる
  • 数え年の出し方は2通りあるが、同じ数になる。「満年齢+1」とだけ覚えると誕生日前に1歳ずれる
  • 厚生労働省の各歳別の実数から当サイトが計算した死亡率に、厄年の年齢の山は見当たらない
  • 厄払いに期限の決まりは無く、通年で受けられる社寺がある。初穂料は3,000円以上からで、金額を出していない社もある

参拝先を選ぶところからであれば、自分に合う神社の見つけ方と神社巡りプランナーが使えます。神社の性格を属性で見る神社の属性と属性診断、参拝の記録に残す御朱印の基礎知識もあわせてどうぞ。

参考にした資料(いずれも2026年9月18日取得)

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