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厄年は何歳?男女の早見表(令和8年・9年)と、社寺で割れる年齢・数え年の区切りを公式で比べた

厄年は何歳?男女の早見表(令和8年・9年)と、社寺で割れる年齢・数え年の区切りを公式で比べた

先に結論だけ

厄年は数え年で、男性が25・42・61歳、女性が19・33・37歳で、その前後の年を前厄・後厄と呼びます。大厄に当たるのは、令和8年(2026年)は男性が昭和60年(1985年)生まれ・女性が平成6年(1994年)生まれ、令和9年(2027年)は男性が昭和61年(1986年)生まれ・女性が平成7年(1995年)生まれです。

ただし、女性の61歳や37歳、13歳を厄に入れるかは社寺で違い、数え年を元日で区切るか立春で区切るかも分かれます。「必ず災いが起こる」と書く公式は見当たらず、死亡率の統計にも厄年の山はありません。厄払いに期限は無く、年齢が変わる正月に受けることが多い、と神社本庁は案内しています。

当サイト(カンナビ)は2026年9月26日に「厄年」で検索し、上位10件のうち8件が神社・寺・神社本庁などの公式ページだと確かめました。社寺どうしの年齢の違いを並べたページはありませんでした。

この記事でわかること

  • 早見表: 令和8年と令和9年の厄年を、男女別に生まれ年で引けます。
  • 数え年の区切り: 誕生日の前後で満年齢に足す数と、元日・立春の違いです。
  • 社寺で違う年齢: 女性の61歳・37歳、13歳、大厄の範囲を数で比べました。
  • 過ごし方とお守り: 厄払いの時期と、お守りの返し方を公式の文面で確かめています。
目次

厄年とは|数え年で男25・42・61歳、女19・33・37歳の前後3年

厄年は災厄が起こりやすいとして慎む年齢で、数え年の男性25・42・61歳、女性19・33・37歳を本厄とします。

本厄の前の年を前厄、後の年を後厄と呼ぶので、1回の厄年は3年続きます。年齢は神社本庁の案内に沿っていますが、女性の61歳などは社寺で扱いが割れます(後の節で比べます)。

神社本庁の定義は「災厄が起こりやすい時期」

神社本庁は厄年を、体調不良や災難が起こりやすい時期として忌み慎まれている年齢だと説明しています。

同じページには、厄年は体力や家庭環境、社会での立場が変わる転機の時期でもある、とも書かれています(神社本庁「厄祓い」)。辞書のデジタル大辞泉も、起源は陰陽道というが不詳で、もとは数え年を当てたものの、現在は満年齢を当てることもある、と書いています(コトバンク「厄年」)。

大厄は男性42歳・女性33歳

厄年の中でも特に気を付ける年を大厄と呼び、神社本庁は男性42歳と女性33歳を大厄に挙げています。

神社本庁の文面は「男性・42歳と女性・33歳を大厄として、特に意識されることが多いようです」です。42は「死に」、33は「散々」に通じるという語呂合わせがありますが、この説明が文献に出るのは江戸時代後期です(由来の節で触れます)。

本厄・前厄・後厄の関係

本厄が厄年の中心の年で、その1年前が前厄、1年後が後厄で、3年をひと続きとして扱います。

3年それぞれで何をするかを決めた公式の決まりは見つからず、前厄・後厄の詳しい扱いは社寺の案内によって違います。

令和8年(2026年)の厄年早見表|男女の生まれ年

令和8年の本厄は、男性が平成14年・昭和60年・昭和41年生まれ、女性が平成20年・平成6年・平成2年生まれです。

表は神社本庁の令和8年の厄年表と一致させています。数え年なので、同じ年に生まれた人は誕生日に関係なく同じ行に入ります。

区分前厄本厄後厄
男性・25歳24歳:平成15年(2003年)生25歳:平成14年(2002年)生26歳:平成13年(2001年)生
男性・42歳(大厄)41歳:昭和61年(1986年)生42歳:昭和60年(1985年)生43歳:昭和59年(1984年)生
男性・61歳60歳:昭和42年(1967年)生61歳:昭和41年(1966年)生62歳:昭和40年(1965年)生
女性・19歳18歳:平成21年(2009年)生19歳:平成20年(2008年)生20歳:平成19年(2007年)生
女性・33歳(大厄)32歳:平成7年(1995年)生33歳:平成6年(1994年)生34歳:平成5年(1993年)生
女性・37歳36歳:平成3年(1991年)生37歳:平成2年(1990年)生38歳:平成元年(1989年)生
女性・61歳(置かない社寺もある)60歳:昭和42年(1967年)生61歳:昭和41年(1966年)生62歳:昭和40年(1965年)生

1989年生まれは、1月7日までが昭和64年、1月8日からが平成元年ですが、厄年の行は同じです。数え年N歳の生まれ年は「2027−N年」で出せます。表の出どころは神社本庁「厄祓い」で、女性の61歳は現在のページでは括弧付きで載っています。

生年月日を入れて判定する

生年月日と性別を入れると、令和8年に前厄・本厄・後厄のどれに当たるかをその場で判定できます。

生年月日と性別を選ぶと、令和8年(2026年)の区分を3つの基準で出します

無料・登録なし。計算はこのページの中だけで行い、入力した生年月日と性別はどこにも送りません。

判定は令和8年の数え年で行います。令和9年に当たるかは、次の節の表で確かめてください。男女別の詳しい表と社寺ごとの違いは、女性の厄年の早見表と男性の厄年の早見表にまとめています。

令和9年(2027年)の厄年早見表|来年の準備に

令和9年の本厄は、男性が平成15年・昭和61年・昭和42年生まれ、女性が平成21年・平成7年・平成3年生まれです。

令和9年の厄年表を公式サイトに載せているのは、2026年9月26日に開いた範囲では大宮八幡宮(東京都杉並区)だけでした。下の表は「2028−N年」の計算で作り、大宮八幡宮の表と全行が一致することを確かめています。

区分前厄本厄後厄
男性・25歳24歳:平成16年(2004年)生25歳:平成15年(2003年)生26歳:平成14年(2002年)生
男性・42歳(大厄)41歳:昭和62年(1987年)生42歳:昭和61年(1986年)生43歳:昭和60年(1985年)生
男性・61歳60歳:昭和43年(1968年)生61歳:昭和42年(1967年)生62歳:昭和41年(1966年)生
女性・19歳18歳:平成22年(2010年)生19歳:平成21年(2009年)生20歳:平成20年(2008年)生
女性・33歳(大厄)32歳:平成8年(1996年)生33歳:平成7年(1995年)生34歳:平成6年(1994年)生
女性・37歳36歳:平成4年(1992年)生37歳:平成3年(1991年)生38歳:平成2年(1990年)生
女性・61歳(置かない社寺もある)60歳:昭和43年(1968年)生61歳:昭和42年(1967年)生62歳:昭和41年(1966年)生

出どころは大宮八幡宮「厄除け」の「令和9年の厄年表 (数え年)」です。受けに行く社寺が決まっているなら、その社寺が出す令和9年の表で年齢の置き方を確かめてください。

令和9年に初めて厄年に入る人

令和9年に新しく前厄に入るのは、男性が平成16年・昭和62年・昭和43年生まれ、女性が平成22年・平成8年・平成4年生まれです。

令和8年に後厄だった人(男性の平成13年・昭和59年・昭和40年生まれ、女性の平成19年・平成5年・平成元年・昭和40年生まれ)は、令和9年に厄年が明けます。明けたあとのお礼参りは、よくある質問で扱います。

厄年の数え年の出し方|誕生日前は+2、後は+1

数え年は、その年の誕生日を迎える前なら満年齢に2を足し、迎えた後なら1を足すと出せます。

数え年は、生まれた年を1歳とし、新年を迎えるごとに1歳ずつ足す年齢です(コトバンク「数え年」)。国立天文台の暦Wikiは、新年から誕生日の前日までは満年齢+2、誕生日から年末までは満年齢+1になると説明しています(国立天文台 暦Wiki)。1年の中で答えが変わらないので、厄年表は生まれ年だけで引けます。

数え方年を取る日何がずれるか書いている所
数え年(元日で数える)元日ずれない(生まれ年で決まる)神社本庁・大阪府神社庁・太宰府天満宮ほか
数え年(誕生日で言い換える)―誕生日前は満+2、後は満+1で、答えは元日と同じ寒川神社・東京都神社庁ほか
満年齢に1を足す誕生日誕生日前は1歳若く出る成田山新勝寺
満年齢で数える誕生日数え年より1〜2歳若く出る川崎大師(全部)・佐野厄除大師(61歳だけ)
立春で区切る立春1月1日〜2月3日ごろ生まれは前の年の生まれとして扱う広島護國神社

表の「立春で区切る」は、開いた範囲では広島護國神社1社でした。

早生まれは関係ない

厄年は数え年で決まるので、1月から3月の早生まれかどうかは関係ありません。同じ年の生まれは同じです。

龍泉寺は「早生まれかどうかは関係ありません」と書き、産泰神社も同じ年に生まれた人は1月1日に一斉に年を取るためだと説明しています(龍泉寺「厄年」/産泰神社「厄年」)。学年の区切り(4月)とは関係がありません。

元日で区切る社寺と、立春で区切る神社

年の区切りは元日とする公式が多数ですが、立春から翌年の節分までを1年とする神社もあります。

神社本庁は「元日で1つ歳をとる」、大阪府神社庁は「元旦に年を重ねる」と書いています(大阪府神社庁 Q&A)。一方、広島護國神社の令和8年の厄年一覧は「2月立春から翌年2月節分まで」で区切り、本厄42歳を昭和60年2月4日生まれから昭和61年2月3日生まれとしています(広島護國神社「厄年」)。

立春で区切る考え方には下地があります。旧暦では立春を年の初めとし、その前日の節分を重く見ていました(コトバンク「節分」)。岡寺(奈良県)は、古来は2月3日の節分を年の変わり目としてきたと書いたうえで、祈願は1月1日から12月31日で数えています(岡寺「厄除け」)。元日と立春のどちらで区切るかを定めた法令や公的な資料は見つかりませんでした。数え年そのものも、現在の法律には定義がありません(年齢のとなえ方に関する法律)。

なお、八方除(九星の本命星)の案内では、春日神社(東京都大田区)や間々田八幡宮のように立春で年を区切る社寺があります。これは厄年とは別の基準です。混ぜないように気を付けてください。1月1日から2月3日ごろに生まれた人は、受ける社寺の区切りを先に確かめると迷いません。

満年齢の寺の「60歳」は数え61歳と同じ人

満年齢で数える川崎大師の「男女60歳が本厄」は、数え年で61歳の人と同じ生まれ年の人を指しています。

川崎大師は「その年の満年令」を使い、男女ともに60歳を本厄としています(川崎大師「厄年」)。その年の誕生日を迎えた後の満60歳は、数えでは61歳です。令和8年なら、どちらも昭和41年(1966年)生まれの人です。一方で25歳・42歳などは満年齢のまま数えるので、数え年の表とは生まれ年が1年ずれます。川崎大師で受けるなら、同寺の表で確かめてください。満年齢は明治35年(1902年)の年齢計算ニ関スル法律で決まった数え方です(e-Gov法令検索)。

厄年の年齢が社寺で違うところ|女性61歳・37歳・13歳・大厄

厄年の年齢は社寺で違い、女性の61歳と37歳、13歳の厄、どの年を大厄とするかが分かれます。

当サイトが子記事の取材で開いた社寺24件と、今回開いた神社庁などの公式ページで比べました。

分かれる所置く・そう書く置かない・別の書き方出どころ
女性の61歳女性の欄に置く12件(24件中)置かない6件(24件中)子記事の実測(2026年9月)
女性の37歳神社本庁ほか成田山新勝寺は女性を19・33・61歳とする成田山新勝寺の公式
大厄男性42歳・女性33歳(神社本庁)。42歳を大厄と書くのは24件中12件福岡県神社庁は本厄6つすべてを大厄とする各公式
大厄と小厄―門戸厄神は「男性が大厄の年は女性は小厄」と書く門戸厄神の公式
13歳福島県神社庁・鹽竈神社・西新井大師・佐野厄除大師・龍泉寺・法輪寺ほか神社本庁の厄祓の案内には無い各公式
幼児(数え3〜5歳)西新井大師・佐野厄除大師・龍泉寺・産泰神社(女性4歳)神社本庁の案内には無い各公式
厄明けの年大神神社は前厄・本厄・後厄の次に「お礼参り」の年を置く―大神神社の公式

女性の61歳と37歳

女性の61歳は、24件のうち女性の欄に置くのが12件、置かないのが6件で、37歳を置かない寺もあります。

成田山新勝寺は「女性は数え年で19歳、33歳、61歳」としていて、37歳がありません(成田山新勝寺「厄除け」)。東京都神社庁は、還暦は祝いの年であり厄年でもある、と書いています。女性の61歳を社寺ごとに並べた表は女性の厄年の早見表にあります。

大厄はどの年か

大厄は神社本庁が男性42歳・女性33歳とし、42歳を大厄と書くのは24件中12件で、6つとも大厄とする神社庁もあります。

福岡県神社庁は「男の25才、42才、61才と女の19才、33才、37才は大厄」と書いています(福岡県神社庁「人生儀礼」)。門戸厄神(兵庫県西宮市)は、男女で大厄と小厄が入れ替わると説明しています(門戸厄神「厄年早見表」)。男性42歳の扱いの詳細は男性の厄年の早見表で比べています。

13歳・幼児・お礼参りの年

数え13歳を厄に置く公式は福島県神社庁や鹽竈神社などで、幼児の厄を置く寺社もあります。

福島県神社庁は男女両方の表に13歳(平成26年生まれ)を載せ、鹽竈神社は13歳を「厄年であるとともに心と身体が子供から大人へ成長する重要な年」としています(福島県神社庁/鹽竈神社)。石清水八幡宮は、13歳の十三参りを含む12年ごとの廻り年を挙げています(石清水八幡宮)。大神神社(奈良県)は表の見出しを「前厄 本厄 後厄 お礼参り」とし、厄明けの年まで表にしています(大神神社「厄年」)。

厄年の由来|平安は13歳から12年ごと、男女別は江戸から

平安から中世の文献では13歳から12年ごとを基本とする男女共通の厄で、男女別の年齢は江戸時代の文献から出てきます。

厄年の年齢の移り変わり 970年『口遊』 1177〜81年『色葉字類抄』/中世『拾芥抄』 1712年『和漢三才図会』 1801年ごろ『橘庵漫筆』 現在(神社本庁) 男女共通 13・25・37・49・61・73・85・91 男女共通 13歳から12年ごとが基本(最後は97・99) 「今俗」として男25・42・61/女19・33・37。著者は根拠を知らないと書く 42=死に、33=散々の語呂合わせ。出どころは知らないと書く 男25・42・61/女19・33・37(・61)。大厄は男42・女33 12年ごとの男女共通 → 江戸中期に男女別へ (出典:香西美香2017の翻刻・国立国会図書館デジタルコレクション・神社本庁)

平安から中世の文献の年齢

970年の『口遊』から中世の『拾芥抄』まで、厄の年齢は13歳から12年ごとが基本で、男女の区別はありません。

香西美香の論文(2017年)が翻刻で並べた文献では、『口遊』は13・25・37・49・61・73・85・91歳、『色葉字類抄』(1177〜81年)は13歳から97歳まで、『拾芥抄』は13・25・37・49・61・73・85・99歳の8つを挙げています(香西美香「厄年考」)。12年ごとに並ぶのは73歳ごろまでで、最後の年齢は文献で91・97・99歳と違います。「厄年」という語が文献に出る早い例は、藤原実資の日記『小右記』の寛仁4年(1020年)です。『源氏物語』若菜下には紫の上の37歳を「今年は愼み給へ」とする場面がありますが、本文に「厄」の字はありません(国立国会図書館デジタルコレクション)。

江戸時代の『和漢三才図会』で男女別に

男女で年齢を分ける書き方は、1712年の『和漢三才図会』に「今俗」、つまり当時の世間の習わしとして出てきます。

同書は男25・42・61歳、女19・33・37歳を挙げたうえで、「未だ其拠を知らず」、つまり著者自身もその根拠を知らないと書いています。42を「死に」、33を「散々」と読む語呂合わせは、1801年刊の『橘庵漫筆』に出てきますが、ここでも「何れより出し說か知らず」とされています(国立国会図書館デジタルコレクション『橘庵漫筆』)。

陰陽道説と役年説はどちらも異論がある

厄年の起源は陰陽道とも、神事の役を務める「役年」とも言われますが、どちらにも研究者の異論があります。

陰陽道説について、中島和歌子の論文(2018年)は、個人の厄年は陰陽道の書物に見えず、陰陽師が占って答えた例も見当たらないと指摘しています(中島和歌子の論文)。役年説は、神社本庁が「厄」は神役の「役」だといわれると紹介し、世界大百科事典も厄年の者が地域で新しい役割を与えられる例を挙げています(コトバンク「厄」)。一方で香西の論文は、祭事の役との関連は認められなかったとしています。どちらの説が正しいかは、今の資料では決められません。

厄年に何が起こるのか|公式は「起こりやすい」、統計に山は無い

公式の案内は「起こりやすい」「転換期」までで、死亡率の統計にも厄年の年齢だけが高い山はありません。

公式の言い方

子記事と今回の取材で開いた社寺24件と神社庁などの公式に、「必ず災いが起こる」と断定した文面はありませんでした。

龍泉寺は「厄年だから必ず災いが起こると決まっているわけではありません」と書いています。寒川神社は精神的にも肉体的にも大きな転換期、太宰府天満宮は精神的・身体的・社会的な転換期と説明しています(寒川神社「ご祈祷」/太宰府天満宮「厄除け」)。

神社本庁は、厄年は本来、還暦や古稀と同じ晴れの年齢と考えられていて、災難の面は「現在では…強調され」たものだと書いています。兵庫県神社庁も、災難の多い年とするのは現在の考え方だとしています(兵庫県神社庁 Q&A)。

死亡率と入院の統計

厚生労働省の生命表では、厄年の前後の年齢で死亡率を並べても、厄年の年齢だけが高くなる山はありません。

指標(出どころ)年齢が低い側中央年齢が高い側
男性の死亡率・1,000人あたり(令和6年簡易生命表)満40歳 0.97満41歳 1.07満42歳 1.17
女性の死亡率・1,000人あたり(令和6年簡易生命表)満31歳 0.31満32歳 0.32満33歳 0.34
女性の入院受療率・10万人あたり(令和5年患者調査)25〜29歳 24130〜34歳 32435〜39歳 294
同・妊娠と分娩を除く(当サイトの計算)25〜29歳 13530〜34歳 16535〜39歳 191
男性の入院受療率・10万人あたり(令和5年患者調査)35〜39歳 19240〜44歳 26045〜49歳 335

数え42歳は満40〜41歳、数え33歳は満31〜32歳に当たります。女性の30〜34歳だけ入院が多く見えるのは妊娠・分娩の入院で、それを除くと年齢とともに上がる坂になります。男性の数え25歳と61歳の前後も同じで、満23歳0.49・満24歳0.47、満59歳5.83・満60歳6.39と、厄年の年齢だけが高くなってはいません。出どころは厚生労働省 令和6年簡易生命表と令和5年患者調査です。患者調査は5歳刻みなので、厄年ちょうどの1年は見分けられません。

厄年と健康や死亡の関係を統計で調べた査読論文は、当サイトが2026年9月にJ-STAGEで「厄年」を検索した339件、PubMedで「yakudoshi」を検索した0件の中に見つかりませんでした。表から言えるのは、測った指標に厄年の山が無かったということまでです。

「起こった」と答えた人の調査

民間の調査では、厄年に不幸が起こったと答えた人が32.2%で、気にする人は4割台でした。

ライフネット生命の2016年12月のネット調査(20〜59歳の1,000人)では、厄年を気にする人が46.4%、厄年に不幸が起こったと答えた人が32.2%でした(家電Watch)。無作為に選んだ全国調査では、國學院大學の2003年の世論調査(20歳以上・個別面接・回収1,417人)で、気にするものとして厄年を挙げた人が43.8%と、選択肢の中で最も多くなっています(國學院大學 世論調査報告)。「起こった」は答えた人の受け止めで、厄年でない年と比べた数字ではありません。

厄年の過ごし方|厄払いはいつ・どこで受けるか

厄払いに期限の決まりは無く、神社本庁は年齢が変わる正月に受ける人が多いと案内しています。

神社本庁の文面は「いつまでに行う必要があるといった決まりがあるわけではありません」で、そのうえで「出来るだけ早い時期が良いでしょう」と添えています。参拝の作法は神社の参拝方法で確かめられます。

厄払いに期限は無い(正月から節分が多い)

子記事で調べた24件のうち、元日から節分を挙げるのは6件、通年で受けると書くのは9件でした。

時期の書き方件数(24件中)例
元日(年始)から節分を挙げる6件城南宮・間々田八幡宮・産泰神社・門戸厄神・龍泉寺・明治神宮
通年で受けると書く9件大宮八幡宮(厄年に限らず年間を通して)ほか
節分を過ぎても遅くないと書く3件産泰神社・龍泉寺・城南宮
前の年の12月に受ける幸先参り2件産泰神社・城南宮

門戸厄神は、厄払いは年始から節分に行うものとしたうえで、当寺では年間を通じて受けると書いています(門戸厄神「厄年について」)。大阪の神社80社が答えた田口祐子の調査(『國學院雜誌』116巻11号)でも、時期は「正月から節分」「一・二月」が多くなっています(田口祐子の論文)。風浪宮(福岡県大川市)のように、厄年の前の年に「厄入り」の祓いを受ける例もあります(風浪宮「厄祓い」)。正月の参拝先を探すなら初詣のおすすめ30社寺も参考になります。身内に不幸があった年の参拝は初詣に行ってはいけない日と喪中・忌中で扱っています。

神社の授与所などに貼られる厄年表は、田口祐子の論文によると、1994年から東京都神社庁の神道青年会教化部が作って配ってきた取り組みです。同じ論文では、回答した大阪の神社80社のうち43社が、厄年への関心は高い、または高まっていると答えています。

前厄から後厄までの3年と、厄払い・お守りの流れ 前厄 本厄 後厄 厄明け 元日〜節分に元日〜節分に元日〜節分に 厄払いが多い厄払いが多い厄払いが多い 年末に納める年末に納める年末に納める お礼参り ・厄払いに期限の決まりは無い(神社本庁)。通年で受ける社寺もある ・お守りは1年ごとに替える案内に沿うと、3年で3回 ・3年すべてで厄払いを受けるかを定めた公式の決まりは無い ・厄明けにお礼参りをして、お札やお守りを納める社寺がある (出典:神社本庁・門戸厄神・石清水八幡宮・大神神社の公式ページ)

神社でも寺でもよく、郵送の祈祷もある

厄払いは神社でも寺でも受けられ、辞書の上でも厄除けと厄払いは厳密に分けにくいとされています。

どこで受けるか迷うなら、住んでいる地域の氏神さまが身近です(氏神の調べ方/氏神チェック)。生まれた土地の神さまに参りたいなら、産土神社の調べ方で出生地から探せます。厄除けで知られる社寺は厄除けのご利益で神社を探すで探せます。遠くて行けないときは、寒川神社のようにオンラインで申し込むと約1週間で祈祷のお札を送る仕組みもあります(寒川神社「オンライン祈祷」)。

昔は、厄年の人が2月1日にもう一度正月を祝う「年重ね」や、年の数の銭や豆を道に捨てる「厄落し」の習わしもありました(コトバンク「年重ね」)。

してはいけないことは社寺で書き方が割れる

結婚や引っ越しを控えるよう書く公式もあれば、やってはいけないことは無いと書く公式もあります。

結婚・出産・引っ越しなどを公式ごとに比べた内容は、厄年にやってはいけないことにまとめています。

厄年の人へ贈る品(長いもの・うろこ模様・七色)と、誰がいつ贈るかは、厄年の贈り物の選び方で寺社の公式と県史の原文を確かめています。

厄年のお守り|身に付けて、1年で納めるのが基本

神社本庁の案内では、お守りは常に身に付け、年末に納めて新しく受けるのが基本で、願いが叶うまで持ってもかまいません。

持ち方と、複数持つこと

神社本庁は、お守りは常に身に付けて神さまの加護を受けるもので、複数持っても心配はないと書いています。

神社本庁は、神さまはそれぞれのご神徳で協力して守ってくださるので心配はいらないと説明しています(神社本庁「お守り」)。大阪府神社庁も、複数のお守りを一緒に持っても問題ないとしています。NHK放送文化研究所の2018年の調査(ISSP・無作為抽出・有効1,466人)では、お守りやおふだを「よくもらう」と答えた人が37.1%で、1998年の25.2%から増えています(NHK放送文化研究所の報告)。門戸厄神も、別の寺社のお守りと一緒に持っても喧嘩などはしないと答えています(門戸厄神「よくある質問」)。

返す時期と返し先・郵送

返す時期は1年が目安で、神社のものは受けた神社か近くの神社へ、寺のものは寺へ返すよう案内されています。

書いている所返す時期返し先
神社本庁年末に納め、新しいお守りを受ける(願いが叶うまで持ってもよい)神社でお焚き上げ
大阪府神社庁・東京都神社庁―受けた神社が基本。遠方なら近くの神社へ。寺のものは寺へ
門戸厄神受けてから1年後が目安受けた寺社への返納が一般的。郵送は「古札在中」と赤字で
石清水八幡宮1年ごとに新しくするのが一番丁寧受けた神社
川崎大師・西新井大師1年経ったとき、または願いがかなったとき受けた寺。郵送でも受け付ける

神社本庁は、大晦日から1月15日の小正月までに行われる左義長やどんど焼で、古いお札やお守りを焚き上げる習わしも紹介しています(神社本庁「お神札」)。大阪府神社庁は、神社以外で受けたものはその宗教の施設へ返すよう書いています。

前厄から後厄までの3年間の扱い

3年間のお守りの扱いを決めた公式は無く、1年ごとに替える案内に沿えば3年で3回替えることになります。

前厄で受けたお守りを後厄まで持ち続けてよいかを書いた公式は、今回開いた範囲にありませんでした。神社本庁の「願いが叶うまで身につけても差し支えない」を当てはめれば、3年持ち続けることもできます。

女子の厄年と子どもの厄|19・33・37歳と十三参り

女性の厄年は数え19・33・37歳で、古い形の最初の厄年に当たる13歳には十三参りの習わしがあります。

女性の厄年の要点

女性の本厄は19・33・37歳で大厄は33歳、61歳を加えるかは社寺で割れ、37歳を置かない寺もあります。

令和8年の本厄は平成20年・平成6年・平成2年生まれ、令和9年は平成21年・平成7年・平成3年生まれです。女性の厄年を社寺24件で比べた表は女性の厄年の早見表で扱っています。

十三参りは最初の厄年

十三参りは数え13歳の男女が参る行事で、13歳は古い12年ごとの厄の最初の年に当たります。

デジタル大辞泉は十三参りを、13歳の少年・少女が知恵を授かるため、嵯峨の法輪寺の虚空蔵に参詣することと説明しています(コトバンク「十三参り」)。法輪寺は、数え13歳の男女が13歳の厄難を払い智恵を授かる行事としています(法輪寺)。世界大百科事典は、とくに女子では13歳が最初の厄年になっている地方も多い、と書いています。十三参りは京都の法輪寺が知られますが、石清水八幡宮のように十三参りを受ける神社もあります。

幼児の厄

数え3〜5歳の幼児の厄を置く寺社があり、西新井大師・佐野厄除大師・龍泉寺・産泰神社が挙げています。

龍泉寺は令和8年は男女ともに数え年3歳・4歳・5歳を幼児の厄年としています。産泰神社は女性の厄年の最初に4歳を置いています。一方、女子だけに7歳の厄を置く公式は、社寺24件と神社庁などの公式を開いた範囲に1件もありませんでした。7歳は七五三の帯解きの年として扱われています。

よくある質問

Q. 厄年に厄払いを受けないと、悪いことが起きますか?

A. 起きると決めた公式はありません。龍泉寺は「厄除けを受けなかったからといって、必ず災いが起こるわけではありません」と書いています。受けるかどうかは気持ちの区切りとして決めてかまいません。

Q. 前厄・本厄・後厄の3年とも厄払いを受けるべきですか?

A. 3年とも受けるという決まりは見つかりませんでした。3年を通して受けるなら、年の数え方に注意してください。満年齢で数える川崎大師では、25歳・42歳などの3年に当たる生まれ年が数え年の表と1年ずれるので、受ける社寺の表で3年分の生まれ年を確かめてから予約や参拝の予定を立ててください。

Q. 厄年は家族にうつりますか?

A. うつるという公式の説明はありません。門戸厄神はよくある質問で、厄をもらうということはない、と答えています。厄年は本人の生まれ年と性別で決まります。

Q. 厄除けと厄払いは違いますか?

A. 辞書の上では厳密に分けにくいとされています。日本大百科全書は、厄払いは厄落とし・厄除けなどと似通っていて「厳密に区別することはむずかしい」と書いています(コトバンク「厄払い」)。神社本庁は「厄祓い」、川崎大師は「厄除け」の語を使っています。

Q. 厄年でなくても厄除けのお守りを持ってよいですか?

A. 持ってかまいません。門戸厄神はよくある質問で、厄は災いや悪いことなので、厄年でなくても持ってよいと答えています(門戸厄神「よくある質問」)。

Q. 厄年が明けたら何をしますか?

A. 受けたお札やお守りを納め、お礼参りをする習わしがあります。門戸厄神は、厄明けにお札・お守り・火箸などを古札納所へ納めて御礼参りをすると書き、大神神社は後厄の次の年を「お礼参り」の年として表に載せています。

まとめと参考にした資料

厄年は数え年の男性25・42・61歳、女性19・33・37歳で、年齢の置き方と年の区切りは社寺で違います。

令和8年の大厄は男性が昭和60年、女性が平成6年生まれ、令和9年は男性が昭和61年、女性が平成7年生まれです。女性の61歳・37歳、13歳の厄、大厄の範囲、元日か立春かの区切りは、受ける社寺の表で確かめてください。「必ず災いが起こる」と書く公式は無く、統計にも厄年の山はありませんでした。厄払いに期限は無く、お守りは1年を目安に受けた社寺へ納めます。男女の詳しい表は女性の厄年と男性の厄年、厄除けの神社はご利益から神社を探すから選べます。

名前の出た社寺のうち、石清水八幡宮・太宰府天満宮・明治神宮は神社のページもあります。参拝の予定を立てるなら参拝プランが使えます。

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